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2017.12.14

ディズニー×フォックス(☆☆)

リンク: ディズニー、フォックスの映画事業など買収 7.4兆円 (写真=AP) :日本経済新聞.

 いくらなんでもX-MENのために買収したわけでもないでしょうに、とは思うものの。ファンタスティック・フォーにもう一回チャンスが巡ってくるかと思うと、それだけでも色々楽しみになるニュースであります。懸案や警戒を口にする人は、もう充分に世評に満ちたと思うので。自分としては、ただ単に楽しみだなあ、と言うスタンスで。

 思えばMCUことマーヴルの映画シリーズも、アイアンマン以来もうすぐ十周年。シリーズは順調にヒットを飛ばしているものの、片方には役者の皆さんが年齢を重ねてきたことがあり、もう一方には見ている観客の方もおいてけぼり状態の人が無視できず増えてきているだろう状況。アベンジャーズも、インフィニティ・ウォーの次となる4でいったん〆になるっぽい雰囲気です。

 とはいうものの、ここまで続いた人気のシリーズを、このまま普通に幕引き、と言うことも考えにくいものがあります。色目も含めてですが、そうなると次に来るのは、シリーズ全体をぜんぶひっくるめての仕切り直し、役者陣を一新しての再スタートになるのではないか、と思います。
 さてしかし、そうなったらそうなったで。同じキャラクター、同じ配置で再スタートして、同じように集結の話を描いたとき。「同じことをもう一回やるのか」と言う話は、コミックファンからも映画ファンからも、当然出て来るんじゃないか、と思います。そこを見てのフォックスの買収。いままで自由に使えなかった大物キャラクター達の、再統合ではないのか、と思うのです。

 ヒーローチームの元祖的存在ファンタスティック・フォー、そしてヒーローが居る世界でのミュータント達X-MEN。それぞれ単独のシリーズでは描けなかった世界の広がりを予め組み込んで、様々な相乗効果を期待できる、次のフェイズが実現できるんじゃないかと思うのです。
 まあ、そこまでいかなくても。映像化の機会に恵まれていなかった、あんまり見たことないようなヒーローが、ひょいっと映像化されることも期待できるかも知れません。これまでだって、ロケットラクーンとかDr.ストレンジとか、そこなの!?と思うようなキャラクターが映画化されてきたわけで。僕が知らない、あるいはたんに忘れているキャラクターを掘り起こして、かっこよく勇ましく、スクリーンに呼び出してくれるかも知れないわけです。

 まあそんなわけで。懸念も懸案もあるだろうけども。海の向こうの一物好きとしては、今後の展開をあえて楽しみにしておきたいなと。そんな風に思った次第でありました。

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