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2016.07.05

ほろほろアルザスごはん。(☆☆☆☆)

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 アルザスというのはちなみにこのへんです。ライン川流域、ドイツとフランスの国境地帯。
 世界史の教科書ではアルザス・ロレーヌ地方といっしょくたにして覚えがちな、数百年にわたってドイツとフランスが奪い合いを繰り広げた地域です。ちょっと調べたら、今日ではEUの中心的な地域として重きを為しているとのこと。なるほどそれもそうか、ドイツとフランスの間ですもんね。
 で、これはなにかと言うと、テーブルクロスでして。つまりどういうことかと言えば、こないだの日曜日、アルザス料理のお店に行ってきましたと言うお話であります。

 たまさんが上京するのに合わせて開催されたアルザス料理の会。会場は浅草橋のジョンティさんです。

リンク: ブラッスリー ジョンティ フランスアルザス地方料理とワイン.

 こちらのお店は、みんなは行った事があるんですが自分は初見参。アルザス料理とはさてどんなものだろう、と思いつつ、真夏日の暑さの中をぽくぽくとお店へ向かいます。
 サンドマンさんに諸々お任せしていたんですが、メインディッシュが選べると言うことで、せっかくなので説明がふるっておいしそうなベッコフを選ぶことに。鶏肉と羊肉の白ワイン煮込み。もう説明聞いただけでおいしそう。
 当初、全員ベッコフになりそうな勢いだったんですが、さすがに準備が必要ということで、6人が2人ずつ、ベッコフと、肉と魚介のシュークルートでそれぞればらけることに。じゃあシュークルートってなんぞやって感じですが、これはザワークラウトのフランス語読みで、キャベツの漬物と、肉や野菜を一緒に煮込んだ料理なのだそうです。中でも魚のシュークルートは珍しいんだとか。タラって言ってたかな。
 ともあれ、スパークリングワインを開けて、まずは前菜からです。

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 サーモンにパテに、キッシュのようなものはケークサレ。これだけでも満足しかねない勢いだったんですが、ここでまず追加注文が走り出します。レバーパテときて、ウォッシュチーズ。これがくさいおいしい。一緒に出てきたクミン入りのパンと一緒に囓ったらもう。あわせて味わってほしい、とサンドマンさんお勧めのワインと合わせるとまた。ライチみたいって言われたらもうライチみたいとしか思えなくなったんですが、殴りかかってくるほど濃厚な果実の香りがこれがまたこう。なにぶん飲みながら聞いていたもので、いま調べながら書いてるんですが、ゲヴェルツって言う品種を使ったワインだそうです。それにしても濃厚というか、すごい香りでありました。

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 タルトフランベ。かりっかりした四角いピザです。いろいろ種類があったんですが、たまさんの嗜好できのこをセレクト。

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 そしてこちらがメインディッシュ、のうち、サトゥさんがセレクトした肉のシュークリート。ど真ん中のソーセージが圧倒的な存在感を放っていますが、これは言うなればトッピングでありまして。本当のシュークリートは回りの裾野に広がっています。
 とかいってたら、こちらにも参りました。メインディッシュ。

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 パンで封印された真っ黒い鍋。見るからにおいしそうなこれを、お店の方が、ぱきん、とパンを割ってくれます。そして蓋を外すと……。

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 圧倒的なじゃがいも感でした! いや香りがすごい来たんですけども!
 これがベッコフ。主役はもちろん、じゃがいもの下に埋まっている鶏肉と羊肉、そしてひたひたあつあつの白ワインのスープが主役です。由来を教えてもらいましたが、このベッコフと言う料理。鍋をパン屋に預けて、焼き釜の余熱でじっくり加熱して煮込むのが伝統的というか、そういうやり方で生まれた料理なのだそう。
 なるほど、熱が逃げないようにパン種で鍋を封印しているわけで、つまりこれは今日で言うところの余熱調理。趣と出来不出来さえ気にしなければ、やろうと思えばシャトルシェフで真似事くらいは出来そうです。そんなことを考えそうになるくらい、鶏も羊もお肉がほろっほろの柔らかさでした。取り分けようとして、ちょっと苦労するくらいの柔らかさです。封印に使っていたパンももちろん食べられると云うことで、スープにひたしておいて、汁を吸って柔らかくなった頃合いで、引き揚げてぽりぽり(まだ歯ごたえ的にはぽりぽり)。今まで黙っていましたが、実は普通のパンも頼んでいたので、それもひたひたにして頂きまして。そりゃあもう美味しいことが約束されている感じでありますよ。

 そんなこんなで、これも美味しいこれも食べてみろ、とシェアして食べて、大変満足な有り様。
 こんなに食べてもなお、と思ったところで出てきたデザートに、別腹なるものの実在を感じながら、コーヒーまで頂いた次第でありました。

 夢かと思うお昼の贅沢でしたが、一歩外に出れば真夏日の現実。
 ちょっとこのあと色々所用があったため、浅草を散策する皆さんと分かれ、満腹しつつ満足しつつ、ひとり帰路についた次第でありました。

 こうしておいしいものにありつけるのも、もろもろ人様のおかげ。
 お昼の贅沢を楽しんだ、真夏日の昼日中でありました。

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