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2015.01.12

狭山湖一周行け新装備。(☆)

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 西武ドームを遠く望んで鳥も飛び交う多摩湖。
 てなわけで、新装備を手に入れて実に解りやすく気をよくしまして。いざ出動だと自転車漕いできた次第です。
 今日の行く先は、前々から気になっていた狭山湖一周コース。

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 お隣同士の多摩湖と狭山湖。多摩湖の正式名が村山貯水池、狭山湖のほうは山口貯水池。かなり間違えて適当に覚えてました。ふだんよく行くのは多摩湖で、一周してきたのは狭山湖のほう。
 多摩湖周回のコースは全体通して車道が整備されているんですが、狭山湖畔を廻るコースは砂利道。舗装もされていない山道突破のルートです。まあがくがくしながら、坂道を登ったり降りたりぬかるんだりです。
 すれ違うのも、山歩きの人のほかは、マウンテンバイクとかモトクロスの人達ばっかり(一回だけロードの人とすれちがってかなりびっくり)。
 あまりに道が道なので、これ間違ってるんじゃないかと思って公園の管理事務所まで降りて聞いてみたら、道はそれで合っているとのこと。大丈夫なんだろうか、と心細くなりながらも、砂利道をがくがくしつづけることに。

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 その管理事務所の風景。
 狭山湖北岸周辺は、さいたま緑の森博物館として、自然公園のような位置付けになっています。狭山丘陵の雑木林そのものが博物館の展示物になっているんですな。最初看板を見た時「……博物館!?」って言う気分には正直なりましたが。
 それにしても、この狭山湖も、そして隣の多摩湖も、言うまでもなく人造湖です。東京の人口増加、それに伴う水需要の増加を賄うため、山林に堤防を築き、森と人里を湖底に沈めて生まれた湖。
 自然改造の、もっとも際立った例と言ってもいいでしょう。
 狭山湖の堤防の上に立ち、上手の湖面と、低地となった下手の住宅街を交互に見るとき。「あちら側」と「こちら側」を分けたものはなんだったのか、と言う気分にもなるのです。
 しかし、この人造湖の存在、そして狭山湖と多摩湖の水質を維持するために、湖の周辺の雑木林は保護されることになり。周辺の雑木林のように、開発により伐採されることもなく。いまもなお、鬱蒼たる雑木林の姿を留めています。
 別の開発により、結果的に保護された雑木林。しかしこの雑木林もまた。武蔵野の人間が歴史の中で、森林資源を有効活用するために作り出した、人工の林なのです。

 たとえば遙かな未来、「ビル」を自然のものと考え、ビルを保護しようとする自然保護運動家が現れるかも知れない。それを笑うに足る確たる根拠を得られるかどうか。
 そんなことを考えながら、斜面を走っておりました。足腰がつらいので余計なことに逃避したいのです。

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 六道山と言う趣き深すぎる山のまわりをぐるりと巡り、六地蔵様の前を通過。後から調べたら「近くの村に通じる六本の道の交差点だから」六道山なのだそうです。そのままだった!
 狭山湖畔を半周して、ここからは主に下り。広大な六道山公園を右手に見ながらどんどん行きます。かたくりの湯とか歴史民俗資料館とか気になるものもありますが、これはまた次回のお楽しみに。

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 で、半周しました! 狭山湖堤防!
 歩行者の人が多いので、スピードを出すのは憚られますが。ここもものすごく気持ちのいい直線ルート。眺望は最高です。

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 そんなわけで、ぐるりと半周。
 帰りは前から気になっていた武蔵野うどんのお店、こげらでお昼。おいしゅうございました! しかし黒カレーうどんは限定だったのですな。次はカレーでいってみよう……

 そんなわけで、新装備テストの狭山湖一周てなお話でありました。
 肝心の新装備、上着とアンダーシャツはもうばっちり。この寒いの2枚だけとか大変心配でしたが、動き出すまではきついものの、走っていれば全く冷えはありませんでした。アームウォーマーもたぶん地味に効いた。
 クッション入りのパンツも初めて試してみましたが、あれだけ砂利道でがくがくしたのに尻が痛くならなかったので、かなり効果があったと言う事なのでしょう。クロップドパンツは最初なんかちょっと座りが悪かったのですが、すぐに慣れました。
 アームウォーマー、実はレッグウォーマーのつもりで買ってきて間違えたっぽいので。下はヒートテックのタイツでごまかしましたが、今度行くまでにはきちんとしたレッグウォーマー買っとかないと、たぶん腿が冷えて死ねますな。

 そんなこんなで。いろいろといい調子でした日曜のことでありました。

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