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2015.06.13

大口真神と絶景の山。(☆☆)

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 絶景かな絶景かな。
 てなわけで、もう先週のことになりますが。「山行きません山」「い…… え、山? ……いーっすよ」みたいな感じで、烏羽さんに誘われて、東京都青梅市は御嶽山に登って参りました。
 ちなみに字は一緒ですが、昨年、噴火で大きな被害を出したのは御嶽山(おんたけさん)。こちらは御嶽山(みたけさん)。御嶽山に行く、と会社で言ったら、「だいじょうぶなんですか今」とか聞かれたので一応。

 山とはいっても、もちろんこちとらずぶの素人。ピッケル使うような本気の登山ではありません。ハイキング、と言うにいはちょっと険しい道のりですが、ともあれ軽装で、しかして万が一の場合の準備はしっかりと(するように烏羽さんに念押されて)。身もかるがると出掛けます。

 御嶽山は、まあ山を表現するには変な言い方ですが、交通アクセスのよさも人気の山。JRの特急、ホリデー快速で御嵩駅で下車。同じような登山姿の皆さんに囲まれて、バスに乗りかえてケーブルカーの駅へ。御岳登山鉄道で中腹まで登り、ここから歩いて山頂、武蔵御嶽神社を目指します。

 ケーブルカーの終着駅、見はらしのいい高台から出発。リフトも出ていますが、ここは徒歩で登ることにして。すぐに現れた山道を、段差が高いとふうふう言いながら登っていきます。当日は幸い好天でしたが、前日の雨でぬかるんでいたり、岩が露出して濡れているところもあり、なかなか注意が怠れません。この日一日、二人合わせて計三回ほど滑って転びました(僕が一回多い)。
 道そのものは、岩やら木やらで階段様に整備されていて、歩きやすいし登りやすい、はずなのですが。足を高く上げて登るのはさすがにしんどく、慣れていないこともあって、朝一の立ち上がりのこの時間帯が一番つらい感じでした。
 そしてこの道をひょいひょいと上っていく、装備も訓練もいきとどいたハイカーの皆さんたち。おしゃべりして登っていくおばあちゃん達に、赤ちゃん抱えた若い夫婦まで。すごい人達だな実際…… 山ってこんなに人いるもんなのか、と思うくらい、不思議と人出は多かったのですが。なぜか僕らが選ぶルートは人の流れのメインと逸れるらしく、違うルートに入るたびに若干無人がちになり、「おい大丈夫かこれ」と若干不安に。
 向こうから人が来たり、誰かに追いついたりすると、えもいわれぬ安心感が出る半面。「じゃあ遭遇表振ってください」「遭遇表の結果が人間だからって友好的とは限りませんよね」「次に言語が通じるかどうか判定を」「ウォーハンマーってゲームこないだやったんですけど、『世間話』って判定に成功しないと買い物できないんですよ」「なにそれこわい」みたいな話をしつつ、ぽくぽくと山道を歩いて行きます。
 しばらく行くと、リフトから続いていたのであろう綺麗に舗装された道と合流。この先にあるのは、御師集落、そして武蔵御嶽神社です。

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 最後にお土産屋に挟まれた急坂と、とどめとばかりに延々と続く石段を、ようやくのこと登りつめて、辿り着いた御嶽神社の神々しいお姿…… は、改装中でした。残念上人。
 ここ御嶽神社ではいろいろな神様を祭っていますが、その中に大口真神(おおぐちまがみ)と言う神様がおります。古代において神聖な存在とされていた、ニホンオオカミを神格化しためずらしい神様です。
 そんなわけでこの神社、狛犬だってこう。

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 よく狛犬はほんとは犬じゃないって言いますけど、これはまあどこから見ても犬ですね。りりしい犬。どうですかこの力強い立ち姿。もちろん吽形だってりりしい犬です。

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 横を見るとこんなものも。ペットと、というか、犬と一緒にお参りできるようになっています。
 犬の神というか犬の守り神というか、そもそも狼は犬じゃないんじゃ、とかいろいろありますが、そのへんおおらかなのか神様のいいところ。そんなわけで、犬連れの参拝客も、いっぱいとはいいませんが、ちらほらと山の中ではお見かけしましたよ。途中の参道や登山道も、決まったルート内であれば、犬と一緒に巡っていい、と言うことになっているのです。神様はじめ犬押しです。犬派神社。

 さて参拝して再び石段と坂を下り、今度は山道へ。ロックガーデンを含む山道をハイキングしていくルートです。
 山道を登り下り、沢を渡り石を渡り。ところどころで緑緑と木漏れ日の差す絶景に恵まれるも、「これはあれですね、『山と渓谷』とかの表紙っぽいですね!」と、セルフ台無しにしながら、ふうふう言って進んでいきます。いやきついんですよ実際。
 
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 ときどき、木々の切れ目や高台から見えることがあって、これが絶景絶景。

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 だいたいはこんな風景。緑また緑です。

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 滝壺を覗き込んだり、

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 不意に覗く絶景に見入ってみたり。地図の上に書かれた、目印となる滝や岩をたどりつつ、ロックガーデンを目指していきます。
 途中見かけた、見上げるほど巨大な岩は天狗岩。鎖がかかっていて、登って上にある天狗の像とほこらをお参り出来るようになっています。そりゃあちょっと行ってみなくては、正直鎖もちょっとやってみたい、と思って挑戦しましたが、すぐ後悔したのはこの日の通常パターンで。まあ体重を腕に預けるのもたいがい恐いですけど、足下が見えない、って言うのは、これはまあ非常に恐いですよね……。登るよりも、下りるほうがずっと恐い。
 鎖どころか木の根っこまで掴みながら、天狗岩の上まで登る。

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 上は天狗像(金網つき)。横がほこら。
 子供がさらにこの岩の上に登って、「こっちこれますよー」って言ってましたけど、むりむり僕には無理。体重いくらあると思ってるんですか。烏羽さんがそれじゃあってんで登っていきましたが、さすがに上までは無理でした。
 下りる時は登るより何倍も恐い、ってのはさっき言った通りで、こわいこわい言いながら、なんとか着地。ひやひやしながらコースに戻ります。

 ロックガーデンって結局どこなんだろう、と言っていましたが、ここがロックガーデンだと気付いたのはほぼほぼ通り過ぎたあとだった、と言う小ネタを挟みつつ、コースを一周して、さきほどの神社の門前に。お土産屋で絶景に背を向けつつ、うどんずるずる。肉うまい。

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 さて、お昼休憩で足の疲れも取れ、るわけはなく、むしろ再認識しつつ靴を履いて。帰路、と言うか、違う方面から下山することに。このまま東の日の出山を目指し、そのあと武蔵五日市方面に下山することに。
 谷伝いに歩いて、日の出山へ。そこだけ盛り土したような、堤防の上のような風変わりな道を歩き、日の出山頂へ。東の方角へと大きく開けた風景は、双眼鏡もってくればよかった! と、しきりと地団駄をふむ絶景でありました。冒頭の写真が、この日の出山で撮った風景でありまして。

 この山頂も、ご家族連れあり登山仲間ありで非常なにぎわいで。それにしても、マウンテンバイクに乗った二人連れが自転車ごと登ってきたときには、さすがにびっくりしました。釣り人ほどじゃあないけど、自転車乗りもほんとどこにでも出て来るな……。
 絶景を楽しんだ後、武蔵五日市方面へと下山開始。ほんとにこっちでいいんだろうか、と再び懸念と戦いつつ、途中で人の波と合流できたのでだいぶ楽になりました。
 ところで、もういい大人なので、見ず知らずの他人の会話につっこんでいけないことは、よおく解ってはいるのですが。前を歩いている女の子達の、「お母さんの本棚の本は海外の本ばっかりでよくわからない。登場人物の名前がみんなアだし」とか、「『ハリー・ポッター』とか、主人公の名前が覚えられない」とかは、もうなんか、ものすごく頑張って突っ込まないよう努力せざるを得ませんでした。その…… その。君が言ってる、つまりそのそれがそれだ。それなんだよ。

 下りていくと、山道が舗装路に合流。とはいえまだ左右は渓流というかんじで、車が通る感じもありません。
 そんな橋の上に、とつぜんの蛙。

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 まったくもって蛙ですね。誰が作ったんだろうこれ。かわいいけど。そこに住んでる人が勝手に作って置いたんじゃないか(そして怒られたらすぐ持ってけるように固定してないんじゃないか)と言う説が、勝手に有力に。

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 橋の反対側にはロブスターもいました。

 道を下りて、いよいよ車道へ。途中、乗るはずのバスに追い抜かれたりしましたが、折返し停車駅のつるつる温泉(※そういう名前です)で無事に追いつき。揺れる揺れると言いながら、武蔵五日市までゆらゆらと移動。

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 ちなみにこんなバスでした。シャトルバスと言うべきか、なんというべきか。

 山登りでしっかり運動しましたが、まだ日は高いどころかお昼ちょっと過ぎたくらい。
 さすがに飲みに行くには早い時間…… だったものの。そういえば、と。前から行ってみたかった、拝島駅近くの石川酒造のことに思い至り。いまさら平地を歩くなどわけはなしと、10分くらいぽくぽくと歩いて、そこまで行って参りました。

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 おおきな杉玉。

 東京都西部の住人には、多摩自慢でおなじみの石川酒造ですが、地ビール「多摩の恵」も作っております。これが敷地内のレストランで飲めるのですが、残念ながらレストランは予約で満席とのこと。そりゃそうですよねー…… と消沈しつつ、せめてお土産に、と売店に寄ったところ。
 「ここで買ったものなら、裏手のテーブルで飲んでも大丈夫ですよ」とのお言葉が。
 それどころか「紙コップと栓抜きがありますから」とまで。なんですかそれ。親切ですか。商売上手ですか。参ったなもう。

 そんなわけで、森林浴しつつのビーリング。なんだかんだで全種類制覇してしまうくらいの勢いでありました。もちろんそのあともさらに飲みに行ったわけですが、まあそれはそれということで。

 慣れない登山で、むこう二日くらい筋肉痛に悩まされましたが。慣れないことは大変だけど、慣れないことは楽しいなと。そんなふうに思った、御嶽山登山のことでありました。

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 おまけ。
 石川酒造の目の前の公園、ど真ん中を鳥居がぶち抜いていて、妙な迫力でした。

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