「私が星まで連れていく」とかどうかなあ。とか思っていました。(☆)
リンク: 「ドリーム 私たちのアポロ計画」邦題変更 「ドリーム」に - ITmedia ビジネスオンライン.
インタビュー記事を読んで、ううんと首をひねっていたら、事態の進展は予想を超えていて大分びっくり。
発表済みの邦題が変更される、と言う、なかなか聞いた事がない事態が起きました。
常々へんてこな邦題を見ては、首をひねったり頓知で受け入れたりしていた身としては、立派なり英断なりと諸手を挙げて褒め称えたいところではあるのですが。これは「(必ずしも顧客とも言えない)ネットからのクレームで変更を余儀なくされた」と考えると、若干難しい顔色にはなります。
明らかに間違った邦題をつけたりするから、と言うのは、まさに今回はそうなのですが、なにが正しくて何が正しくないか、正しいからと言って喜ばれるかどうかは、もう場合によりけりとしか言いようがなく。萎縮をするな、萎縮をさせるな、と日頃から言ってはいても、萎縮させたわけだよなあこれは。と思わざるを得ないわけです。ここに至るまでの経緯で、インタビューに答えて邦題決定の過程を公開しているだけに。これが良い前例になるのか、悪い前例になるのか、まだちょっとなんとも言えない気分ではあります。
それはまあそれとして、いろいろな意味で、「私たちのアポロ計画」はないよな、とは思います。
そっちが有名なのでアポロ計画と名付けた、と言うようなお話でしたが。そもそもサブタイトルにアポロ計画って入れて、「おおアポロ計画の映画か、じゃあ見に行こうか」って思う人が、まあどんだけいるでしょうか。
そしてそういう人は実際見たら、「アポロ計画って言ってるのにマーキュリー計画の話じゃないか!」ってんで、まあいい気分はしないんじゃないでしょうかね。
そして、そんなに興味がなくて映画でも見ようか、って言う人達が、どの映画を見るか選ぶ場合を想像したら。そもそも、「アポロ計画の映画だから見に行こう!」と思う人よりも、「アポロ計画とかなんとかって、なんか難しそうだから別のにしよう」って思う人の方が、どう考えても多い気がするのです。
アポロ計画ってわざわざつけることで、どんな人達がより見に来るのか、って言う想定が、なんだかよくわからない。
「逆境を跳ね返して女性が頑張る話」と言うラインで、この映画を売るって腹をくくるのなら、アポロ云々はもう完全にうっちゃって、原作と直接関係のないタイトルにしちゃえばいっそいいんじゃないかな。と昼間つらつら思っていたら、まさかのほんとにサブタイトル全部撤廃と言う結論に。あれ。そういうことなんですけど、そういうことなのか。と、びっくりした次第でありました。
映画の宣伝の話で、「ファンは黙っていても見に来る。それ以外の層をターゲットにしている」と、もうどうしようもないほど聞くたびに、もの悲しく諦めムードの気分になっている身としては。
これが良い前例となるかどうかは、必ずしもそうとばかりは言い切れない気はしますが。映画好きが嘆いたり諦めたりしていることが、もう少しだけでもいいので汲んでもらえるといいな。と思う次第です。
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