のべられました! お江戸deハナシをノベル(☆☆☆☆)

土曜日の話のつづき。烏羽さんと合流して向かったのは、なんと落語会。
それもただの落語じゃありません。人気SF作家ミステリ作家がよってたかって書き下ろした新作落語を、噺家さんがストロングに披露すると言う会、「ハナシをノベル」であります。
変な落語ばかり揃えました。いよいよ明日!『お江戸でハナシをノベル!!』8月2日(土)14時開演(13時半開場)深川江戸資料館。月亭文都『あるいはマンボウでいっぱいの海』(田中啓文作)『まち娘』(飯野文彦作) 『虫女房』(牧野修作) http://t.co/X1OHTYo1FE
— ハナシをノベル (@hanashionovel) 2014, 8月 1
関西で誕生し、大阪では二ヶ月に一回のペースで定期的に行われているこの新作落語会。東京でも年に一回開催されており、今回ですでに五回目。
いつもは日本橋での開催ですが、今年は初めて清澄白河での開催とのことでありました。浴衣姿で受付のフォローをしているのが、今回上演する作品を描いたひとりの田中啓文(であると烏羽さんに後で教えて貰ってびっくり)だったり、お茶目な手作り感もある、不思議なイベントです。…………すごい人がひょいっと雑用しているこの雰囲気、しいて言えばロボの競技会に近いような……。
ひょいひょい名前を聞く人達の作品(今日はありませんでしたが山田正紀原作まであるらしい)の作った新作落語、ということで。普段、落語を聞きに行く事がない身ではありますが。新作も古典落語も、引っ張り込まれて、あれこんなに時間過ぎてるんですか、と、がっつり楽しませて頂きました。
古典落語一本を加えて、新作は3本。マンボウを使った金儲けが、とんとん拍子にとんでもないことになっていく「あるいはマンボウでいっぱいの海」。会わせたい人がいる、と知人に誘われた男が辿る不思議な物語「まち娘」。そしてタイトルを見て中身は察するべし「虫女房」の三題。
小説とは違う落語ゆえの物語の収束の仕方、そしてそれを踏まえた上でカタストロフに転がしていく話のひどさ(褒めてます)、それらに迫力と納得力を吹き込む月亭文都師匠のものすごい語りの力、と、うわなんだこれ面白い、と、子供並にはしゃいだ次第であります。
間にはさまったフリートークが、なんかもう参加者の豪華さに反比例したフリーダムトークっぷりで、これもひどくて実に良かった。自己紹介で時間ぜんぶ使っちゃう適当さ。
陳腐な表現ではありますが、あっと言う間に始まって、あっと言う間に終わった三時間近くでありました。
落語そのものが面白いのに、わけても新作のひどい話の熱演でありますから、これは面白さに面白さを掛け合わせたわけで。いやこちら、また来年やるんでしたら是非。話にありつきたいものであります。
一寸したことですが。会場で客席から、休憩時間の残りが見えるようになっていて、あれ気が利いてていいなあ、と思いました。
おまけ。

資料館で売っていた手ぬぐいがトラディショナルで可愛い。ヨキ・コト・キクだ。
デザインを募集した新作てぬぐいも、期間限定で展示されていて、これがまた顎をひねる作品ばかりでした。スカイツリーの図案化(あの表面の構造を手ぬぐいの柄にしている)とか、これお土産にしたら人気出るって、みたいなのがいっぱい。人気投票とか、やってたのかも知れませんねひょっとしたら。見逃してしまいましたが。
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