時の鐘の街へ。(☆)
無理しなくていいんですよ、って言ってあげたいと、わりと前から思ってました。
ちなみに、アナウンスで本当に言います。「この電車は、時の鐘と蔵のまち・本川越行きです」って。サブタイトルと言うかリングネームと言うか、二つ名のある駅名ってなかなかないのでは。
この土日はなんだかこう、朝早く自転車で出掛ける→途中でめげる→氷だひゃっはー、と言う流れだった気がするのですが。
すでに定義した通り、日曜日の方も、自転車でひたすら北へと走っておりました。
本川越駅は、西武線の終点のひとつ。西武新宿線は新宿を出発して、拝島方面(青梅とかの方に行く)と、川越方面に分岐する(ごくごくたまに西武遊園地に行っちゃったりする)のですが。そのうち川越方面の終着点が、この本川越駅。言わば西武線の大テクノロジアです。
さて自転車を手に入れてから、徐々に徐々に踏破距離を伸ばしている自分でありますが…… それとはまた別に、「近距離の再発見」が自転車の恩恵なんだなあ、と思っている自分でもあるのですが…… 北のほうは、まだ全然行ったことのない方面。
南は多摩サイクリングロードの拡張性に触れ、東はさしあたり、自転車に乗ることを選んだ理由のひとつ、高円寺まで自転車で行く、を到達しました。続いて拡大すべきは西か北、と言うことで。「本川越に行ってみたい!」と言う理由で、北へと進路を取った自分です。
北、といったものの、自分の自転車移動の基本は飛び石作戦。駅から駅へと線路伝いに移動して、目的地へ辿り着くのが眼目。電車で移動しているとき、車窓からなんとなく眺めていた風景を、己のものにするのが目的であります。
そういう意味では電車に乗って本川越に行くのは親戚のところに行く時くらいで、あんまり窓の外見て楽しんだりもしていないわけですが、まあそれはおいておいて。踏破済みの所沢、航空公園を経て、綺麗なくの字を描くコースを経て、最短距離を避けて、西武線沿いに北上。狭山市の駅に到達したところで角度を変えて、本川越を目指す…… ところが、ルートを若干間違えて、入間川を渡ってしまうことに。
入間川のサイクリングコースも走りやすそうだったんですが、どう考えても目的地である川越からはそれていきます。これは致し方無い、と、橋をもう一度渡りなおして、川越へのコースに復帰。びくびくしながら車道を走り、ようやくのことで川越へ。写真を撮った後、もうひとふんばりして本川越駅へ。ヴィドフランスで氷を囓って、休憩した次第でありました。
熱暑はじりじりと続きますが、天候のいいうちに引き揚げなくてはなりません。行きは線路沿いでしたが、帰りは埼玉県道6号をひたすら直線。
笑っちゃうくらいの炎天下の中、ああなんか僕ありえないくらい水飲んでるな、とか思いつつ(※立ち止まると暑すぎて汗が噴き出るけど、走っていると風が当たって涼しいので耐えられる。つまり立ち止まると暑くて死ぬ)と言う環境下で、ひたすら南下。まだ曲がるところじゃないか、もう曲がるところだろう、と、ひたすら心が折れたムーブを繰り出しつつ、ようやく見覚えのある新所沢駅に。
ここからまだ相当距離が実際あるわけなんですけども、気合を取り返して、なんとかかんとか、踏み越えて帰ってきた次第でありました。
南、東にくわえて、北も当初の目標を達成した感のある、一ヶ月目の自転車ライフ。
未踏の西を目指すべきか、坂を越えれば都会が待つさらなる東を目指すべきか。まだまだ惑いも楽しみの多い、そんな昨今です。
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