禁じられたひげそり。(☆)
ゴールデンウィークが開けてからこちら、ようやく仕事が落ち着いてきまして。忙しさにかまえて中断していたいろんなことを、前のペースに戻そうとしている最中です。ブログの更新なんかもまさにそれですよね。
でまあ、ジム通いもようやくこのところ再開したわけなのです。
なまった体というかなまった腹というか、そういったものをなんとかしたいのが主題なのですが。
まあやるからには、修行になってしまうよりは楽しみを見つけたいところ。そして早速ジムそのものとはちょっとずれますけども。運動した後風呂を浴びて、いいかげん柔らかくなったヒゲを剃る、と言うのがですね。どうにも説明しづらいのですが、これがまあ、なかなかの快楽なのです。
かなり以前は、ジムにひげ剃りセットを持ち込んだりもしていたのですが。残念なことに、この楽しみは当面お預けとなってしまいました。ながらいま通っているジムで、つい最近、シャワールームへのひげ剃りの持ち込みが禁止となったのです。
理由は、つまるところ危険だから。無論ひげを剃ると言う行為そのものが危険なのではなく、使った後のカミソリが問題で。これを放置して帰る人が一定数おり、しかもその忘れ物のカミソリを、うっかり踏んだりして怪我をする人が後を絶たない(さすがに実数は解りませんが)ということで。
かなり前から、カミソリの置き忘れや置き去りに注意が促されてはいたのですが。たぶんまた、どなたか怪我をされたのでしょう。とうとう全面禁止、持ち込み禁止になってしまいました。
これではさすがにどうにもなりません。運動したあとヒゲを剃る、と言う楽しみは、しばらくお預けです。まあパウダールームではOKではあるのですが。
とはいえ、禁止になったと言っても、カミソリを持ち込んでいる人はいまだにいます。今日ジムに行った時は見ませんでしたが、たぶんたまたまでしょう。いくらマナーとして訴えたとしても、マナーは罰則を伴わないからこそマナーなのであり、そして罰則を伴わない以上、守らない人は必ず一定数出てくるものです。
誤解がないように言っておくと、別にその人達が「どこに行ってもマナーを守らない人種」と言いたいわけではありません。他の場所ではマナーを遵守し、ひょっとしたら他人のマナーの悪さを指摘し嘆いている人が、別の場所では「マナーを守らない人」になってしまうことは、十二分にありえるし、だからこそ気をつけなくてはいけない、と思うのです。これは誰かの、抽象的な「あのあいつら」の問題ではなく、自分自身もどこかでそうなんだろうな。と。
ただ単に知らなかったとか、あるいはマナーの存在は知っているが、それを守る必要性を切実に感じていない、たぶん一番ありがちなのは、「誰も守っていないから」と言う理由で、マナーを守らない、と言うことでしょうか。
確か千代田区だったと思いますが、「マナーからルールへ、そしてマナーへ」と言う標語を。これをこの問題で、反射的に思い出しました。
たぶんルールにしたかったわけじゃないと思うんですよ。できればマナーに戻したい。それがいつになるのかを決めるのは、私達ではなくあなたなんですよ。「あなたたち」でも、「あのあいつら」でもなく、あなたなんですよと。
カミソリの件は、まだマナーに留まっています。このマナーが、ルールになることなく生きたマナーに戻ってくれるのか。そしてまた、僕はシャワールームでヒゲが剃れるのか。そんなことを考えながら汗を流した、週の中日でありました。
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