« 輪歩両用靴。(☆☆☆) | トップページ | ぼくの考えたキン肉マン:マッスルエンパイア編(☆) »

2014.08.27

溶けて流れる、そういえば。(☆)

 好きじゃない、ってくらいじゃないですけど、特に会話の上で、自分ではあんまり使わないように気をつけている言葉、と言うのは、ちょっとくらいはありまして。そのうちの筆頭が「そういえば」だったりします。

 これは特に年齢層を限った話でもない気がするんですが、会話の中で「そういえば」って言う単語を使う時って、わりと「話の流れを自分の話したいほうに持っていく」場合に使われる事が多いと思うんですよね。
 いま気になってちょっと調べて見たら、weblioにはこういうふうに書いてありました。

リンク: そう言えばとは - 日本語表現辞典 Weblio辞書.

 なるほどずばりと書いてある。僕はこの後半の方が、なんかどうにもダメな口なのです。
 話には流れがあって、どっかの方向に流れていこうとする勢いがある。それまでの話の流れを引き継いで、なおかつ、自分の方に話を徐々に、あるいはクイックターンで引き寄せていく。
 「そういえば」と言う単語を使う時には、「それまでの話の流れ」と、「これから自分が話したいと思っている話の流れ」を、どう巧みにスイッチするか。よく考えると関連のないはずの話を、どういう風にリンケージさせるか。そんなふうな頓知と言うか工夫が、あったほうがいい…… とはいいませんが、欲しくなるわけです。
 会話はキャッチボール、なんていうのは、昔々、たぶん野球ができたころからある言い回しじゃないかと思うのですが。自分が話したいことを、話したいときに話したいだけ話す、と言うのは、コミュニケーションとしてはかなり初手からしくじっていると思うのです。
 自分が話すことを、本気で聞いて欲しい、と思って、ある種の緊張感を持って話す時には、相手の聞く準備の整い具合や、話題へのスタンスがどんなものか、と言うことを、あるいは無意識にせよ、ある程度は誰でも注意しているもんじゃないかと思います。
 自分が話したいから話す、と言うのは、相手が聞いているかどうか、聞く気があるかどうかお構いなしに話す、と言う事で、それは相手にとっても、話題そのものにとっても失礼じゃないかな、と思うのです。
 そこから翻って、「そういえば」で話を断ち切ろうとする勢いには、「ううん、言ってない」とニコニコしながら返したくなったりもするわけです。

 こういうとき、知人の言い回しで好きなのは、「いや聞いてくださいよ」とか「聞いてくれスゴいんだよ」とかみたいな、「俺の話を聞け」ってストレートに押し出してくるタイプですね。それはいいから俺の話を聞け、と言う願望を、きちんと解る形で提案してくれる、と言うのは、そのほうが解り良いし、「そこまで言うなら聞いてみたい」と言う気にもなろうというものですからね。

 ここまで言って、じゃあ自分の場合、「そういえば」の代わりに、なんて言って言い換えてるのかな…… と思ったのですが。よく考えるまでもなく、なんかこう。「ぜんぜん関係のない話なんですけど」って言っている気が、すごくしてきました。……どうなんだこれは。実際にそうなんだけど一体。

 ……まあ、あれだ。それまでの話の流れに乗る気がありませんよ、って言う、考えてみるとかなり痛い宣言なわけですけども。コレがアレした場合、「ああこの人は俺の話を聞いてほしいんだな」みたいな感じで、軽く流して頂けると有難い次第です。はい。

|

« 輪歩両用靴。(☆☆☆) | トップページ | ぼくの考えたキン肉マン:マッスルエンパイア編(☆) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11580/60219918

この記事へのトラックバック一覧です: 溶けて流れる、そういえば。(☆):

« 輪歩両用靴。(☆☆☆) | トップページ | ぼくの考えたキン肉マン:マッスルエンパイア編(☆) »