西のロボットプロレス。（☆☆☆）

リンク: 1周年記念大会｜チームばんび.

　ときは今週末土曜日、ところは大阪南港ATC。関西オープンフォーラム内での開催です。
　先週草加にロボットプロレス見に行ったばっかりですが、レポートを順調にあげたことに気をよくして、二週続けてロボットプロレスを見に出掛けてきます。ええちょっと大阪まで。と、そういう風情であります。

　今日はいろいろなものが接続されたワイヤード社会。ましてその接続もワイヤレスとなり、空気のようにあらゆるものが繋がれたエーテルありあり大電波主義社会です。この方向性はもっと掘ってみたいですが、いま話したい話題からは脱線しているのでこれくらいにして。

　検索すればものごとのあらましが得られ、写真も音楽も動画さえも得られるこの未来この今日。それゆえにこそなお、ライブ、実体験は、過去にないほどの価値を、重みを生み出しているのではないかと思います。
　未だ満たされぬ触覚、肌感覚。圧として感じる音と熱気。フレームにも画素にも、未だ捕らえることのできていない外なる視界。
　技術の進化は、いずれそれらを捕らえ踏まえて再現し、動画を継ぐものは現実を再現するものとして、よりその精度を挙げていくことでしょう。いまライブでしか感じることができない、圧力熱気高揚感。それらもきっと、いずれはワイヤレスの網に捕らえられ再現できるものとなっていくことでしょう。
　そのときもなお、現実はアキレスと亀のように、より早くより遠く、目指すべき目標として走り続けているでしょうけれど。

　いずれすべては、居ながらにして知られるのかも知れない。
　でも、それは今ではないし、今日でもない。まして今週の土曜日ではない。

　大阪ロボットプロレスで。今週末、何が起こり、何を知ることができるのか。未来ならざる現在のいま、それを肉体が知ろうとすれば。現実を、肉体を、物理存在をそこに運ぶしかないのです。つまり、まあ、ライブで見ると楽しいよっていうことを思いっきり回りくどく表現した塩梅なのですよ。

　遠くにあったら聞くしかないけど、近くであれば目に見える。百聞一見、思うに足りる。
　ロボットプロレス関西公演、興味と機会のある方は。ぜひに一見、その目に足労願えればと思います。