向かうは上流と青空、多摩サイ上半分遡行。(☆☆)
半分というか、1/3くらいですかね-。曇り空の是政橋。
ちょっと天気はあいにくでしたが、土曜日は多摩サイクリングロードを、上流方面に行ってきました。走行距離は60kmくらい。
それと言うのも、先週青梅に行った際。帰りは多摩サイクリングロードを下ろうと思っていたんですが。そもそも多摩サイクリングロードの起点がどこか解っていなかったのと、いろいろ読み違えがあって、まあそこまで辿り着けず、時間切れになって帰ってきたからなのでした。
そのため出直しでチャレンジ。行った事のある是政橋から上流を目指す、つまり先週思っていたコースを逆に辿ることで、結果として先週今週でコースをつなごうと言う腹です。
日差しが悪く寒い中、えっちらおっちらと是政橋へ。まあ多摩川まで出るのが遠いんですが、これはしかたがないところ。
橋のたもとで持参の朝食にありついた後。やっぱり下流方面に行こうかどうしようかと若干悩んだ後で、初志貫徹と上流方面に舵を切ります。
あとから考えれば、これは正解でした。
と言うのは、走り出して割とすぐのところで、しゃがみこんでいる人影とそれについている人影を発見。最初は子供がしゃがみこんで両親が見てるのかな、と思っていたのですが、近付いてみるとどうも様子がおかしい。散歩中と思しき老夫婦の奥さんがしゃがみ込んで、というか倒れ込んでしまっていて、通りすがりのランナーの人が助けている風情でした。
なんだかちょっと大変そうだったので、別のランナーの方も交えて三人で、奥さんを助け上げて、ともかくも座れるところまで連れていく事に。動かないと僕らでも凍えるくらい、かなり寒い中で、奥さんも歩くどころか杖もつけないような状態です。とにかく座って貰ってご主人からお話を伺っていると、お世話になっているホームが近くにどうやらあるらしいことが判明。
スマホで検索したら、場所が近くで電話番号も解ったので、電話をして訳を話し、職員の方に来て貰うことに。googleさんすごい! 実際役に立つ! というわけで、しばし待っているうちに、車椅子まで持って職員の方が到達。改めて地図を見てみるとほんと近くでした。
てなわけで、職員さんに事情を話し、車椅子に乗せられた奥さんと、付添のご主人と別れて、ランナーの方二人と多摩サイに戻ることに。今まで協力していた人達が、特に名前を聞くでもなく、分かれて三方にダッシュしていく(うち一人はマウント騎乗←自分)、ああなんかクエストクリアしたみたいだな今、と言うか、FF的にはFATEだな、とか思っておりました。
FATEクリアのファンファーレを脳内で響かせつつ、寒くなっちゃったので上流へ力走します。
多摩大橋を渡る。このあたりからだんだん天気は綺麗に。
進路に雲が切れて青空が広がり、進むモチベーション的には素晴らしいんですが、なにせ向かい風はきついです。吹き下ろす風に寒い辛いと文句を言いつつ、時折河原に降りつつ前進。
不意に出て来る炎上案件。
そうこうしているうちに、立川、昭島を経て、羽村へと到着しました。サイクリングロードはほんと早い。
そして、ふと気がつくと、と言う感じで、そこに辿り着きました。
羽村取水堰。
多摩川から玉川上水へと水を引き入れる取り入れ口、つまり取水堰です。
かつては遠く四谷、新宿御苑のあたりまで水をもたらした玉川上水の、ここが出発点。今でも玉川上水の水は、狭山湖、多摩湖へと流れ込み、都内の水を賄うルートを辿っています。
川沿いを選んで走ってるんだから当たり前ですが、ここのところ自転車で走っているルートは武蔵野の水の通り道を辿ってるわけで、興味深い話であります。
上水を開拓した玉川兄弟の像。
地元の小学校の郷土史の時間で必ず名前の出てきた玉川兄弟。武蔵野のローカルヒーローであります。
そんなわけで、帰り道は拝島まで戻ってきて。横田飛行場の南側を回り込んで、玉川上水沿いに帰ってきた次第。
予定外の、かなりの予定外のこともありましたが、まずは上流側は押さえた、と、そういうお話でありました。
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