【ロボットイベントレポート】ロボットプロレス チームばんび3周年記念公演観戦記【本公演】

　さて、お昼休みを挟んで午後の部。いよいよ本番、本公演です。
　リングの上には成功祈願のお祓いのために鳥居がセットアップ。いよいよあと10分弱で試合開始です。

　さあお時間となりました。まずは試合に先立って、巫女型ロボットのアマテラスによります、成功祈願のお祓いが行われます。
　さて、アマテラスによるお祓いが無事終わりまして。このあといよいよ試合開始です。

第一試合
ワルー vs シンプルファイター vs 煉

　さあ、まず始まった第一試合は、いきなり変則の三つ巴マッチ。一番手に登場したのは、スリムなシルエットに鋭い爪の煉。続いて登場は、真四角のフォルムで迫る、走れる壁シンプルファイター。そして最後に登場するのは、凶悪さを増した顔面も目立つワルー。竹刀を片手に登場です。
　さあ、ワルーと相対して、横に並んだ煉とシンプルファイター、ワルーがいきなり煉にのしかかる。倒れる煉、ワルーがシンプルファイターにも襲いかかり、その間に煉が退場。まだゴングが鳴っていないにもかかわらず、煉が退場してしまう。

　さあ、試合はシンプルファイターとワルー、一対一での構えとなりました。さらに竹刀で打ちかかるワルーですが、竹刀は反則と言うことで、ここで没収されてしまう。
　リング中央、重いパンチでの叩き合い、腕先で引っかけて、シンプルファイターがワルーを真横に転がした。競り合いが続く、ワルーのパンチでシンプルファイターが沈む、復帰したが、なおも正面から殴り倒すワルー。
　強烈なパンチの連打、ワンツーで圧力をかけていく。中央での競り合い、一瞬止まった。睨み合いになった。両腕パンチ、今度はシンプルファイターがのしかかって崩す。
　さて、両者様子見の構え、シンプルファイターが牽制。対して挑発の構えのワルー、パンチ、シンプルファイターを仰向けに崩す。

　攻め手を考えているシンプルファイター、いきなり行った！　ノーモーションからの前転前蹴り、これがワルーの胴体にヒット！　仰向けに倒れたワルー、復帰する間に両腕を上げてアピールしていたシンプルファイター、ワルーの復帰直後にもう一発！
　ワルーが復帰、正面でぶつかりあう両者、ワルーが拳を固め、力を溜めて、拳固一発、シンプルファイターが仰向けに吹っ飛んだ！
　シンプルファイターも反撃、今度はワルーが転倒。肩で息をしているワルー、これを足下からすくい上げて転がした。ワルーが苦しんでいる。
　余裕でアピールしているシンプルファイター、その後ろに寄ったワルー。掴んだ、ちょっと持ち上げあぐねたあと、持ち上げて、シンプルファイターの平らな頭頂部から、リングに一気に落っことした！
　倒れたシンプルファイターを、ワルーが脚を持ち上げ、そのまま肩を踏みつけた！　ワルーの踏みつけでのフォール、このままカウント3！
　一対一に変わった勝負を制し、ワルーの勝利となりました！

　さて、場外に向けてワルーがなにやらアピールしている様子。しょっぱなに退場してしまった煉に対してアピールしている模様。
　煉は来ないかー、俺と一緒に来ようー、とワルー。残されたシンプルファイターが、リングを叩いて屈辱を訴えたまま。これで第一試合は終了となりました。

第二試合
茉莉花＆コビス vs AMATERAS＆赤風

　さあ、続いて第二試合は、魔法対決となる変形タッグマッチ。和風のBGMと共に、まず登場したのは、赤い武将ロボ・赤風と、巫女型ロボットのアマテラスによる、アマテラスチーム。
　続いては対戦チーム、猫ヘッドのコビスがリングに登場。お供はなぜか掃除機です。最後にリングに登場するのは、タキシードにステッキのマジシャンスタイルのドールロボット。茉莉花がリングイン。これで茉莉花＆コビスfeat掃除機による、茉莉花チームも勢揃いとなりました。リングの後ろには、このあとのギミックで使う魔力ゲージが両チーム分花道に上がってきています。

　さて、ここでこの試合特別ルールの説明。本試合は変形タイトルマッチ、各チームのフロントを務める赤風とコビスがリングで対決し、キャプテンである茉莉花とアマテラスは自陣のコーナーで待機します。
　各チームの前衛が相手のキャプテンに触れば勝ち。キャプテンは相棒の打撃に応じて溜まる魔法ゲージを使って、味方を援護していきます。

　さあ、すでにリング中央では激しい叩き合い、赤風とコビスの殴り合いで、先にゲージが溜まりきったのはアマテラスチーム。
　ゲージが満杯になって、さあ魔法で援護を、と言うところで、掃除機が動いた。掃除機がアマテラスチームから魔力を吸い取り、茉莉花チームにパワーが充填されます。
　茉莉花有利の状況になったところですが、赤風が反撃、力を溜めて一撃。コビスが倒れたところで、ここで茉莉花が魔法を発動。ふしぎなおどりで赤風が衰弱したところに、さらに追い打ちでコビスが回転キック！
　コンビネーションを受けて倒れた赤風、これに対して今度はアマテラスが魔法を発動。痙攣して苦しんでいた赤風が立ちあがり、背中に増えた剣を抜いた。抜刀一閃、コビスが倒れる！
　勢い余って自分も倒れたものの、倒れたまま剣を背中に収め、立ちあがった赤風。そのまま一気に茉莉花の陣地まで踏み込み、これでアマテラス＆赤風チームの勝利となりました！

　4回目となるアマテラスと茉莉花の魔法対決は、これで勝ち負け、それぞれ2対2に。
　決着は次の機会に持ち越しとなります。

第三試合
MetallicFighter＆ガッテンダー
vs
ビリにゃん・キッド＆キングカイザー

　さあ、いよいよメインイベント！　正当タッグマッチによる一戦です。
　まず登場は名古屋からの参戦者、目映い黄色は注意色。黄色いパワーファイター、ガッテンダー。
　続いては二番手、雄々しいテーマソングと共に登場したのは、赤い巨体、鉄壁の皇帝キングカイザー！
　三番手は独眼の古強者、リビングレジェンド・メタリックファイターがリングイン！　　そしてラスト、覆面レスラー、チームばんび代表ビリにゃん・キッドがリングに上がり、これで全選手が出揃いました！
　以上の顔ぶれによる、関西vs関東中部連合によるタッグマッチ。
　開幕まず一番手は、メタリックファイターとビリにゃんキッドの対決。ビリにゃんのちゃかぽこした連打に対し、メタリックファイターもぽこすかした小太鼓パンチで対抗する。さらに平手打ちの連打、追い込むメタリックファイター。
　さあ、ビリにゃんが下がり、選手交代。メタリックファイターとガッテンダー、巨体と巨体の激突です。パンチの打ち合い、だがお互い倒れない、真横に伸びる打ち下ろし、倒れ込みつつガッテンダーを崩した、大きくリングを使い、復帰するキングカイザー。
　さあ、横向きに接近したカイザー、大きく踏み込んでの、ぐうっと伸びる突き、ガッテンダーが跳んで倒れる、起き上がれない、苦しんでいる、なんとか復帰。さあここで、メタリックファイターがカットに入った。メタリックファイター対キングカイザーに変わる。
　しかしメタリックファイター、なんというか今日はちょっと小さい方。カイザーとはサイズが全然違う。メタリックファイター、キングカイザーのパンチで一気にロープまで飛んでいく。
　さあ立ち直り、お客様に拍手を要求したメタリックファイター、正面から、綺麗に回転前蹴り！　これでカイザーが倒れた、コーナーから飛び出すビリにゃん、再びスイッチ、ガッテンダーとの競り合いに変わる。
　ちょっと似ているカラーリングの両者、しかし地力はだいぶ違う。ガッテンダーの連続打撃で、コーナーにどんどん追い込まれていくビリにゃん。さあ、コーナーぎりぎり、ここでカイザーがカットに入った。さあ、さらにそのカイザーを牽制に入るメタリックファイター、いつのまにかビリにゃんが下がったので、カイザーvsメタリックファイターチームの二対一の構えに。
　しかしカイザーはカイザー、二対一でも動じない。いやいったか、キングカイザーが仰向けにダウン！　ガッテンダーの顔面にパンチを入れつつ起き上がる。
　さあ、相手二人を目の前に、慎重に位置を整えたキングカイザー、これは！　綺麗に！　入った！　カイザーの巨体がばちんと宙を飛び、そのまま右脚がメタリックファイターに、左脚がガッテンダーにクリーンヒット！

　さあ、起き上がった二機ですが、ビリにゃんが介入。回転キックでメタリックファイターを、さらにカイザーが鉄拳でガッテンダーを殴りつけ、静止したガッテンダーが、ゆっくりと崩れた！
　倒れたメタリックファイターとガッテンダーを、ビリにゃんとキングカイザーがそれぞれフォール！
　そのままカウント3、この試合、ビリにゃんキッド＆キングカイザーチームの勝利となりました！

　このあとは記念撮影となります。