【ロボットイベントレポート】第9回ニソコン観戦記【アスリート】
週末のお出かけの人の姿も目立つりんかい線。お台場はフジテレビへの方面とは、やや離れてやってきたのは科学未来館。本日6月6日はここで第9回ニソコンが開催されます。
ニソコンの協議は前半が名物の障害物競走アスリート競技、後半がトーナメントバトルと言う構成。すでにステージ上にアスリートのコースが出来上がっております。
逆S字型のコースの途上に、これも名物、進行するロボットを押し戻す三枚羽の回転ブレードが二箇所に。そして途中のコース上に煉瓦っぽいサイズの、たぶんスチロールの障害物が壁となって、コースの中間地点とゴール寸前、二箇所に構築されています。
ブレードをくぐり抜け、壁を押して崩してゴールを目指す、と言う恰好みたいですね。なんだかちょっとあんまり選手の人を見かけないような気がするのがちょっと気になりますが…… みんなDARPAの中継見てるんでしょうか。
現在11時。競技開始の時間をちょっと過ぎてますけど、まだなんか始まりそうにないですね……。
あ、アナウンスが入りました。11時5分、いよいよ開始です。登場機体は14体とのこと。大丈夫いっぱいいた。
まずはアスリート、制限時間3分以内に、障害物を乗り越えてゴールを目指す競技となります。転倒しコースアウトした場合は、ペナルティなくその場で再開となりますが、復帰までの間もタイムは消費しつづけると言うオンタイム仕様。
さあ、一番手のクロムキッドがコースに上がり、回転ブレードが回り始めました。いよいよ第9回ニソコンの開始です。
No.1 クロムキッド
さて開始、やや狭いスタート直後の、Sの字の横向きのコースを通り越し、回転ブレードに。しゃがんだクロムキッド、そのままブレードの下をにじるように通過していく、中央でちょっとタイミングを図った後、一気に通過。
続いては再び横幅が狭いコース。向きを変える最中で転倒してしまう、あっと、起き上がりの最中に腕が引っかかって滑り、なんだか大きく戻ってしまった。どうも真ん中のコースに入るところで苦労しているようです。中央に並んだ四枚の板をすべて倒し、コースアウトしつつも中間点突破。あー、起き上がりで腕を遣うときに大きく転倒してしまうようですね。
二つ目の回転ブレードに突入、オーバーラン気味に薙ぎ倒されてしまう。しゃがんで前進、途中で向きを変えつつ、コースアウトぎりぎりのところをしゃがんだままで、いま通過。
最後のコーナーに入った。崩した、一気に壁を崩しつつ、一気に突破、ゴール。カウントダウン開始からのラストスパート、2分55秒でした。
No.2 ガルー
続いては二番手、ガルーの登場。横向きに構えてのスタートです。
開始、横歩きで慎重めに、一気に突破、倒れつつコースを突破。コースを引っ掻きつつ復帰、あ、やはり起き上がりでコースアウトしてしまった。
回転ブレードへ突入、しゃがんだままで進んでいく、高さがほんのちょっと高い、しゃがんだ頭上の、アンテナの付け根あたりだけが丁度ブレードに引っかかってしまう、止まっては歩いて、を繰り返して、ブレードを突破。
ちょっとどうしたか、転倒が多い。コース中央あたりが床が不安定のようです。頭が下になってしまう恰好で転倒、さすがにこれは起き上がりが厳しいか、神の手で復帰。
中央の壁ゾーンを難なく崩して、二本目の回転ブレードに、これは引っ張られた、押されていった、しゃがんだ頭のアンテナが引っかかって、ブレードに押されて。ブレードの電源ケーブルを引きずりつつ、そのままするーっと突破した!
会場から爆笑が飛ぶ中、そのまま一気に2分18秒でゴール!
No.3 で・か~る
続いての登場はでかーる。屈んだ状態でスタートですが、でかーる、最初の一歩でまず跳ねて転倒。そのままダッシュしていく、ややコースアウトした。脱線しつつも、背後に折れ曲がったままででかーる、回転ブレードへ、躊躇いも見せずに一気に突破! 回転ブレードを一気に乗り越え中央の壁ゾーンにかかりますが、突っ走りすぎて壁を一枚残してしまった、逆に折れ曲がって壁を崩した後、戻りますが床から足が出てしまっていた。
さあ、二つ目の回転ブレードに、突っ込んでいく、途中で転倒してしまうが、折れ曲がった姿勢のまま復帰した! 突破の最中、ブレードの圏内で起き上がろうとしてしまうが、引っかかる寸前で再び曲がった、そのままゴールまで一気に走り抜ける。1分32秒、脅威のタイムでした!
No.4 イレイザー
続いては東京電機大チームのイレイザー、小型機の登場です。横歩きで最初のコースを越え、回転ブレード、しゃがんでブレードを回避にかかるが、ひょいっと沈んで回避にかかる、起き上がったところで弾かれてしまった。横歩きのスピードが速い、そのまま潜り抜けてブレードを突破。
中央の壁、これはなんでしょう、腕を小さく振りながら、ひょいひょいと進んで壁を押し崩す。そのまま回転ブレード二つ目へ。押さえるコースへと動いていく、あー、コーナーに逃れたところから突っ込みに行くが、弾き飛ばされてしまう。足裏が滑っているので、すり足で進んでいるものの、踏ん張りが利いていない様子。
再開、ブレードをしゃがんで躱しつつ、押される恰好でそのまま突破、横歩きで進みに入りますが、滑ってしまう。残り時間が乏しい、……あ、時間切れですがゴールまで行けるようです。横に逸れた、壁を崩した、あー、直進できていない、すり足というか小刻みにスリップし続ける恰好で、ゴール。時間は3分オーバー、3分44でした。
No.5 ヴェルフェン
続いてはヴェルフェンの登場、最初のコースを越え、これはいいサイズ感、回転ブレードが頭の上を綺麗に通り過ぎてしまう。
そのまま真っ直ぐクリアして、途中の板、これ若干浮いているので歩きにくいみたいなんですが、ここも突破。
加速しつつ二つ目の回転ブレードも綺麗に通り越し、最後の障害物も丁寧に倒していく。最後の橋も崩して、まったく危なげのない美しい走行、これでゴール。1分21秒でした。
No.6 スプラウト
東京電機大の軽量クラスが続きます。横歩きで一回転倒しつつ、あれどうしたんでしょう、その場でぐるぐると旋回しつつ、ややちょっとずつ回転しつつ進んでいく。
さあ回転ブレード、しゃがんで躱すが、ブレードに巻き込まれて倒れてしまう。背丈的には、立ちあがると巻き込まれる、頭が引っかかる程度の高さ。しゃがめば回避できますが、起き上がったところで綺麗に巻き込まれて吹っ飛んでしまう。あー、立ちあがったところで襲われてしまう。立ちあがる、コースアウト。復帰、押される恰好、ブレードを利用して一気に突破し、そのまま勢いを利用して中央に。倒れつつの前進。横に倒れた、あー、壁の前で手こずっている。壁にぶつかった、三つまでは崩したが、まだひとつ残っている。あれをなんとかしなければいけないが、ブレードの方に行ってしまった。
あー、回転ブレード二つ目にとりかかり、ケーブルに絡まって転んだところで…… あー、ここでこっそりと注意が。倒し残したブロックを倒さなければ、突破と見なされません。残り一個、さあどうする。ブレードの下で復帰しますが、ブロックを倒して下さいと重ねて注意が。コースを神の手で戻しつつ、ブロックに挑んでいく。ブレードを一回突破してから改めて改めて戻る、と言う珍しい状況に。
すでに時間は6分を超えています。横歩きで転倒しつつ、さあブレードに再び挑む、引っかかっている、しゃがみつつ、しゃがんで回避しつつ、さあようやく通り過ぎた、最後の壁、1枚倒した時点でコースアウト、さらに復帰して2本を倒し、最後に復帰後にもう一本。6分18秒のトライでした。
No.7 ヒスイ
さあlightのスピードスター、ヒスイの登場。まずは回転台まで一気に突進、回転ブレードも、弧を描く動き、回転ブレードにスピードを会わせて一気に突破、壁を崩して押しつつ二つ目に、回転ブレードを角から攻略し、一気に難なく突破していった、ブレードを追い越すほどの早さ、最後の壁に、ちょっとコースアウトしてしまったが、壁2本を崩して、あとゴールだけのところで落ちてしまった、1分34でした!
No.8 雪風
続いての登場は、こちらも足がある雪風。横歩きでブレードのもとへ。
さあブレードですが、ブレードの端に押されて前後に倒されてしまういやな位置にいましたが、復帰した、ブレードに立ち上がりを狙われる構え、延々と倒されつつも少しずつ前進していき、さあようやく突破。
壁に突いて崩し、一気にくぐり抜けた。二つ目のブレードに取りかかる、こちらのブレード、見かけより力が強い。歩く最中の跳ねている瞬間に貰うと押し戻されてしまう。頭を押されつつ、反対側の押されるコースに回り、頭に圧力を貰いつつも突破。壁を崩しつつ突破し、最後はすうっと中段突きで、ゴールの旗を綺麗に倒して終了! 1分59秒でした。
No.9 カオナシ
続いての登場は、唯一の東京理科大勢となるKHR-3、カオナシの登場。
しかし、どうした、まずとりあえず立ち上がれない、腕を上げた恰好でなぜかそのまま…… あー、腕がぶらぶらしている。破損しているんでしょうか、立ち上がれない、と言うより力が保持できない。バッテリーがないんじゃ、と言う声が飛ぶ。腕をぶらぶらさせつつ、起き上がれない、ブレードを超えて、なんとかにじり歩いている恰好ですが、あー、横歩きでコースアウトしてまう。
壁に挑んだ、壁を腕で、そして崩して、さあ二つ目のブレードに。あー、転倒したところを起き上がらせますが、腕が上がったままだ、ブレードに引っかかって崩される、起き上がるたびに、まあその、押されて進んでいる恰好。
胸に書いてある顔が笑顔なのが、なんだかなおさら哀れを誘います。最後のコースに、くたっと崩れてしまう。倒れ込みざまのドロップキックのような恰好で壁を崩し、そのままゴール。4分05秒でした。
No.10 ゴーライオー
ひさびさに大型機、ゴーライオー登場。最初のコースを、腕を激しく振りつつ、一気にコーナーを超えて、これは早い、ブレードが追いつけないほどのスピードで一気に回転台をうまく回った、綺麗に回りきったところでちょっと苦戦しています、狭いコースでコースアウトしつつ、壁を崩して続いて二本目のブレードへ。
うーん、その場で旋回している間に転倒してしまう、後ろ歩きの構えに変えた、一気に後ろ歩きで潜り抜けたが、回転ブレードのケーブルが引っかかってしまっていた、そこで引き戻されてしあい、ブレード圏内で転倒、これは、絡まったブレードのケーブルを解いて復帰になりますが、復帰の場所が悪かった、ブレード圏内の中途半端な場所で復帰してしまう、転倒を繰り返した後、ブレードの手前まで戻して再開。ブレードの勢いを利用して、転倒しつつ突破。ブレードのやや圏外まで行って復帰できた。
このまま壁に挑みんでいく、転落を繰り返しつつも、ゴール。これで3分09秒でした。
No.11 ゼムネス
続いての登場は、超小型のゼムネス。最初のコースを危なげなく越えて、ブレード直下、小さい、立ったままでブレードが頭上を抜けて行く、横歩きでコースに入り、ブロックを薙ぎ倒した、二つ目のブレード、薙ぎ倒されてしまった、こっちのほうが微妙に高さが低い。
しかしゼムネス、対策は充分だ。かがみこんだ、小さくコンパクトになった姿勢のまま、そのまままっすぐ通り過ぎていった。あー、ブレードの先が、赤いほうがちょっと垂れ下がってるんですね。それで全体としては位置が低い恰好になっていると。押されて転倒しつつも突破、最後は壁を崩して、ネリチャギで旗を狙うが、ちょっと横にそれた、しかし好タイム。1分54秒でした。
No.12 サイコロ一号
さあここで登場、ニソコンの申し子、異端児サイコロ一号の登場です。向きの確認をしつつ、開始。超がつくほどの小刻みな横歩きで一気にブレードのもとに。しかしもう背丈が低すぎて、まったくブレードと干渉するところがありません。ブレードが一応回転していましたが、まるで違う世界の出来事のようにサイコロ一号、突破。
壁に突進、あー、小さなパンチで押して行く、サイコロの、なんていうか肩のかざりが壁に引っかかったりしていましたが、ともかく全部崩した。コースから若干落下してしまうが、自力で復帰。
もちろん二つ目のブレードも、ものともしないと言うかかすりもしません。そのまま綺麗に超えて、普通の機体では問題にならない苦戦ポイント、壁に入ります。パンチで三つまで倒し、残りひとつを可愛い横パンチで、最後の旗にパンチ、逆に打ってしまうが、うまくいった。2分35秒でした。
No.13 Gargoyle KID
再び登場のパワースタイル、ガーゴイルキッドの登場。立ちあがって横歩きで一気にブレードへ、ブレードに突っ込んでいき、角度を途中でうまく変えて、押される恰好でそのまま一気に突破! やや床が浮いているところを、転倒しつつ超えていった、壁はものともせずそのまま二つ目に、回転ブレード二つ目、押される方向に回り込み、押しの勢いで自分を弾き飛ばさせつつ、そのまま一気に突破、壁を崩してゴールラインに、タイムはどうだ。1分11秒。ここで暫定一位のタイムが出ました!
No.14 モノリス
さあ、最後の選手は、芝浦工大チームのモノリス。これは最後の最後で、いままでで一番大きな機体が出てきました。のしのしと横歩きでコースを越え、回転ブレードに入る、力勝負だ、ブレードに押されつつ前進するが、あー、抜けきれなかった、起き上がりがブレードに巻き込まれ、引っかかって戻されてしまう、神の手で復帰するが、まだちょっと引っかかってしまう。腕が腿に引っかかってしまっていたが、これも解いた。壁を崩して、あー、ここでちょっと倒れてしまう。
二つ目のブレードに、押されるほうに回り込んだ、うまい、棒を抱え込むような恰好で押されていったが、降りられるか、降りられなかった、押されて向こうまで行ってしまった。
再開、今度は降りられた。そのまま一気に抜けた、壁まで突破! これでクリア!
タイムは1分55秒でした。
これでアスリートは14機終了! 一位はガーゴイルキッド、二位はヴェルフェン。そして三位はなんとので・か~るでした。
続いては、13時より午後の部。トーナメントバトルとなります。
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