【ロボットイベントレポート】第25回・第26回KONDO BATTLE観戦記【決勝トーナメント~表彰式】
さあ、このあとは決勝戦。
各クラスごとに上位の機体同士による、トーナメント形式の決勝戦が行われます。
まずはKHRクラスから、スタートです。
KHRクラス 一回戦第1試合
No.211 GANGA(あたろう) vs No.202 コビス(ビスコ)
KHRクラス一回戦は、ガンガとコビスの対決から。
開始、まず両者、距離を大きく取っての睨み合い。詰めていたコビス。ガンガがパンチで押して行く。中央に戻した、突っ込んでいったガンガ、これをコビスが捕らえて転がす、これで1-0に。
再開、ガンガが一気に突っ込んだ、至近距離から腕を持ち上げる、体が入れ替わり、リング脇ぎりぎりとなったガンガ、戻した、横払い、打ち合いになった、コビスが転がったが、これはスリップ扱いに。
さあ、横から近付いたガンガ。凌いだ、コビスの打撃を凌いで回り込みにかかる。近い、両腕突きが胸板をかすめたが、凌ぐ。下がった、あ、突っ込んだガンガ、コビスが迎撃にかかるが、これはスリップとなった。
1-0のままの展開が続く、ガンガが持ち上げて崩すが、ガンガ自身も倒れてこれはスリップに。コビスの両腕での突き上げ、凌いだガンガだったが、ここで時間切れ。
1-0、コビスの勝利となりました。
KHRクラス 一回戦第2試合
No.209 ザ・ハードパンチャー(ロボット芸人高橋ちゃん) vs No.204 ブレイザー(ブラック河野)
これはまた白と黒、対照的なカラーリングの機体同士の対決です。
開始、まずは慎重な入り、中央に寄せていった両者、回り込みにかかったブレイザー、両腕パンチで突き上げにかかる。いったん離れた、攻撃が交錯した、横殴りのフックと両腕パンチが同時に出て、これはスリップに。
ハードパンチャーのパンチを凌いだブレイザー、回り込んだ、ハードパンチャーが倒したが、スリップしてしまう。
有効打がお互い出し切れない両者、中央に陣取ったパンチャー、両腕パンチ、ちょっとと外れた。カウンターを回避してブレイザーがスリップした。
近付いてきた両者、中央に寄った。腕を掴みかかったが、これは離してしまった。リング脇ぎりぎりに退避して、スリップしたハードパンチャー、リング脇から戻ろうとするが復帰できない、背後から一撃、ブレイザーが背後から崩した、これで1ダウン、1-0。ブレイザーも機体からネジをだいぶ落としてしまう。
残り10秒で1-0。ブレイザーが横フックから、スリップ。リング脇ぎりぎりで両腕パンチを繰り出したところで、試合終了。
カウントは1-0、決勝進出はブレイザーとなりました。
オープンクラス 一回戦第1試合
No.112 ハードラックス(大阪電気通信大学 自由工房HRP) vs No.103 TKU-05 わだつみ(なべ)
さあ、続いてはオープンクラス決勝トーナメント。わだつみとハードラックスの対決。
さあ中央、ハードラックスが詰めていったところに、わだつみが胴体にカウンター。ダウンを奪う、1-0に。
ハードラックス、下段から突き込みにかかる、胸板を突き上げたわだつみ。ダウンを奪ったが、わだつみの腕もリングについてしまう、1-0のまま。
わだつみ、ハードラックスの腕を巻き込んだ恰好で、リング脇ぎりぎりに。復帰させて再開、今度は、わだつみが突き上げたところにハードラックスが両腕パンチで迎撃、仰向けに崩した、1-1に。
ハードラックスが突っ込み気味のパンチ、わだつみを崩すが、自分も倒れてしまう。これはスリップ。突き上げ、お互い間合いの少し外での叩き合い、徐々にハードラックスが圧力をかけていく。リング脇ぎりぎりの位置から、わだつみがリカバリーしていった。パンチ、これは、一瞬の交錯、睨み合いから突きを繰り出す、立ちあがったハードラックスが一瞬遅れて倒れる、これで2-1。
再開直後、競り合いから背後に駆け込んだハードラックスの一撃、わだつみが背後から崩され、これで2-2に。
お互い有利な位置に御取っての睨み合い、ハードラックスがリング脇ぎりぎりで転倒、分けて再開。2-2のまま。突っ込んで来たハードラックス、これはスリップ。
やや距離を開いた、突き、ハードラックスの攻撃をわだつみが凌いでいく、突き、これは胴体に入った!
腰に決まった一撃で、ハードラックスが静止したあと崩れて、これで3-2。
試合終了、わだつみ決勝進出となりました!
オープンクラス 一回戦第2試合
No.102 コビス(ビスコ) vs No.110 ナルカミ(芝浦工業大学SRDC)
さあ、オープン決勝トーナメント二試合目は、ナルカミとコビスの対決です。
開始、まずは一礼のコビス、ナルカミが左右に機体を振りつつ接近、両腕パンチで突き上げる。背後に回り込んだコビスが連打にかかるが、いったん離れたナルカミ。
これはすごい、ナルカミとコビスが同時に攻撃を放ってぶつかりあい、両者の胴体が空中に一瞬浮く、コビス、リング脇ぎりぎりに飛んで落ちた。
激しい競り合い、ナルカミの一撃がコビスの胴体へ入って崩すが、スリップ。打ち上げるナルカミ、これは耐えた、がしんがちんと激しい音が飛ぶ。投げを打ち返すナルカミ、足が浮いたコビス、後ろに跳んで堪える。コビスの投げに対して、ナルカミが打ち返す、コビスの投げをナルカミが耐える、ナルカミが崩れない。コビスがちょっと起き上がりで手間取ったが、復帰。
中央での打ち合いから、やや離して再開。正面からのぶつかり合いで、お互い背後に倒れてしまう。
激しい応酬、しかしまだ0-0のまま、コビスが大技の回転浴びせ蹴り、しかしナルカミに当たらなかった。投げ、打ち合い、腕に絡んで崩したナルカミ、しかし自分も倒れた、まだ0-0。打ち込んだコビス、ナルカミを打ち下ろす、これもスリップ。
最後は諸共に投げで倒れたところで、ここで時間切れ。
さあ、0-0のまま時間切れ! ここで、この大会初の延長戦となります!
調整時間2分間のあと、延長戦に。延長戦は1ダウンをどちらかが先に取った時点で終了のサドンデスマッチとなります。
開始! 一礼から入った両者、一気に投げに行ったが、両者ともスリップしてしまう。
、これは、復帰中のコビス、リングから転落してしまった!
ここで決着、ナルカミの勝利となりました。
さて、最後は学生選抜の決勝、一回戦です。
学生選抜 一回戦
No.308 閃電(芝浦工業大学SRDC) vs No.304 サイクロンディザスター(芝浦工業大学 SRDC)
さて、学生選抜は三機が決勝トーナメント進出のため、一回戦は一試合だけ。この試合の勝者が決勝に進出し、シード選手となるタイペリオンと、優勝を競うことになります。
開始、閃電、旋回しつつ回り込む、打ち上げで迎撃するディザスター、腕先で撫でるような牽制合戦。間合いぎりぎりのところでの打ちこみを繰り返します。
やや遠い間合いでの打ちこみから、近付いていったディザスター、しゃがんで防御姿勢、閃電の打撃を凌ぐ。しかし打撃でつんのめる、スリップ。
閃電が回り込みに行った、ディザスターが迎撃。一瞬揺らいだ閃電だが、倒れなかった。逆に閃電のカウンターでディザスターが跳ぶ、これはダウン。2-0になっている。
ディザスターが倒さかかるが、リング脇ぎりぎりで耐える。なんとか復帰。その隙にディザスター、リングの反対の橋まで跳んでいって戻る。競り合い、ディザスターがダウンしかかるが、しゃがんで凌ぐ。
やや遠い間合いでの戦い、これはディザスター、閃電との叩き合いから吹き飛ばされた、両者スリップの体勢だが、ディザスター、リングから跳びだしてしまい、頭からリング外へ転落!
これで3-0、閃電の勝利となりました!
このあとは決勝戦。
KXRクラスから、四連続です。
KXRクラス決勝
No.402 あずさ2号X編成(梓みきお) vs No.403 Target Drone(SHIELD Works)
決勝戦ラッシュ最初の組み合わせ。KXRクラスは第一試合の再現。ターゲットドローンとあずさ2号の対決です。
てくてくと近付く両者、あずさ2号、交錯からスリップ、腕を振り上げて打撃を繰り出すドローン、あずさ2号がダウンを奪われる。1-0。
後ろを向いたところに、尻尾で打撃を繰り出すあずさ2号。多彩な尻尾攻撃で押し込もうとするものの、ドローンの攻撃で尻尾が接地してしまい、これで2ダウン。
最後はころんと一撃を貰い、これで3ダウン。
あずさ2号を下し、KXRクラスはターゲットドローンの勝利となりました。
KHRクラス決勝
No.202 コビス(ビスコ) vs No.204 ブレイザー(ブラック河野)
続いてはKHRクラス決勝戦、コビスとブレイザーの対決です。
まずはコビスの一礼から、試合開始。ブレイザー、様子を伺いつつ徐々に間合いを詰めていく。両者慎重な入り。ブレイザーがいったん下がった。やや遠い距離を保った両者、いった、ブレイザーが詰めたところを、コビスが平手で迎撃、横に転がして、これで1-0に。
さあ試合が動き出した。コビスが横歩きで寄っていき、ブレイザーが投げで牽制しつつ、距離を詰めていく、近い、いった、パンチの打ち合い、いったん離れた、まだ近い、これは、ブレイザーの投げ、決まったが、スリップした。
コビスがリング脇ぎりぎりで転倒してしまう。危ない位置だったが、転倒した状態から回転蹴りを繰り出したコビス、大きく移動、一回転して復帰する。
さあ、リング脇ぎりぎりでの戦い。今度はブレイザーがリング脇に追い込まれる。起き上がり、一回転してリングから落ちてしまう。これで2-0に。
コビス優勢の状況、再開。両者リング中央での叩き合い。ブレイザーの投げが決まるが、これは自分も倒れてしまい、スリップに。
ブレイザー、再開と同時に突進していく、積極的に仕掛けて行くブレイザー、コビスと投げが同時に交錯したところで、ここで試合終了。
時間切れ、2-0。ブレイザーを下し。この試合はコビスの優勝となりました!
オープンクラス決勝
No.103 TKU-05 わだつみ(なべ) vs No.110 ナルカミ(芝浦工業大学SRDC)
認定権のかかったオープンクラス決勝戦! わだつみとナルカミの対決です。
さあ開始、まずは中央に持っていったナルカミ、まずは腕先での打ち合い、ナルカミが激しいワンツーの打ちこみから入っていく。わだつみが凌いでいる、ダウン、これは、わだつみが吹き飛ばされた、腕をついて耐えたわだつみですが、ダウンに。1-0。
さらに続く交錯の中ですが、わだつみが伏せた状態で動かなくなってしまう。なにが起きたのか、状況が確認されます。どうも打撃のぶつかりあいの中で、ナルカミの打撃がわだつみの電源スイッチに当たり、電源を切ってしまったようです。そんなことあるんでしょうか……。
相手の攻撃で電源が切れると言うのは、わりとあまり聞いたことのない事態。
とりあえずこれは、わだつみのダウンとみなす、と言うジャッジに。カウントは2-0となり、電源を入れ直して再開。
しかし再開直後、わだつみがダウンを奪い返す、2-1に!
なおも攻めかかるわだつみですが、ナルカミの打撃が、伸ばした腕を捕らえてわだつみが一回転。
これで3-1、わだつみを崩し、ナルカミの勝利となりました!
学生選抜決勝
No.303 Typerion(千葉工業大学 文化会 総合工学研究会 皆川) vs No.308 閃電(芝浦工業大学SRDC)
さあ、今大会最後の試合は学生選抜の決勝。千葉工大チームのタイペリオンと、芝浦工大の閃電の対決です。
まずはリング中央に持っていったタイペリオン、閃電が小刻みに位置を変えながら狙っていく。閃電の攻撃がタイペリオンを倒すが、両者転倒、スリップに。
中央から下がった両者、閃電のパンチ、これをタイペリオンが腕を伸ばして凌ぐ。さあ、閃電が詰めていく、競り合いから、閃電が腕先をぐっと伸ばしてタイペリオンを崩し、これで1-0に。
閃電がさらにアッパー、しかしこれは決まらなかった、再開直後、タイペリオンが旋回しながら閃電を押し崩す! ここで大技、回転廻し蹴りが決まり、これで2-1に。
中央に戻しての再開、閃電が左右に機体を振りつつ、交互に打撃、これは入った、タイペリオン、下がって凌ごうとするが、衝撃を吸収しきれずにダウン。2-2に変わる。
イーブンで再開、閃電の打撃、しかし自らも倒れてしまい有効にならない。
近い、タイペリオンが微妙にかわしつつ、打ち込んでいく、閃電が、踏み込んだ、離れる。打ち込む、足首が引っかかって倒れた。
再開、凌いだ、タイペリオンの胸板への攻撃を凌いだ、レフェリーが分ける。
これは再開直後の突進、閃電の突進をタイペリオンが綺麗に弾いた、これで3ダウン!
これで決着。3-2。
学生選抜はタイペリオンの勝利、タイペリオンの優勝となりました!
さて、これにて今大会は全試合終了。
このあとは表彰式となります。
さて、最後は表彰式です。まずは認定レフェリーの認定のあと、各賞の発表。
KHRクラスの優勝はコビス、準優勝はブレイザー。
オープンクラス優勝はナルカミ、準優勝はわだつみ。
そして学生選抜、優勝はタイペリオン。準優勝は閃電。
最後はKXRクラス。優勝はシールドワークス。準優勝はあずさ2号でした。
最後に近藤専務から、大会総括の御挨拶のあと。記念撮影を行い、全日程終了となりました。
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