【ロボットイベントレポート】第31回ROBO-ONE観戦記【決勝トーナメント・Aリング 一回戦~三回戦】
2017年の9月24日、横浜の神奈川県立青少年センターで行われました第31回ROBO-ONE。
こちらは恒例、そのROBO-ONEの観戦レポートなのですが。仕上げに時間がかかりすぎている現状を考えまして。いつもであれば、Light、Auto、予選、決勝と時系列順にまとめていたのですが、今回は仕上がった順、実質上、後ろの日程から遡る形で、順次レポートを公開しようと思います。
そんなようなわけがありまして。ここからは、いきなりROBO-ONE本戦、決勝戦のレポートとなります。予選、Auto、そしてLightに関しては、取りまとめが終わり次第、また別エントリで掲載させていただきます。
さあそんなわけで。24日二日目、午後の部。そもそも二足歩行ロボットとはなんぞや、の解説に続いて、決勝トーナメントです。
まずはトーナメントに先立って、予選結果の発表から。1位はフロスティ、2位はハウザー。そして3位はKAGRA-蒼。
以下、順番に紹介が行われていきます。
そしていよいよ決勝戦。一回戦はLightに引き続き、A・B、2リング同時進行でのでの試合となります。こちらのレポートは観客席から向かって左、Aリングでの試合のレポートとなります。
一回戦第1試合
No.127 シンプルファイター(zeno) vs No.666 ハードラックス(大阪電気通信大学 自由工房HRP)
さてAリングの初戦、一番手にはシンプルファイターが登場。遠い睨み合いから、ハードラックスが大技を出す、これは捨て身に。外れたところでダウンを奪われる、1-0。ハードラックスのダウンですが、レフェリーと審査員、今の攻撃について審議に入る。協議の結果、カウントは0に。0-0に戻して試合続行となります。
中央で競り合い。睨み合いから、掴んで持ち上げたが判定はスリップ。のしかかってダウンを奪った、1-0、シンプルファイターがダウンを奪う。
シンプルファイター、腕が上がったままになっている。スリップしたシンプルファイターがリングから落ちた。
復帰、ハードラックスの連打をはじいた、2-1に。ハードラックスが反撃、掴んで持ち上げ、2-2に戻す。
残り10秒から、さらに投げを決めた。決着、3-2でハードラックスの勝利となりました。
一回戦第2試合
No.74 TriHyze(神戸市立科学技術高校) vs No.385 ヴァーミリオン(芝浦工業大学SRDC)
続いてはヴァーミリオンとトライハイゼの対決。中央でのぶつかり合いで、ヴァーミリオンがスリップ。
リング脇ぎりぎりで倒れた両者、待て、の指示が飛ぶ。中央での突き合い、腕先を突き転がした、リングの外まで押し出して、ヴァーミリオンがダウンを奪う。1-0。
打ち合いが続く、今度はヴァーミリオンのダウン。1-1に。
競り合いの末、トライハイゼがリングから転落。2-1に変わった。再開直後、ヴァーミリオンの打撃でトライハイゼがダウン。
3-1、ヴァーミリオンの勝利となりました。
一回戦第3試合
No.733 メルカバー(大阪電気通信大学 自由工房HRP) vs No.265 Virgo(リュウ太郎)
メルカバーとヴィルゴの対戦。ヴィルゴが姿勢を落とし、安定を取りつつ様子を伺う。あれ、メルカバーにイエローが出ました。
0-0のまま。攻撃は出るが、有効ではないと言う判断に。ヴィルゴにイエローが出ている状況で0-0が続く、また協議に入りました。
審議のあと、試合再開。有効な打撃は相変わらず出ていません。突き、二連発が胸板を捕らえる。これで1-0。ヴィルゴがダウンを取った。
残り10秒、スリップから復帰で、ここで時間切れ。1-0、ヴィルゴの勝利となりました。
一回戦第4試合
No.755 R-Crust(立命館大学ロボット技術研究会 パゲ) vs No.41 ガッテンダー(sima)
続いてはRクラストとガッテンダー。ガッテンダーが中央に一気に寄っていった、パンチ、しかし攻撃をクラストが弾き返し、これで1-0に。
中央での競り合い、クラストの横薙ぎ、有効にならない。打ち合い、離れかけたところにクラストが追撃、2-0に変わる。
そのまま3ダウン目が決まる、この試合はクラストの勝利となりました。
一回戦第5試合
No.114 コビス(ビスコ) vs No.746 Fatigue Helpless Hot Moist Dizzy(Fatigue Helpless Hot Moist Dizzy)
コビスと、その、なんだ、すごい長い名前の機体の対決です。
中央で競り合い、コビスがやや離れた。寄っていく。コビスがダウンを先取、1-0に。競り合いつつの移動、コビスの一撃を脚を開いて耐えるが、追撃で倒れた、2-0に。
下から打ち上げにかかるファティーグ、捕まえて投げにかかるコビス。残り40秒、打ち合い、はじかれてファティーグがダウン、これでコビスが3ダウンを奪取。この試合はコビスの勝利となりました。
一回戦第6試合
No.10 クロムキッド(Kupakuma) vs No.745 J.S.(JS最高)
さあクロムキッドが登場。JSとはちょっと似通った構造でしょうか。低い姿勢からの打ち合い、JSが追い込んでいく。
低い姿勢からぐうっと掴みに行くクロムキッド、さあ突き込んだ、大きく伸びた打撃、これで1-0に。あれ、ジャッジが変わる。ノーカウントに戻りました。
中央で打ち合い、ダウンを奪われたクロム。中央での叩き合い、クロムが耐える、一旦離れて、打ち込む、がっしり掴んだクロムですが、これは絡んでいないという判断、打ち合い、転がったJS。
クロムがダウンを奪われ、これで2-0に。
待て、の指示。再開、クロムがJSにダウンを入れる、これで3-1に。レフェリーが試合を止める、残り18秒。掴んで転がしたが、これは投げとは見なされず。
これを最後に時間切れ、カウントは2-1。JSの勝利となりました。
一回戦第7試合
No.241 デザフィネス・オ・ランタン(神戸市立科学技術高校) vs No.109 Neutrino-Rosso(飛騨神岡高校(ヒダカミロボ部))
変わって今度は高校チーム同士の対決。攻めていくロッソ、下がるデザフェネス。リング脇での攻防。ロッソがダウンを奪われる、1-0に。
ロッソがさらに追撃を受け、ダウンを奪われ2-0に。しかしデザフィネスもリングかrら転落、2-1に変わる。
ロッソの反撃で2-2に変わり、中央から再開。打ち合い、中央での叩き合い、交錯、倒れるが、これはかかりが浅いと言う判断に。
姿勢を崩しつつの攻撃が有効にならない。転倒したロッソ、横払い、残り10秒。ロッソがデザフィネスの伸ばした腕を弾いた、これで3-2。
ニュートリノロッソの勝利となりました。
一回戦第8試合
No.434 紗希(神戸市立科学技術高校) vs No.721 TKU-05 わだつみ(なべ)
開始、中央に陣取ったわだつみ、回り込みにかかる紗希だが、わだつみがダウンを奪った。1-0に。
紗希が反撃で1-1に戻し、中央での競り合い。横に移動したわだつみ、伸ばした腕を崩してひっくり返した。中央、膝がつく距離の打ち合い、低い位置へと掴みに伸ばすわだつみ。
徐々に下がりつつ、待ちかまえる、わだつみが接近、追い込んだ、絡んだが、これは有効にならない。落とし過ぎだろ、と声が飛びますが、どうもこの試合ネジなど色々落ちているようです。。
残り10秒の競り合い、叩き合い、伸ばした腕をぶつけた、これはダウン、2-1になった。この状態でテンカウント。勝者はわだつみとなりました
このあとは二回戦となります。
二回戦第1試合
No.666 ハードラックス(大阪電気通信大学 自由工房HRP) vs No.528 大黄蜂(Cheng-Shiu University)
中央での競り合いが続く両者、まだノーダウン、0-0のまま。ハードラックスが足首からごろりと転がる。ダウンにならない。
中央、攻撃しつつ距離を詰めるハードラックスに、待ての指示がレフェリーから飛ぶ。審判団との審判の結果、ハードラックスにダウンの判定。1-0に変わる。リング脇ぎりぎりで大黄蜂がリングアウト、1-1に変わる。
リング脇へ押し込んだ、レフェリーが分ける。やや遠い距離から突進する、空振った、おー、移動しざまにハードラックスが引っかけた。これで2-1に。
しかし直後にダウンを奪う大黄蜂、これで2-2に。
中央での打ち合い、最後に大黄蜂がもう一撃、これで3-2、大黄蜂の勝利となりました。
二回戦第2試合
No.385 ヴァーミリオン(芝浦工業大学SRDC) vs No.153 ファクトルフ(日本工業大学パラレル班)
カゴのような格好というか、変わった脚構造のファクトルフ。攻撃を仕掛けるが、ヴァーミリオンに弾かれる、1-0に。
リング脇ぎりぎりの位置で起き上がったファクトルフ、ここは復帰できた。小さく歩いてリング中央に戻るファクトルフ、なんだかフタがぱたぱたいしてるのが気になりますね。つっつかれるが、耐えるヴァーミリオン。
試合が止まる。これはタイムですかね、と声が飛びますが、最終的にはヴァーミリオンの勝利となったようです。
二回戦第3試合
No.265 Virgo(リュウ太郎) vs No.357 Limit(福岡工大ロボットプロジェクト)
続いてはヴィルゴとリミット。競り合いからリミットが先にダウンを失う、1-0。
胴体に突きこむリミットだが、ヴィルゴを突きとしたが、これはどうなる、ヴィルゴが捨て身技を入れた格好、これでスコアは2-0に変わった。
リング脇での打ち合い。絡まって転倒したリミット、これで3-0。
ヴィルゴの勝利となりました。
二回戦第4試合
No.755 R-Crust(立命館大学ロボット技術研究会 パゲ) vs No.606 KAGRA-蒼(飛騨神岡高校(ヒダカミロボ部))
続いてはカグラ蒼が登場。先にダウンを奪ったのはRクラスト。1-0。
中央に陣取ったクラスト、ぎりぎり離れた距離での睨み合い。詰めていった両者、足下をカグラが狙う。両出パンチ、相手の打撃をしゃがんで凌ぐカグラ。打ち合い、クラスト上段からの攻撃、これを凌ぐカグラ。巧みに攻撃を凌いでいくカグラ、カウンターを決めた。これでスコアが1-1に変わる。
残り34秒、しゃがんでパンチを巧みに凌ぐカグラ。残り20秒、掴みにかかったカグラ、突きの打ち合いから、腕先が絡んだ。
ここでタイムアップ。1-1のままで時間は終了。
このあとは延長戦となります。
延長戦開始。開始直後に中央で薙ぎ倒すが、これはノーカウントに。体勢が崩れる捨て身技で倒しているが、捨て身技として申告されなかったため、有効な攻撃とは判定せず有効とはならない、と言う判断のようです。
クラストの突き、これも有効にならない。突き合い、下から狙った、崩せなかった。がしっと膝を狙った。時間ぎりぎり、ここでカグラの攻撃が入った。サドンデスで延長、かぐらの勝利となりました。
二回戦第5試合
No.114 コビス(ビスコ) vs No.524 FAZE(ヒエダ)
続いてはコビスとフェイズの勝負。なかなか有効打が出ない、下からのパンチをぶつけ合う。コビスが横に転がす攻撃、フェイズの打撃を打ち落とされて、コビスがダウンを奪う。1-0に。
横薙ぎに倒して、2-0に変わる。
残り1分を切った、至近距離からコビスの一撃、フェイズが堪えた。近付いていった。両者、下からの打撃で牽制しあう。コビスが、おお、ここで回転浴びせ蹴り。しかしこれは当たらなかった。残り7秒。
ここで時間切れ。2-0でコビスの勝利となりました。
二回戦第6試合
No.745 J.S.(JS最高) vs No.764 bingo(Hwhmis no1)
中央での叩き合い、JSが足首から吹っ飛ばされる、これで1-0。
全く同じパターンで、もう1ダウン、2-0に。
連打を決めて、一気に3ダウン、これでビンゴの勝利となりました。
二回戦第7試合
No.109 Neutrino-Rosso(飛騨神岡高校(ヒダカミロボ部)) vs No.178 で・か~る(道楽、)
でかーるがキックで蹴り上げる、連続蹴りでロッソを牽制する。ダウンを奪われるでかーる、1-0。
でかーるの脚が飛ぶ、前方へ蹴り、脚を振り上げたところに一撃を貰う。直後にもう一撃、これはどうしたでかーる、無線が切れたか、つんのめった格好で止まってしまう。
このまま時間切れですが、テクニカルノックアウトと見なされてニュートリノロッソの勝利となりました。カウントは2-0。
ちなみに道楽、さん、今日は工具は持っていたそうです。
二回戦第8試合
No.721 TKU-05 わだつみ(なべ) vs No.106 HAUSER(クラフトマン)
開始、中央で睨み合い。ハウザーが大きく伸びる突き、わだつみと腕先のぎりぎりを打ち合いになっている。両者、リーチのちょっと先で凌ぎ合い、これは、ハウザーが足下から掴んで持ち上げて転がす、1-0に変わった。
掴みを狙うわだつみ、腕先の掴んでのひねりあい、中央で競り合う、足首を掴むものの、これは有効打にならない。
長く伸びる突き、しかしここで時間切れ。
1-0、ハウザーの勝利となりました。
ここからは三回戦です。
三回戦第1試合
No.528 大黄蜂(Cheng-Shiu University) vs No.385 ヴァーミリオン(芝浦工業大学SRDC)
やや遠い距離での睨み合いから、徐々にヴァーミリオンが詰めていった。中央を占める、競り合いから、諸共に転がった、これは有効にはならない。まだ0-0のまま。
大黄蜂が1ダウンを奪い1-0の状況に、ヴァーミリオン、一撃離脱の作戦。詰めていった、残り20秒、ヴァーミリオンの攻撃が蜂の頭を捕らえるが、これは有効にならない。終了寸前、蜂の打撃が脇から持ち上げ、時間ぎりぎりで同点に!
1-1で延長、2分の延長のあと延長戦となります。
さあサドンデスルールの延長戦です。徐々に詰めていく両者、攻撃、ちょっと進んでかあした。距離を測りつつの打撃、腕先が絡まったが、これはスリップに。
打撃が入りましたが、どちらの有効か。大黄蜂にイエローカードが出ます。打撃を耐える両者、まだ崩れない。離れては近付いて、打撃を繰り出しあう。そのままここで時間切れ。
0-0のまま終了。イエロー1枚差で、ヴァーミリオンの勝利となりました。
三回戦第2試合
No.265 Virgo(リュウ太郎) vs No.606 KAGRA-蒼(飛騨神岡高校(ヒダカミロボ部))
リング脇に追い込んできたヴィルゴ、待ちかまえるかぐら下から打ち上げる攻撃。倒したものの、これは自分も倒れ込んでしまったということで有効打にならない。
こらえるヴィルゴ、横に腕を出してのパンチ、ストレートを打ち込んでいくヴィルゴ、耐えている。ちょっと足首の調子がよくないか、傾いでいるカグラ。
このままの展開で時間切れ。このあと延長戦となります。
延長戦開始、カグラが詰めていった、中央で仕掛けるカグラ、絡んだ、分けて、カグラの打撃、有効かどうか審判による審査が入る。結果、この攻撃は有効と見なされず、延長戦が再開に…… あれ。
なんとここで、ヴィルゴの肩が故障したとのこと。復帰できないため、ここで時間切れ。
三回戦第3試合
No.114 コビス(ビスコ) vs No.764 bingo(Hwhmis no1)
中央での打ち合いから開始、横攻撃と言うことで、ビンゴにイエローが出ます。
コビスがダウンを奪う、1-0に。さらに追撃、2-0に変わる。中央での叩き合い、場所を取っていく。
ここでコビスが浴びせ蹴り、しかし有効打にはならない。この試合はここで時間切れ、2-0でコビスの勝利となりました。
三回戦第4試合
No.109 Neutrino-Rosso(飛騨神岡高校(ヒダカミロボ部)) vs No.106 HAUSER(クラフトマン)
三回戦最後の試合、開始と同時にロッソの腕先をめくり、ハウザーがダウンを奪う、1-0。
両者ダウンから、ロッソの反撃、足首を掴んでめくり倒した。これで1-1に。
さらにロッソが追撃でダウンを奪う、これで2-1に。
さらに立て続けに3ダウン。ハウザーを下し、ロッソの勝利となりました。
さて、これで第40試合まで終了となりました。
このあとはちょっと長めの休憩のあと、リングを組み替え。ベスト8の準々決勝戦から再開となります。
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