それぞれの誇りふたたびひとつに! アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(☆☆☆☆)
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アベンジャーズは、なおも戦っていた!
宇宙の果てに沈黙を守る侵略者、世界の闇で暗躍を続ける秘密結社ヒドラ。決して平和とは言い切れぬこの世界を、なおも脅かさんとする様々な敵対者たち。
彼らを見張るため、あるいは倒すため。ヒーロー達はいまも戦い続けていた。あるいは堂々と敵に立ち向かい、あるいは人知れず敵に備えて。軋轢を超え、心強い仲間となった盟友達とともに戦い続けていたのだ。
だが絆や愛情が、ときとして憎悪よりも悪い結果を呼ぶこともある。思いがけない誤算の連鎖は、彼らアベンジャーズを、未知の強敵との対決に導いた。
機械の体と機械の心を持つ、その敵の名はウルトロン。人工知能でありロボットでもあり、個にして同時に軍団であり、進化する知能と無数の機体を備えた不死身の難敵である。
思いもかけぬウルトロンの出現、そして彼の軍勢の攻勢に、足並みを乱され苦戦を強いられるアベンジャーズ。
キャプテンアメリカ、アイアンマン、ハルク、ソー。そしてブラックウィドウとホークアイ。そしてまだ見ぬ新たなアベンジャー。
それぞれの譲れぬ、語られぬ矜恃が、再びひとつに噛み合うとき。ヒーロー達の、アベンジャーズの伝説は、そのときふたたび幕を開ける!
てなてなわけで、公開初日。さっそくすごい勢いで見て参りました、アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン。おりよく同日開催されたアメ懇に参加させていただきまして、同好の士の皆さんと一緒に新宿ピカデリーに乗り込んで来た案配です。
いやもうでも、一言で言うと面白かった。さすがに初めて見る人には厳しいとは思いますが(それでも「アベンジャーズ」と、アベンジャーズ1.5と言うべき「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」を見ていればだいたいなんとかなるかな、と言う気はしますが)。にやりとする小ネタあり、意外な人物の再登場あり。そしてなにより、キャップやトニー達、メインを張る6人の、関係やキャラクターの掘り下げあり、と。あっちでにやにや、こっちでにやにやしてしてしまう、集大成ならこうあってほしい、と言うお祭り映画であります。
キャップの余裕の態度とか、ソーがお茶目言ってる(従来通り素ボケもしてる)とか。ハルクではなく、変身前のブルース・バナーに、出番と見せ場が十二分にあるのも嬉しいところ。トニーはあいかわらずトニーです。安定。
なによりも瞠目すべきはホークアイ、クリント・バートンの見せる侠気。いままで映画ではいまひとつ地味、というか不遇なホークアイでしたが、彼もまたアベンジャーズであり、そしてまぎれもなくヒーローなのです。それを解らせてくれる力強さ。
それにしてもしかしこれ、ネタバレしないように宣伝しようとすると、けっこう難しいです……。なにしろ冒頭、始まった直後のシーンからして。知らないで見ていると、え? おおおお? みたいな感じになりますからして。
全体の構成はかなり詰め詰めで、ほぼだいぶ事態がめまぐるしく動き続ける印象。ただそれだけに、途中に挟まる、ゆったりしたシーンの雰囲気も、また違う方向で心に迫ってくるのです。
正直なところを言えば。前作アベンジャーズがあまりにも最高すぎて、本当にこれ大丈夫なのかな、と内心は心配していたのですが。これはまさしくアベンジャーズ2であり、こうあってほしいと思っていた内心の期待をさらに上方に覆してくれた。マーヴルヒーロー映画第二期の締めくくりに相応しい、強く正しい娯楽の祭りでありました。
いやこれでも、次また見に行くつもりですしそれとは別にIMAXでも見たいなあ、とか、いろいろまだ心動いております……。マッドマックスももう一回行きたいのに、ほんとにもう。
これで秋にはすぐアントマンが見られるんですから、もうなんかすごい世の中ですよね…… と嘆息しつつ。二回目はいつどこに行こうか、と算段しております。皆様も是非。
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