メッセージ:答え、問い、そして選択(☆☆☆☆)
リンク: 映画『メッセージ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ.
出現。それがこのメッセージの始まり。
突如として地球上12ヶ所の上空に現れた、優美な弧を描く巨大な物体。どこから現れて、なんのために留まるのか。判っているのは、その中にいる「何者か」が、人類とのコミュニケーションを求めていることだけ。
なにを求めているのか、なにを語っているのか? 米軍の要請を受け、言語学の第一人者ルイーズは彼らと対面する。目的は彼らの言語を理解すること、そして彼らとの対話を実現させること。
昨日が続くはずだった世界に影を落とし、超然と佇む十二の柱の足下。恐慌し、狂乱し、影とお互いを恐れ始める最中の世界。苦悩するルイーズが知る真意とは、そして辿り着いた到達点とは……。
てなわけで、「メッセージ」見て参りました。あくまで静かに粛々と進みながら、次第に理解が追いついてくる状況に背筋に汗のにじむような、緊張感漂う良作でありました。
なにしろただあらすじを語ろうとしても、少しでも油断すると最重点を漏らしてしまいかねないようでなんとも語りづらいのですが。全編を貫く絵作り、くすんだ灰色のような風合いは、まるでそのまま、ストーリーの語ろうとしているものを、絵として現しているようでもありました。やがて現れる「彼ら」の文字が、その意思を表しているそのように。
劇場で見られるのなら劇場で見るべきですし、その機会を得なかったとしても、いつかどこかで見るべき映画だと思います。できることならなぜ見るべきなのかを知る前に。
そんな風に思う、丁寧な良作であります。
なお、映画を見終わったあと(いっしょに見ていたいしかわさんに放った)第一声が、
「田中圭一が藤子F先生の絵柄で描きそう」
だったことを、この場え言い添えておく次第です。
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