【ロボットイベントレポート】第25回・第26回KONDO BATTLE観戦記【予選リーグ戦・前半】
半年ぶりくらいでしょうか、やってきました立川駅。
三連休の初日となる、本日2月10日。そろそろ定番となりました壽屋様本社のコトブキヤホールにて、近藤科学主催のバトルイベント・KONDO BATTLEが行われます。
本日行われるのは、従来のオープン、KHR、学生選抜に加え、近藤科学の最新キット・KXRシリーズを用いるKXRクラスの4クラス。それぞれを3~4組に分けて、組ごと総当たりの予選リーグ戦を行った後、各組・各クラス、それぞれの勝者による決勝トーナメントが争われます。
さあ、まずは早速、KHRクラスからスタートです。
KHRクラス予選第1試合
No.206 ヴォルフガング(ぽかたん) vs No.211 GANGA(あたろう)
さあ、モノアイ風のマーキングがかっこいいガンガと、全身黒のヴォルフガングの対戦から、KHRクラス予選がスタートです。今回はレフェリー講習会も兼ねての大会になるため、数戦ごとにレフェリーが交代する体勢となります。
開始。まずは姿勢を変えつつ両者距離を詰めていく。後ろに回り込んだガンガが先に仕掛けた、両腕パンチでのしかかるが、姿勢が崩れた。スリップ。攻撃後にスリップした場合は攻撃が無効となるのが今回のルール。今度は両腕パンチの打ち合いに、押し負けてヴォルフガングのダウン、1-0に、
ヴォルフガングが回り込みつつ、リング脇に追い詰めるが、両腕パンチの打ち合い、これはガンガのダウン、いやスリップ扱いに。
後ろに回り込んだガンガが打ち込んだ、ちょっと混乱しましたが、これはガンガが追加でカウントを奪う。2-0。
スリップしたガンガがリングから出かかりましたが、復帰して掴みに行く、外れた。接近しては離れるヴォルフガング、中央に立って待ちかまえる。
残り30秒、お互い位置の読み合い、ガンガが凌ぐ、残り1秒、時間切れ。2-0でガンガの勝利となりました。
KHRクラス予選第2試合
No.209 ザ・ハードパンチャー(ロボット芸人高橋ちゃん) vs No.208 あずさぶろう(梓みきお)
続いては第二試合、高橋ちゃんさんのハードパンチャーと、KHRクラスの強豪あずさぶろうの対戦。ハードパンチャーは握り拳の造形がかっこいい機体です。
開始、まず中央に駆け寄ったあずさぶろう、スリップ。接近するハードパンチャーを迎撃して、これはダウンに。1-0、あずさぶろうが取った。
しかし直後、駆け寄ったあずさぶろうが胸板に一撃され、これで1-1に。
打ち合いで両者崩れる、スリップ、かけよったあずさぶろう、ハードパンチャーの攻撃の隙を掴んで崩した、これで2-1に。
再開、両腕パンチの打ち合い。打撃を一瞬遅らせて、後の先の隙を狙うあずさぶろう、ハードパンチャー、いったん距離を取ったところにストレートパンチ。これはスリップに。両者、ちょっと角度がすれちがった両腕パンチ、ハードパンチャーがスリップ。
回り込みにかかる。両腕パンチ、しかし崩しきれない。残り1分、絡み合いになったがスリップに。
さあ、ちょっと離れたあずさぶろう、これは仕掛けたところを崩された、2-2に変わる。残り30秒、スリップ、いったん離れて、慎重な構えになった。駆け寄った、攻撃の隙を狙うが、あずさぶろうが有効を取れずスリップ、駆け寄る、ここで時間切れ。
予選は引き分けありのルールのため、この試合は引き分けとなり、両者それぞれ勝ち点を獲得します。
KHRクラス予選第3試合
No.202 コビス(ビスコ) vs No.205 ジェームズ君(芝浦工業大学SRDC)
続いては、胸に大きな笑顔が書いてあるジェームズ君。対するは赤いスカートに猫ヘッド、KHR重改造機コビスの登場です。
さあ、一礼から、中央での睨み合い。両腕パンチを連続するジェームズ君、素早いガードでコビスが弾いた、これでダウン。1-0に。
再開、睨み合いから、ジェームズ君が斜めに進んで歩み寄る。両腕パンチを捕らえて崩し、これで2ダウンに。
直後、両腕を上げたジェームズ君をそのまま崩し、3ダウン。
3-0、コビスの勝利となりました。
KHRクラス予選第4試合
No.204 ブレイザー(ブラック河野) vs No.201 Metallic Fighter(チーム森永)
さあ、続いてはメタリックファイターとブレイザー。ブレイザーは肩や腕を大型化したかなり格好良いKHR改造機。赤い胴着のメタリックファイターとの対決。
まず接近したブレイザーがぶつかっていく、これを投げで受けたメタリックファイターだが、スリップに。何かの対策でしょうか、小刻みに振動しているメタリックファイター。奇襲の回転浴びせ蹴りを打ち込む、これは空転、睨み合いから、様子を伺う、片腕を軽く突き上げてカウンター、これで1-0に。
さあ、素早く移動しながら位置を読み合う両者、どちらも停滞しない、位置を変え続ける、ちょっとネジが落ちたぞ、ブレイザーが詰めた、両腕パンチ、打ち込んでから素早く姿勢を一瞬落として安定を確保する。近付いた、ブレイザーの投げ、これはちょっと狭かった、両腕パンチ、スリップする、二回目の回転キックを繰り出すメタリックファイター、イエローカードが…… あー、一度目の回転浴びせ蹴りのとき、レフェリーが大技宣言をしてなかったため、これが一回目、と言う事のようです。
試合再開。いずれも小刻みに移動しながら打撃の機会を狙う、倒れたが、両者崩れた、これはスリップに、これは、入った。ブレイザーが掴んで崩した、1-1に。さらにブレイザーが、やや悩んだ判定ながらも、胴体を掴んで崩す、これで2ダウン、2-1に。
時間ぎりぎり、リング脇ギリギリまで追い詰めたメタリックファイターでしたが、ここで時間切れ。
2-1、ブレイザーの勝利となりました。
KHRクラス予選第5試合
No.211 GANGA(あたろう) vs No.203 GIY専用KHR-3(DrGIY)
さあ、続いては久々のバトル競技出馬、YG不知火のGIYさんがリングに登場。今日の機体は、胸に「GIY」って大きく書いてあるGIY専用KHR-3です。
開始、最初の衝突でダウンを奪われたのはGIY専用。1-0。
リング脇ぎりぎりに立っていたガンガに、頬を張る恰好のGIY専用。しかし攻撃を仕掛けたところにガンガがカウンターを決め、、これで2-0に。
さらに三回目の攻撃。ちょっと微妙な判定でしたが、GIYさんからは異議申し立てが入ったものの、審査員からも有効の判断に。
これで3ダウン、3-0。ガンガ二連勝となりました。
KHRクラス予選第6試合
No.208 あずさぶろう(梓みきお) vs No.207 天切(芝浦工業大学SRDC)
さあ開始、細長い頭の天切、ちょっと恐い顔がついています。
ややゆっくりした位置の読み合いから、すくいあげられ、あずさぶろうが倒れる。1-0。
小さい蹴りを繰り出す天切、あずさぶろうが離れる。ぶつかった、両者交錯からのスリップ。いったん離れる。中央を取った天切、回り込んだ、様子を伺うあずさぶろう、両腕パンチ、しかし迎撃した天切も倒れた、これはスリップに。
再開、両者位置を変える、あずさぶろうが一旦離れた。そしてあずさぶろうが詰めていく、天切がスリップ。この間に回り込んだあずさぶろう、猛攻のあと、ちょっと離れた。睨み合い、接敵した、両腕パンチで崩したが、これはスリップに。
両者正面から衝突、時間がない、ここで時間切れ。あずさぶろう、最後に大技を出しますが届かず、1-0で天切の勝利となりました。
さて、数試合ごとにクラスを変更しての進行。
ここで一旦クラスを変えて、ここからはオープンクラスです。
オープンクラス予選第1試合
No.106 BJ05 ASURA(大同大学OB みんなのやす) vs No.109 でか~る(道楽、)
なぜか手足に包帯を巻いてきたでかーる、アスラとの対決です。開始と同時に、でかーるいきなりの突進。アスラが後方にスリップした。
さあ、でかーるが、しゃがんだ姿勢からの蹴り、これはスリップになった。しゃきーんと効果音と共に蹴り放つアスラ。起き上がりざまの攻撃、スリップした、でかーる、駆け寄ってから上体だけ持ち上げての攻撃、しかしリング脇ぎりぎりでスリップした、前転で転がりながら復帰。
打ち合い、でかーるの打ち上げた足を撃ち落とすアスラ、しゃがんでからの打ち上げ、アスラも打撃で応じる、これもスリップになった。
長く長く伸びる蹴り上げで攻めるでかーる、腕での打撃に攻撃モーションのチェックが入ったあと、残り1分ほどから再開。駆け寄ったでかーる、綺麗に打ち返されて転がった、これで1-0に。
中央からの打ちこみ、でかーるが蹴りを撃ち落とされた、これはスリップに。足を打ち上げてのハイキックを、両足で交互に繰り出すコサックダンスのような攻撃、これは、アスラの駆け寄りざまにハイキックが入ったが、これはスリップになった。
ハイキックを繰り出し、離れたでかーる、ここで時間切れ。
1-0、アスラの勝利となりました。
オープンクラス予選第2試合
No.101 Metallic Fighter(チーム森永) vs No.110 ナルカミ(芝浦工業大学SRDC)
さあ続いての登場はフルサイズのメタリックファイター、芝浦工大ナルカミとの対戦です。
開始、駆け寄って詰めたメタリックファイター、下段から突き込んだ、これはスリップになった。突進から前につんのめるメタリックファイターだが、これは、派手にぶつかった、ナルカミがスリップしメタリックファイターも吹っ飛ぶ。両者スリップ。
再開からナルカミとメタリックファイターがお互い打ち上げを打ち合う、間合いぎりぎりの外での牽制合戦、両者スリップした。激しい打ち合いから、仕掛けた方もスリップになる展開が続きます。
あー、両者スリップから、ナルカミ、リング脇ぎりぎりの危険な位置。復帰した。打ち合い、メタリックファイターが前のめりになったのをナルカミが押し戻す。突進、ナルカミが胸板まで詰め寄って両腕パンチ、打ち上げられてメタリックファイターが、倒れる、1-0に。
メタリックファイター、これはどうした、大技の出掛かりが潰された恰好、腕を突き上げる、ナルカミが前に崩れる、これでスリップに。
打ち合い、メタリックファイターが投げ、投げを打ち終えた恰好のまま停止してしまった。レフェリーが分けて、再開です。
残り10秒ほど、打ち合い、ナルカミの打ち上げを凌いだメタリックファイター、ここで時間切れ。
最後に浴びせ蹴りを放つも届かず、これで1-0。ナルカミの勝利となりました。
オープンクラス予選第3試合
No.108 ヴァーミリオン(:芝浦工業大学SRDC) vs No.111 ゴウライオー(コバ)
さあ、続いては六本腕のゴウライオー登場。芝浦チームのヴァーミリオンが登場。おお、これは、ヴァーミリオンの名前の通り、真っ赤なカラーリングになってきました。これはかっこいいですね。顔が簡単な感じになってますけども。
しかし、ゴウライオー、ちょっと足の様子が怪しい。
レフェリー判断で、機体の調整に。この試合はあとに繰り越しとなります。
オープンクラス予選第4試合
No.107 Speranza(立野) vs No.105 ガルー(くまま)
さあ、前回準優勝のスペランツァ登場! ガルーとの対決がいきなり初戦で実現です!
立野さんの手でリング中央に滑り込んだスペランツァ、リング中央でがしゃがしゃと立ちあがる。ガルーは新規の構造、本日初登場です。
さあ、開始。打ち合い、dスペランツァが鋭いアッパーで攻めこむ、二発目、ガルーが飛んでスリップする、これは両者スリップに。再開、素早い起き上がりだ、睨み合い、打ち込んだ、スペランツァが腕先を掴んで飛ばした、1-0に。
さあ、膝を狙うスペランツァ、ガルーが打ち込んでいく、素早くしゃがんで崩しをかわすスペランツァ、フットワークで左右に飛びつつ攻撃の機会を狙うスペランツァですが、一瞬の隙、掴まれ滑って飛んでいった!ガルーのパンチでまるで何気なく吹っ飛び、これで1-1に。
さあ、打ち込んだスペランツァ、耐えた、打ち上げ、スペランツァが近付いて仕掛け行く。ごりごり押し込んで行くスペランツァ、ガルーが受けに廻った恰好から、リング脇ぎりぎりから押し戻していく、
あっと、肩だ、ガルーの肩が外れてしまっているようだ。しばらくそのまま試合を続けて来ていたが、スリップして転倒。
ここから復帰できず。TKOの判定、スペランツァの勝利となりました。
オープンクラス予選第5試合
No.109 でか~る(道楽、) vs No.102 コビス(ビスコ)
でかーるが足に巻いているのは伸縮包帯で、配線が露出しているのをまとめてカバーするためだそう。だいぶミイラ感あります。
試合開始、まずは一礼から始めるコビス、その間にでかーるがスリップ。
ダッシュした表紙に、後ろにつんのめってしまうでかーる。歩行チェックが入ります。大丈夫そう。再開、しかしつんのめったでかーる、再開直後、再び試合がストップした。レフェリーから再び歩行のチェック。
「歩いて、で歩ければOKです。転んだらTKOにします」と言われて、でかーるがダッシュして…… つんのめりました。
これででかーる、TKO、コビスの勝利となりました。
オープンクラス予選第6試合
No.110 ナルカミ(芝浦工業大学SRDC) vs No.104 クロムキッド(くぱぱ)
さあ、ガルーと同じく、超をつけたいほど大型の肩がついたクロムキッド。ナルカミとの対戦です。
開始、両者機体を左右に振りつつ、打ち上げる打撃で仕掛ける、クロムキッドがスリップ、起き上がれない、復帰ができない。カウント9まで起き上がろうとしたものの復帰を果たせず、ここでタイムを申請します。1-0。
どうもちょっと深刻な状況の様子。リングにPCを持ち出して調整が始まります。残り40秒、大丈夫でしょうか。調整した、調整しきました。ちょうど1分でクロムキッドを調整してきました。なんとモーションを調整したのだそうです。1分で。ええええ。
1-0で試合再開です。クロムキッドが素早く駆け寄る、パンチ、身長差がだいぶあるせいでナルカミの打撃が頭上を抜けていく。クロムキッドが突きで崩すが、これはスリップに。クロムの腕先にナルカミが引っかかるが、これは有効にならない。ナルカミとクロムキッドが空中で打ち合いに、これはスリップに、リング脇ぎりぎりまで吹っ飛ぶナルカミ。復帰を試みるが、リングの外に出てしまった、これでリングアウト。1-1に。
さあ、再開、クロムキッドが仰向けに直後に吹き飛ぶ、スリップになった。足首を狙っていくクロムキッド、ナルカミがスリップした。
再開、腕が引っかかって横に倒れるナルカミ、仰向けに放った、クロムが仰向けに転がる、これで2-1に。
さあ、ナルカミの攻撃を凌ぎ、懐に入って足元を狙うクロム、一旦離れた、両腕パンチで圧力を掛けながら、近付くナルカミ、近づけさせない、掴みに入ったところを押し戻す、いったん離れた。
あー、これは、仕掛けに駆け込んだところを捕らえた、胸板を突き上げられて3ダウン。
3-1、ナルカミの勝利となりました。
オープンクラス予選第3試合
No.108 ヴァーミリオン(:芝浦工業大学SRDC) vs No.111 ゴウライオー(コバ)
さてつづいては、さきほど一旦延期になったヴァーミリオンとゴウライオーの対決です。
開始、直後にヴァーミリオンが後ろにスリップした。再開、中央でぶつかった両者、中央でのぶつかり合い、分けて再開、ヴァーミリオンが再びスリップ。ちょっと歩行のバランスがよくないか。あー。やはりちょっと歩行が不安定か。仕掛けてのしかかるゴウライオー、起き上がりの最中、ヴァーミリオンがスリップして絡みに行ってしまう。
リング脇ギリギリで倒れていたヴァーミリオン、なんとか姿勢を移動させる。膝でリング脇を激しく叩くような挙動、横に這うような恰好でリング中央に位置を戻し、ぎりっぎりのところで、踏みとどまって復帰した!
再開。0-0のまま。ヴァーミリオン、ゴウライオーの腕を押し戻し、これで1-0。
ゴウライオー、リング脇ぎりぎりで前転して復帰を図る、しかしもう一回後方に転倒してしまった、六本腕が複雑に動き、起き上がりにあまり見たことがない感じの苦労をしていたゴウライオー、なんとか復帰した。
1-0、ヴァーミリオン優勢。残り20秒ほど、ゴウライオーがのしかかっていった、押し崩したが、これは両者倒れた。スリップだ。ここで時間切れ。
1-0でタイムアップ、これでヴァーミリオンの勝利となりました。
さて、再びクラスが変わり、今度は学生選抜です。
学生選抜予選第1試合
No.303 Typerion(千葉工業大学 文化会 総合工学研究会 皆川) vs No.307 >(大阪電気通信大学 自由工房HRP)
大阪電通大の機体の名前。これ何て読むのかって思ってたんですけど、デクレッシェンドって読むんですね。タイペリオンとの対決です。学生選抜は全部で9チーム、予選は3組です。
さあ開始、タイペリオン、突進してきたデクレッシェンドを押し戻して崩した、1-0。
再開直後、奇襲の浴びせ蹴りを繰り出すが、これはヒットせず。1-0のまま。移動してお互い真正面、打ち合いから、スリップに、デクレッシェンド、リング脇から上体が出てしまった、リングアウト、これで2-0に、。
さあ、中央での交錯。パンチで崩したが腕が引っかかった恰好、引きずられて両者ダウン、2-0のまま。
さあ、ちょっと静かな展開になった。待ちかまえたタイペリオンが、向かってきたデクレッシェンドを転がすが、これはスリップに。これは、待ちかまえていたタイペリオンが待ちかまえて一気に崩す、これで3ダウン。3-0、タイペリオンの勝利。
タイペリオン、なんと右腕が動かない状態で試合を続行していたとのことでした。
学生選抜予選第2試合
No.302 ささペロリン(千葉工業大学 文化会 総合工学研究会 佐々木) vs No.306 はんまー(大阪電気通信大学 自由工房HRP)
これはまた、特徴的な機体同士の対決。真四角の腕先を持つはんまーと、ショベルのような大きく平たい両腕を腕を胸の前に構えたささペロリンの対決です。
腕のハンマーの中に何か入っているんでしょうか、がしゃがしゃと言う音を立てて接近するはんまー。ささペロリンはリング脇ぎりぎりから、大きな盾を巧みに使って起き上がる。はんまー、大きく腕を伸ばしてのパンチ、これは押し戻された、スリップするはんまー、しかし反撃、移動中のささペロリンを崩し、これで1-0に。
はんまー、攻撃での反動で飛ぶ、これはスリップ。両者倒れた恰好から復帰、移動しつつの睨み合いから、はんまーがパンチ、しかしこれはちょっと遠かった。
復帰。迎撃にかかるささペロリン、大きな曲面を持つショベル状の腕を生かして、これはうまい、大きな面で打ち上げて、ダウンを奪い返す、1-1に、
直後、移動中のささペロリンを襲ったはんまー、これで2ダウン。
最後はささペロリンの移動の隙を捕らえて、はんまーが追撃、3ダウン目を奪う。
3-1、はんまーの勝利となりました。
学生選抜予第3試合
No.305 プロトナスカ(千葉工大 総工研 吉岡) vs No.301 Zvezda(千葉工業大学 文化会 総合工学研究会 富田)
今度はこちら、ズビスダーと読むのだそうです。対するは、くるりと巻きつけたような形状の腕が特徴的なプロトナスカです。
開始。ズビズダーはかなり背の高い機体。巻いた腕をしなやかに伸ばしながら、プロトナスカがワンツーを仕掛ける、ズビズダーとの打撃の打ち合い、押し負けたナスカ。横から、睨み合い、後ろから崩したスリップに。
あれ、ちょっとおかしい、直前の判定がスリップのため、ここでズビズダーがタイムを申請。1-0に変わり、調整に入ります。
腕の様子と思いきや、全身の点検を行うズビズダーですが、調整かなわず。
申告によりTKO、この試合はプロトナスカの勝利となりました。
学生選抜予選第4試合
No.307 >(大阪電気通信大学 自由工房HRP) vs No.309 プロテウス(東京電機大学ヒューマノイド研究部)
デクレシェンドが二度目の登場。全身紫のプロテウスとの対決です。
開始、待ちかまえるプロテウス、デクレシェンドが大股な歩行で近付いていく、プロテウスが払いにかかるが、これはスリップになった。
真上から見ると、三角形の形状をしている胴体を持つプロテウス。内向きに前に出た両腕を使って薙ぎ払いを繰り出す、突撃しながらクレシェンドが突き出すが、これは両者崩れた。スリップに。
さあ、睨み合いから、慎重に両者位置をはかる、突き上げにかかったデクレシェンド、プロテウスが凌いだ。残り10秒、仕掛けた、デクレシェンド、プロテウスを薙ぎ払って崩したが、直後に後ろにスリップ。体勢がねじれてしまった恰好、足首が妙な角度で広がり、腕を足の下に巻き込んでしまう。
攻撃後のスリップのため、打撃自体は有効。そして自分のスリップなのでタイムは宣言できます。デクレシェンドが、ここでタイムを宣言、プロテウスが攻撃で1ダウンを失い、デクレシェンドがタイムで1ダウンを失ったため、1-1の状況になります。
さあ、カウントイーブンで残りは30秒ほど。中央に陣取ったデクレシェンド、待ちかまえるプロテウス、これは、デクレシェンドの打撃で諸共に飛ぶ、両者スリップ。レフェリーが分け、残り15秒から再開です。
後ろから寄っていったデクレシェンド、突き崩すが、自らもスリップ。素早く跳ね追い切るプロテウス、残り5秒、さらにデクレシェンドが仕掛けたものの、これで時間切れ。
1-1、この試合は引き分けとなりました。
学生選抜予選第5試合
No.306 はんまー(大阪電気通信大学 自由工房HRP) vs No.304 サイクロンディザスター(芝浦工業大学 SRDC)
さあ、がしゃがしゃ、と言う音とともにはんまーが登場。サイクロンディザスターとの対戦です。
開始、激しい音を立てつつ駆け寄っていくはんまー、これは、ぶつかりざまにディザスター、カウンターでぶつかった、ダウンになった。1-0。
腕先をたくみに使って、押し込むディザスター、追撃を入れて崩す、2-0に。
はんまーが駆け寄って肩に一撃、しかし当たったものの崩れてスリップ、これは2-0のまま。
ぐうっと腕を伸ばすディザスター、腕をしならせる攻撃で仕掛けて行く。ちょっと離れた距離から、距離を詰めていく、はんまーがアッパー、ディザスターがいったんかわして、のしかかってのディザスターの攻撃、はんまーが吹っ飛ぶが、自分自身もスリップ。
残り1分、ディザスターがスリップ。左右の腕で打ち上げる、一瞬遅らせはんまーが打ち込む、はんまーの打撃をすばやく屈んでかわすディザスター、胸板に一撃、はんまーが連続で打撃を打ち込んでいった、これは入った。2-1に
駆け寄って攻めるはんまー、素早くしゃがんで凌ぐディザスター。ここで時間切れ。
2-1、この試合はディザスターの勝利となりました。
さてさて。最後は新クラス。
小型の新型キット、KXR準拠の機体同士による、KXRクラスです。参加機体は3機なので、予選は1組だけとなります。
KXRクラス予選第1試合
No.402 あずさ2号X編成(梓みきお) vs No.403 Target Drone(SHIELD Works)
この試合、かなり自由な組み合わせ。腕先に大きな盾をつけたターゲットドローンと、小さな手足に、ものすごく大きな尻尾を組み合わせたあずさ二号の対決です。
まずパンチで仕掛けて、ダウンを奪ったあずさ、1-0。ドローンの攻撃を凌ぎながら、背中方向に尻尾を伸ばして繰り出す。まっすぐ伸ばす、尻尾を振り下ろしたかと思いきや、今度は横薙ぎに薙ぎ払って攻撃するあずさぶろう、多彩な尻尾攻撃に会場が沸く中、反撃を貰い、1-1に。
ええと、どこかでカウントを見逃したようです。この時点で2-1のはず、両腕パンチの打ち合い、重心が低いあずさ2号が凌ぐ、一回分けたところから、あずさがリングから押し出される、これで2-2に。
最後はこつんと押されて背後に崩れ、これで3ダウン。3-2、ターゲットドローンの勝利となりました。
KXRクラス予選第2試合
No.403 Target Drone(SHIELD Works) vs No.401 TKU-X(WRC)(なべ)
連戦になりますターゲットドローン、肩の上にキャノン砲を二門搭載したTKU-Xとの対決です。なおキャノン砲はなべさんのオリジナル。現在KXRキットには含まれておりません。
開始、ターゲットドローンが横を向いて接近して行く。TKUが肩からぶっ放した弾が当たったものの、ルール的には発射体の規程はないため有効にはならず。
ターゲットドローンに押されて砲身が飛び、さらに背後に倒れた拍子に、キャノン砲の部品がつぎつぎ飛んでしまう。TKUがタイムを申請。1-0に。
手際良くTKU-Xの砲身を組み立て直し、弾体を装填するなべさん。「装填は禁止にしたいんだけどなあ」「ルールに弾こめ禁止とは書いてないですね」と審査員席に言われているうち、準備完了です。
横に軸をずらしながら接近するターゲットドローンの打撃で、後ろに倒れたTKU-X、せっかくつけた部品がひとつのこらず全部飛んでしまう。2-0。
飛び散る部品、この直後になにげなく3ダウン目を取られ、これで3ダウン。
3-0、ターゲットドローンの勝利となりました。
会場いろいろと大いに沸いたKXRクラスが終了。
このあとは10分間休憩のあと、予選リーグ後半戦です。
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