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2015.08.16

三度目ようやく大河原邦男展。(☆)

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 大河原邦男展と、冥途のみやげ展。しかしまあ、我ながら首をかしげるくらい統一感のない取り合わせです。
 お休みの最終日、上野で見たい展覧会がふたつあり。と言うことで、朝一早い時間から上野を目指して飛んでいきました。目当てその1が大河原邦男展、そして目当てその2が冥途のみやげ展でありました。
 ふたつとも書くつもりだったんですが長くなったので、きょうはとりあえずその1について。

 さて、大河原邦男展です。大河原邦男先生と言えば、知っている方には、もはや言うに及ばぬほど著名な元祖メカデザイナー。ガンダムをデザインした人、といえば、まあほとんどの人にはお分かり頂けるのではないかと。
 多摩、神戸に続いて三回目、いよいよ上野での開催となる展覧会。キャリアの出発点となったガッチャマン、初めて主役メカをデザインしたゴーダムを経て、誰もが知るロボットアニメのアイコン・ガンダムのデザイン、そしてトップランナーとして後進とともに走り続けるその内容が、年ごとの制作物とともに紹介されています。

 いやしくもロボットアニメが大好きな身としては、大体の内容は見たことはなくても知識としては知っている…… くらいのつもりでいたのですが、いや実際に行ってみると、これも大河原デザインなのか! とびっくりしたり忘れていたりすることもしばしば。
 びっくりしたのは、「のび太の宇宙開拓史」の宇宙船のデザイン。ギラーミンの宇宙船(名前忘れてました)やロップルの宇宙船などが大河原デザインだったこと。忘れていて、展示会で見て思い出したのがオモロイドの存在。あああこれ見たことある! 玩具屋で欲しかったやつだ!

 そして展示で驚いたものは、「公開されなかったアニメ」のメカデザイン画の展示でありました。
 「鉄の惑星ランディフォース」。おおよそ12、3年前。企画が進んでいながらも、実現しなかったアニメ作品。いやこんなのあったんだ、って言うか外部初公開ですよねこれたぶん。
 ダグラム、ボトムズの後継となる、ヘビー&ミリタリー路線の作品で、デザインされていたメカは、ジープのような走行四輪車からロボットに変形したり、逆関節の鳥脚メカがあったりと、これが動いたらどんなものだったのか。恐らくは、最初のガンダムSEEDやTHEビッグオー、グラヴィオンやキングゲイナーあたりと同時に放送されていたはず。
 この展示がきっかけで、うっかり復活したりしないもんかな、とか、部外者の気安さで思ってみたり。

 展示そのものもさることながら、せっかくだからと頼んだ音声ガイドがあたりでありました。声優さんお二人に加えて大河原先生ご自身による解説がときおり入っており、この解説が短くも説得力のあるもの。展示会の趣旨からすると、もっと宣伝的でも自己肯定的でもいい気はするのですが。木訥に、ちょっとはにかんでいるようでもある語りぶりは、実に魅力的でありました。
 「創作に苦労はありましたか?」と言う問いへの答えが一番好きで。実に素敵でありました。

 あと印象的だったのは、展示されていたMSVの設定画が、なぜかぜんぶ背中側で、正面向きが一枚もなかったこと。あれはいったい…… いや、背中側の設定画なんか見た事なかったので嬉しかったんですけど、しかしなぜ。
 あとF91の設定画が、他に比べて(他の人の)描き込みがなぜかとても多いこと多いこと。富野監督の直しとか、他の方の直し指示とかいろいろ入っていて、ちょっと生の仕事ぶりが見られた感じ。こういうのはなんかちょっと嬉しい。

 さて、最後に混雑情報。朝一で行ったんですが、会館前に並んでいた人は50人くらい。
 グッズ販売は、日本酒の「蒼き流星」と、実は欲しかったボトムズターレット杯が入荷待ち。他は小物がちょくちょく売り切れている感じでありました。これから行かれる方はご注意ください。ということで。

 いままで二回見に行けなかった、ねんがんの大河原邦男展を見に行きました。と言うお話でありました。

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