【ロボットイベントレポート】第9回ROBO-ONE Light観戦記【準々決勝~準決勝~三位決定戦~決勝】
さあ、30分ほど休憩のあと。午前中で50数試合を消化したROBO-ONE Lightも、いよいよ残りは8試合。
レフェリー小林さんも、再びリングに登場。ベスト8が勝敗を競う準々決勝です。
準々決勝第1試合
No.8 パンプキン(YaMaTo歌劇団) vs No.36 シンプルファイターlight(zeno)
さあ、パンプキンとシンプルファイター、準々決勝は個性派対決からのスタートです。開始、両者、深めの間隔から、リング中央に徐々に攻めていく。シンプルファイターがファーストタッチを決めた、横突き一発目を決めてダウンを奪う、1-0。
再開、シンプルファイターが立ったところから、パンプキンが詰める。打ち込んだが、これはスリップに。大きくリングを使うパンプキン、背後を取っていきますが、倒しきれない。シンプルファイターが反撃で転がるが、スリップ。パンプキンの足下からなにやらネジが転がる、
左右に機体を振りつつ、振り上げの攻撃、これはそして綺麗に決まった。足下から見事に持ち上げられたパンプキンが空中一回転、ぐるりと倒れて落ちこれで2ダウン。
パンプキンを下し、シンプルファイターの勝利となりました。
準々決勝第2試合
No.32 渦潮(波崎高校電気部) vs No.20 八咫烏(神戸市立科学技術高校)
続いては高校生チームの対決、渦潮と八咫烏の対決です。
横向きに構えた八咫烏、ほとんど飛ぶような早さでリング中央まで飛んでいく。渦潮は拳を固めて機体を小刻みに動かす、睨み合いの構え、両者ともに遠い間合いで機会を伺う、先に仕掛けたのは八咫烏、仕掛けて引いた。渦潮を捕らえる距離、一気に入る、渦潮凌ぐ。しかし反撃できない、八咫烏が一撃し離脱しが大きく下がる。
八咫烏が突進し、渦潮が躱す、と言う攻め口に、投げだ、渦潮が投げを打ったところに八咫烏の一撃、しかしこれはスリップになる。まだ0-0のままだ。遠い距離を保つ両者、打ち込む、外れた。八咫烏が押す、連打、睨み合いから踏み込んだ八咫烏、今度は決まった、渦潮を崩し、1-0。
残り10秒、ここで時間切れ。1-0で試合終了。
ワンチャンスをものにして渦潮を下し、八咫烏の勝利となりました。
準々決勝第3試合
No.41 ヒスイ(東京電機大学ヒューマノイド研究部) vs No.23 黄金(神戸市立科学技術高校)
続いては、改めて見ると、なんだか緑のパンダっぽい無表情なマスクなわけで。高速戦法で勝ち上がってきたヒスイと、巨大な爪を抱えた黄金の対決です。
さあ、遠い距離から、大きく体を振ってぐるりと回り込もうとするヒスイ、早い早い、ものすごい早さで渦を描き中央へ、一気に黄金へと詰めていく、ヒスイはスリップ。
ヒスイが回り込む、黄金が掴みにかかるが、位置がややずれていた、屈み込んで居る間に突っ込もうとするヒスイ、黄金も隙を掴ませない。左右に機体を振りつつ、ヒスイが止まらない、動き続ける、睨み合いになっている。くるりと回って、黄金がスリップ。
遠い距離に変わった、駆け寄るヒスイ、しかし外れた。背後へと回る、回り込んだヒスい、踏み込んだ、黄金が向きを変えて、足を掴んだ、これは入った! ぐるりと向きを変えた黄金が背後にいたヒスイを掴み、ダウンを奪う、1-0。
このまあ黄金が復帰、しかし時間ぎりぎりで飛び込んだヒスイが、飛びついてダウンを奪い返す、時間ぎりぎりで1-1に!
同点からの1分延長戦に、開始と同時に一気に突っ込んだヒスイ、これはスリップになった。
回り込むヒスイ、うまい、このまま突っ込む、スリップだ、突きの打点がずれた、残り30秒、回り込んだ、攻撃で屈み込んだ黄金の姿勢が沈み切ったところに、素早く回り込んで背後からの一撃。
これでサドンデス、ヒスイの勝利となりました。
準々決勝第4試合
No.40 優磨ロボ(チームドラゴン) vs No.21 GM05 Centauro(大同大学ロボット研究部 モリっち)
さあ、これも隙を見せられない面白いカード。優磨ロボとチェンタウロの対決です。後頭部のゴザルの文字を観客席に向けてアピールも充分、チェンタウロがリングに登場。
開始から、リング注意へと陣取ったチェンタウロ、そのまま中央で待ち構え様子を伺う。近付いた優磨ロボ、一瞬の間隙、歩行中を狙って一気に弾き倒す、1-0。
再開、あっと、ちょっとバランスを崩したチェンタウロ。再びリング中央に陣取って、一気に踏み込んで優磨ロボを捕まえる。足首から持ち上げて飛ばすように転がし、これで2ダウン。
2-0、速攻で攻め立てたチェンタウロの勝利となりました。
つづきまして、ここからは準決勝戦です。
準決勝第1試合
No.36 シンプルファイターlight(zeno) vs No.20 八咫烏(神戸市立科学技術高校)
さあ、関西勢同士の対決と言っていいでしょう、神戸チームの八咫烏と、シンプルファイターはぎりぎりまでの調整を行って試合開始です。なんだかへんな音したらしいですが、大丈夫でしょうか。
開始、いきなりの攻め込みで中央まで持っていく八咫烏、待ち構えたシンプルファイターが引き気味に構えますが、これはスリップ。
復帰、やや浅めの甘えから、徐々に接近する、互いに距離を詰めていく、これは! 一瞬の出来事でした、シンプルファイターに腕先を捕らえられ、打撃を貰った八咫烏、横っ飛びに一回転して飛ぶ! 1-0、八咫烏ダウン。
間合いを睨む両者、互いに先に打たせようとする構え、やや早かったシンプルファイタ-、やや打撃が浅い、八咫烏、反撃を繰り出してはすぐに離れる、やや遠い構えに戻る。
残り1分、仕掛けると見せては引くシンプルファイター、踏み込んだ。先に動いた八咫烏、踏み込んだところに後を取られて八咫烏が再び宙を飛ぶ。
シンプルファイターの追撃が決まり、2-0。シンプルファイターが決勝へと進みました!
準決勝第2試合
No.41 ヒスイ(東京電機大学ヒューマノイド研究部) vs No.21 GM05 Centauro(大同大学ロボット研究部 モリっち)
さあ、ここまで来ると、スタイルは違えどもどの機体も凄まじいスピードです。ヒスイとチェンタウロの勝負。
大きく回り込みに掛かるヒスイ、近付いたが攻撃距離まで来たところに先読みの横突きがあった、綺麗に決まっていきなりチェンタウロがダウンを奪う、1-0。
しかし離れての攻防から、駆け寄ったヒスイが密着からの一撃。パンチの交錯にチェンタウロが崩れ、一瞬遅れてダウンする、1-1に変わる。
さてリング中央で構えたチェンタウロに対し、ヒスイがリング脇を絶えず動き回る。チェンタウロの打ち上げ、一回は躱すが、二度目の踏み込み、膝のあたりに綺麗に決めた。ヒスイが綺麗に飛ぶ。
これで2ダウン、。チェンタウロがヒスイを宙へと飛ばし、これで2ダウン。2-1、チェンタウロの勝利となりました。
これで決勝戦は、シンプルファイターLightとチェンタウロの勝負となります。
続いては三位決定戦です。
三位決定戦
No.20 八咫烏(神戸市立科学技術高校) vs No.41 ヒスイ(東京電機大学ヒューマノイド研究部)
ハイキックを繰り出すヒスイに、実況席でキックでの決着の機体が集まる中、試合開始です。
開始、両者スリップしてしまう、大きく回り込むヒスイ、待ち構える構えの八咫烏、ヒスイが大きくぐるりと回り、八咫烏がその場旋回を図り、接近、しゃがみ込んで防御姿勢を取るヒスイ。突っ込む、横突き、突き、打撃の打ち合い、凌いだ。軸がずれた、半回転しての両腕パンチから、大きく距離を開いて再びヒスイが攻めかかる、しかし突っ込んだところを狙われた、体で突撃を止めた恰好からの八咫烏の反撃、1-0。
八咫烏早い、突撃、腕を繰り出す、しかしうまく倒しきれなかった、スリップ。突き、ヒスイの突き、八咫烏宇の攻撃の隙に打撃を重ねようとするが、スリップになる。ヒスイがリングに大きく渦を描き、八咫烏が離れて、キックだ! 実況席からのキックの期待の声に、ヒスイがハイキックを放った! その好きに八咫烏が突っ込み気味に一撃、これが決着!
ヒスイを下し、八咫烏が三位を獲得しました!
決勝戦
No.36 シンプルファイターlight(zeno) vs No.21 GM05 Centauro(大同大学ロボット研究部 モリっち)
さあ、どちらが勝っても面白いこの勝負。シンプルファイターとチェンタウロの対決です。
開始から、まずチェンタウロが中央に、お互い遠い距離から、一気に間合いを詰めての一撃を狙う構え。腕が絡まない構えから、、両者中央に突っ込んだ、軸ちょっとずれた恰好での交錯、これはうまい、シンプルファイタの打撃を弾き返すチェンタウロ、交錯からの攻防、崩れたシンプル宇ファイター、しかしスリップになった、これは上手い、チェンタウロと腕先での交錯、ぶつかりあいから飛んでシンプルファイターがダウンを奪う、1-0に。
時間は残り30秒ほど、お互い距離を調整しつつの睨み合いから、チェンタウロが仕掛けに行った。下がったシンプルファイターが一瞬凌ぐが、もう一撃、追撃に沈む、1-1。
さあ、再開、足下への攻撃、シンプルファイター凌いだが、チェンタウロさらに踏み込んで追撃! 狙い澄ました腕が足首に入って姿勢を崩し、これで2ダウン!
高速度の読み合いを制して、チェンタウロが決勝戦、勝利を収めました! これにて大会決着、優勝はチェンタウロとなります!
これで全試合終了! ROBO-ONE Light優勝はチェンタウロ。準優勝はシンプルファイターlight。そして三位は八咫烏です。
このあとはROBO-ONE予選競技となり、そのあと表彰式となります。
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