ロボットプロレスの本をつくるのです。

　つくるのです。

　前々から、主に酒飲んだときに「ロボットプロレスの本を作りたい！」と、ときどき発作みたいに言っていたのですが。
　思うところ色々ありまして。冬のコミケを目標に、奥歯噛み締めて。ロボットプロレスの同人誌を作りたいと思っております。

　そうは言っても、分厚いものとか、倒れるほど内容が充実してるものとか、そういうものを作るつもりではありません。
　労力を惜しむわけではありませんが、作成にあたり目指すべき目標として。軽く手に取れて、ロボットプロレスの観客に、リピーターになってくれる方を増やす本を目指したい、と言う方向で、作成したいと思っております。

　浅学もたいがいで非才もいかがなものかの身の上で、皆様のお手を煩わそうとすることも色々あるかと思いますが。ひとつにはご寛恕願い、ふたつにはご協力願えればと思う次第、皆様にお願い申し上げる次第です。

　思いかえせば、もう10年以上も前になります。初めて見に行ったロボット競技会は、第6回のROBO-ONEでした。
　僕が生きたかったのはこんな未来だった。会場の拍手に合わせて、アフロがシャボン玉を吹くのを見て、泣くほど僕はそう思ったのだと思います。
　僕は見たんだ！　こんなすごいもの見たんだよ！　ほんとなんだよ!　と、訴え続けて10年ちょっと。今でも僕はロボが好きで、ロボが好きな人が大好きなんです。もっとできることはあるはずだ、もっとしなきゃいけないことはあるはずだ、と恥じ入るばかりで。
　何かをしよう。非才は問うまい。悪貨が世に問われれば、智勇優れたるだれかがあるいは、僕を倒すために現れてくれるかもしれない。現れなければ、まあ、その。気楽にやるだけのことでありまして。

　そんなわけで、生まれて二回目の（一回目はTRPGのサプリメントをかってにつくりました。すごくすごくものすごく楽しかった）同人誌を作ります。作ってやりますともさ。と、そんなお話でありました。

　宣言すると引っ込みがつかなくなる。と思って、自分の尻をつねるつもりで。ひとつ。