【ロボットイベントレポート】ROBO-ONE甲信越大会【予選】
さて午後一のパーリングタイムに続いて、15時からはROBO-ONE甲信越大会、その予選会が行われます。
予選はフリースタイル、何をしてもOKの自己PRタイム。ひとり5分の持ち時間を使い、小道具や小芝居などを自由に使って審査員にアピール。独自の審査の内容としては『甲府らしさ』が審査のポイントに影響します。ご当地らしさをどうアピールするか、皆さんが頭を悩ませどころです。
予選競技はエントリー順と逆に、エントリーが新しい順に予選競技を行う形になります。予選競技に姿を見せなかったキャバリエに注目が集まります。
出場チームはつごうで8チーム。そろそろ競技開始です。
さていよいよお時間。予選、スタートです。
No.1 キャバリエ
まず一番手は、えまのんさんのキャバリエ。中央にキャバリエが鎮座。ステージの端にはサッカーボール的なものが見えております。「この中で二足歩行ロボットを見たことある人、手をあげてくださーい」と観客席に声をかけつつ、動作デモを開始。
まずは前進後退に、旋回歩行と、基本の「歩く」を見せた後、胴体を大きく捻り、ほとんど変形させての旋回パンチから、倒れた状態からの起き上がりと、攻撃デモをひととおり見せて、デモンストレーション終了となりました。サッカーボール使いませんでしたね……。
No.2 オベリスク
続いて登場のオベリスク、日本の三脚に網を渡して、下に葡萄をぶらさげて、葡萄棚の完成。「この山梨でいま旬の果物と言えば!」「桃ー」。誰かボケましたね今。ともあれ会場より葡萄と言うアンサーを得て。オベリスクは葡萄狩りを行います。
このデモは観客参加型。「皆さんでオベリスクを動かしてみましょう。前-!」 と言う声に、オベリスクが前に、後ろ、の声に、オベリスクが後ろに進みます。会場の声にあわせて、オベリスクが動く。葡萄の真下まで誘導したら、「取って!」の声で、オベリスクが腕を上げる、と言う感じで、ルール説明が終了。
さあ、開始、会場から飛ぶ声でオベリスクが誘導されて、見事に葡萄の真下に。「取って」の声で綺麗に葡萄を取り、収穫はぶじ終了。会場に記念のぶどう飴が配られて、これでデモンストレーション終了となりました。インタラクティブであります。
NO.3 ガーゴイルキッド
三番手はガーゴイルキッド。ステージ上にはサイコロが転がっております。
その場ジャンプの素早い旋回と横移動、前に転んでの自動起き上がりと、ひととおりの基本を連続で繰り出して披露。リング脇ぎりぎりから後ろ復帰した後、腕のハサミをアピール。サイコロを掴みにいくデモです。
掴み損ねて一回後転してしまいますが、位置を調整して取りに行く、掴み損ねた、ちょっと調子が良くないか。サイコロを掴み、投げ出したサイコロはステージの外へ。出目は六。
二回目に放り投げたサイコロは、今度はステージに残って、こちらも出目は六。というわけでガーゴイルキッドのデモでありました。
No.4 シンプルファイター
続いてはシンプルファイターの出番なのですが、なぜか一緒にロボビーが登場。ロボット二機でデモンストレーションを行います。ぜのさんの解説でダンスと。
曲が始まり…… あっと、ちょっとずれてしまったようです。気をとりなおしてリスタート。
最初の曲は「女々しくて」。全身を使った激しいダンス、ぜのさんが自分で一緒に踊っております。
「ありがとうございました!」とまとめたあと、すかさず二曲目。「続いては……」と、ぜのさんの息が切れております。続いては「いーあるふぁんくらぶ」。さすがにぜのさんは踊りません、これは一体でバック転まで含めて激しいダンス。
そしてそして、最後にもう一曲。「マルマルモリモリ」が始まります。知ってる人は一緒に踊って下さいねー! と言うコールの後、再び二体でダンスが開始。全然体格が違うロボットが二機、同期して踊っているって言うのは独特の面白さがありますね……。最初から最後まで踊り続けるハイパフォーマンスで、予選完遂となりました。
No.5クロムキッド
続いての登場はクロムキッド。小道具はいきなりの富士山です。富士山と一緒にリニアが出てきた…… と思ったら、なんとリニアが自走しはじめた。なにかと思ったら、くままさんが操縦してるんですね。そのリニアとクロムキッドが競争する、と言うお話に。
さすがにというかなんというか、普通にリニアが早い。途中で富士山に突っ込んでいるうちにリニアがゴールに。くぱぱさんが息を切らせつつ、次は鬼ごっこと言う事に。リニアが逃げ回るのを、追いかけるクロムキッド、転倒しつつもリニアを捕まえる、と言うか、追い込んで捕まえるクロムキッド。
そして今度は…… ええと、おしぼり? 「タクシーに乗ったらおしぼりを貰ったんですよ」。僕も貰いました。と言うことで、おしぼりを腕に掴んだクロムキッドが、あっと、脱力してしまった。
気を取り直して、おしぼりをグリップ。掴んだ状態で、持ち上げて、手を離して渡して、ということで、デモンストレーション終了。客席に投げるのかなとはらはらしましたが、そういうことではありませんでした。予選競技終了です。
No.6 ガルー
富士山は続投みたいです。と言うわけで、引き続いてガルーが予選に登場であります。ガルーがゆっくりと起動して、準備終了。さあ、リング中央まで走って行って、マイクが入ってデモンスとレーション開始です。
ここで小道具として、ぶどう棚がリング絵に登場。くぱぱさんが保持している竿にぶらさがっている三連の葡萄の房を、ガルーが掴んで取ろうと挑むチャレンジです。
腕で掴んで、ぐうっと引き込んで落とします。恰好で言えば釣りの感じ、くぱぱさんが大変そうです。「若干枝が」「枝が」とくままさん。「枝さん頑張って」とくぱぱさんに声援が飛ぶ。
最後は高いところに、と言うところで、よいしょと踏み台に乗ったガルー。腕を伸ばして葡萄を掴み、収穫終わり。「ぶどうがこうなりまーす」と、最後にワインをステージに置いて、デモンストレーション終了となりました。
ここでちょっとインターバル。機体の準備と言うか、呼びだしがちょっと時間がかかっております。
No.7 で・か~る
続いての登場はでかーる。なにかと思ったらコントローラを控え室に忘れてきたそうです。さて中央にでかーるを持ってきます。
「このロボットはすべてお店で売っている部品でできています」と道楽、さん。あまり工作ができなくてもこういうのが出来ますよ、と言うお話から。いきなりぐにゃりと胴体が折れ曲がり、続いて逆方向に折れ曲がる、体を前後に畳み込む折れ曲がり行動を何度が繰り返した後、折れ曲がったまま爆走しはじめるでかーる。
異常な恰好で走り回るでかーるに、会場から「気持ち悪いですね」と言うコメントともに笑いが飛ぶ。おっとお、と言いつつ転倒しますが、起き上がり絡みの動作は、もうなにがどうなってるのかよくわからない恰好です。
前方に、よさこいアームを伸ばしての攻撃、さらに後方にも攻撃を繰り出します。説明の最中で「あれ?」と言いつつ足首の様子を見ていて、ちょっと不安になりますが、折れ曲がった態勢から、大きく足を上方に伸ばすキックを繰り出す。右脚を繰り出し、左脚を繰り出し、と、次々と大きなキックを、転倒しつつ繰り出します。
ジャンプのデモ、と言うところえ、「あ、間違えた」とくにゃりと変形するでかーる。「これは片付ける時は、こうするとコンパクトになります」と言いつつ、今度はすっくと直立したでかーる。
あんまり見たことのない姿勢から、大きく屈んで、びよんと飛ぶ。「確か3cmでしたっけ」「3cmです」「10cmくらい飛ぶんじゃないかと思ったんじゃないかと」「いやー、大変なんですよ」と言いつつ。最後はお片付けモードに変形。
「これ最後にやろうかと思っていて、もうやってしまったんですが」と言いつつ。これでデモンストレーション終了となりました。
「これ本人が面白いのはどうしたらいいんだろう」と、審査員を悩ませる道楽、さんでありました。
No.8 ニュートリノ
最後の登場はニュートリノ、のはずなのですが、なぜかリングの上にはよだれかけをつけた流血ベイビーが。と思っていたら、流血ベイビーに加えて、ロッソとリバース、ニュートリノが二体登場。流血ベイビーは「ほうとう」と書いた紙皿を抱えています。つまりこれはほうとうです。
さてデモ開始。ニュートリノロッソが甲州ワインを手に持って、乾杯の挨拶。甲州ワインを手に持って挨拶を、ちょっとふらついていたニュートリノ。酔っぱらいモーションを繰り出した後、流血ベイビーが登場。赤ちゃん頑張れ、の声とともに、腕を地面について頑張るモーションから直立。いやそれ苦しんでるモーションなんじゃ。片足立ちから片足キックを繰り出す流血ベイビー、サッカーボールを足下に置いてシュート、綺麗に進んでボールは下へ。
酔っぱらいニュートリノとベイビーが対峙。「赤ちゃんを連れ去ろうとしているようです」「どうしてそう犯罪的なんですか」 しばし対峙から「赤ちゃんはほんとは空を飛べるんです」 腕を広げてばたばたとする流血ベイビー、その広げた腕を掴んで持ち上げるニュートリノ。
そこに、さっきからごろんと横になっていたニュートリノリバースが颯爽登場。ベイビーを離したニュートリノが、酔っぱらってふらふらしている間に、リバースが腕を繰り出して突進。近付きざまに胸板をパンチ。二発でロッソの胸板を突いて倒し、これでロッソを対峙して流血ベイビーがぶじ救出されました…… と言うていで。
ニュートリノの競技、これで終了となりました。
さてこれにて、全8チームのデモンストレーションが終了!
このあとは17時30分に、審査結果の発表となります。
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