映画・テレビ

2016.11.26

この世界の片隅に:脆く儚く、終わることもない「普通」について(☆☆☆☆)

リンク: 11月12日(土)全国公開 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト.

 人間あんまりいい評判を聞くと、却ってヘソを曲げるものですが。
 twitterの(自分の)タイムラインで評判がいい、と言うことは、世間一般で必ずしももてはやされている、と言うことではないのだな、と。マイナスとマイナスを掛け合わせる理論で以て、見て参りました。こちらの作品。

 上記は、半ばはまあ冗談で。本当のところを言えば、今の気持ちの持ちようで見ると、厳しいんだろうな。辛いんだろうな。と思い、なかなか腰が上がらなかったのですが。全然違う用事でかかってきた電話に、何の気なしに「明日見に行くつもりなんで」と答えたことで。自力で自分を蹴飛ばして、ようやく見に行った次第でした。
 池袋ヒューマックス、午後の会。席はほぼほぼ満席、エレベーターが混み合って劇場に辿り着けない大盛況でした。

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2016.06.07

デッドプール、思うがままにデッドプール!(☆☆☆)

リンク: 映画『デッドプール』公式サイト.

 待望の、と言うよりは、素直に言ってまさかの映画化となったデッドプール!
 一見して最初に出てきた素直な感想は。もっと! もっと見たい! もっとやれもっと見せてくれ! でありました。いやもう最近、アメコミ映画も大作なり長時間なりが多かったもので、すっかり体がそちらに慣らされてしまって。ええもう最終決戦ですか、もうちょっとアレしてきましょうよ、と思ってしまう出来でありました。
 長いのが気にならない映画ってのはありますけど、終わってしまうのが短いと思える映画と言うのもなかなか珍しい、それが素直な感想であります。

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2016.04.30

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ:揺らぐ情念、揺るがぬ信念(☆☆☆)

リンク: シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|映画|マーベル|Marvel|.

 犠牲のない勝利は有りえない。だが、勝利のための犠牲は許されるのか?
 戦士なら、戦争なら、争いの当事者なら、覚悟を持てるだろう。矜恃も持てるだろう。だが、巨大な激突に踏みつぶされた人々は? 声なき声は届かないのか。正義を標榜する戦士達には。
 決して答えの出ない疑問、決して逃れられない矛盾。地上最強のアベンジャーズを、この最強の敵は真っ二つに引き裂いた。

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2016.03.26

バットマンvsスーパーマン:正義の夜明け未だ遠く(☆☆☆)

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 スーパーマンとゾッド将軍一派による、決戦と大破壊の日から2年弱。その日から、世界はスーパーマン以後となった。
 灰色の空を切り裂いて、スーパーマンは己の善意のもと、世界を、人々を救うため戦っていた。だが世界はスーパーマンに戸惑い、彼との距離を測りかねていた。崇める者、讃える者、非難する者。超越的な力を持った正義のヒーローは、未だにこの世界の一部となって溶け込めてはいなかった。

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2016.02.08

マーシャンゴーホーム!:『オデッセイ』/『火星の人』(☆☆☆☆)

リンク: 映画『オデッセイ』オフィシャルサイト.

火星の人

 最高の資質と最良の決断があったとしても、誰も望まぬ結果が起きることもある。
 マーク・ワトニーの身に起きたのは、まさにそのような出来事だった。宇宙飛行士であり、有人火星探査ミッションの一員だった彼は、火星にたったひとりで取り残されてしまったのだ。
 地球ははるか遠い彼方。通信手段はなし、食料は有限。次に人類が火星を訪れるのは、最短でも4年後。あらゆるデータが指し示すのは、必然としての孤独な死。
 しかしワトニーは恨まなかった。腐らなかった。己の状況にほろ苦い笑いをこぼしながら、自分の手札を数え、なにがゴールかを見定めて、絶望的な状況を少しずつ己の側へ引き寄せていく。その生き残るための苦闘は、やがて地球の人々の知るところとなっていく。
 火星での孤独な戦い、地球での幾多の尽力。すべてはたったひとりの火星人を、彼の家へと帰すため。一人と万人の運命は交わるのか、火星と地球の苦闘は実るのか。これはいずれありえるかも知れない、宇宙の漂流者の物語。

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2016.01.03

フォースの覚醒、悪の主人公なきあとの物語(☆☆☆☆)

リンク: スター・ウォーズ/フォースの覚醒|映画|スター・ウォーズ|STAR WARS|.

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 世間的には若干おくればせながらと言う気はしますが、見てきましたよスターウォーズ。
 とりあえずパンフレット買う派の人には、パンフレット読むのは映画本編見てからね、と言うことだけお断りしておきたいと思います。他の映画のパンフに比べても、広告(おもちゃとか)がずいぶん多いなーと言う気はしますが、でも制作陣の愛情はみでてるインタビューは一見の価値があると思います。わけてもキャリー・フィッシャー(念のために言いますとレイア姫の人)のコメントはそれはもう見るべきです。

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2015.09.20

過去をゼロへと、そして一歩を:アントマン(☆☆☆☆)

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 かつて、誰も知らないヒーローがいた。
 キャプテン・アメリカが海に消えたのち、トニー・スタークがアイアンマンとなる前。冷戦下の世界、誰にも知られず人々を守り続けた、ひとりのヒーローがいたのだ。
 彼の名はハンク・ピム、もうひとつの名はアントマン。
 人知れぬままに戦い続け、そして世界から身を引いてはや数十年。歴史の闇に消えたアントマンは、ふたたび、そして初めて人々の前に姿を現した。誰も知らない未来の危機から、何も知らない人々を守るため。
 だが、マスクの下にある顔はハンクではない。自在に縮小し、アリの大群を自由に操る、脅威のアントマンの力を託されたのは、出獄し娘のため更正を誓った、凄腕の泥棒・スコットだったのだ。
 ミッションが不可能なら前提を書き換えればいい。状況か困難なら状況を変えればいい。彼らは挑む、ただ家族のため、娘のため、そして自分の人生を取り戻すために。
 ハンク・ピムとスコット・ラング、世にも奇妙なヒーローの師弟となった、ふたりのアントマン。不可能を覆す小さな大作戦が、いま開幕する!

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2015.09.13

オールスターがリアライズ、俺たちピコピコバスターズ! 『ピクセル』(☆☆☆☆)

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リンク: 映画『ピクセル』 | ソニー・ピクチャーズ.

 平和というにはごたごた模様の昨日昨今のこの世界。頭痛多難の大統領を新たに悩ますその問題。
 米軍基地を襲った強敵、それは宇宙から来た攻撃。世界最強の米空軍を手もなくひねった-- なんてこった、あいつはギャラガだ!
 こうして宇宙から攻めてきたレトロゲームの敵キャラたちに、立ち向かうのは往年のゲームチャンピオンたち。長い、長すぎたポーズを経て、ふたたびゲームは始まった!
 ライフは三つ、ゲームオーバーはすべての終わり。コンティニューのない戦いに立ち向かう、アーケーダーズの運命やいかに!

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2015.06.30

地獄暴走大活劇!マッドマックス怒りのデスロード(☆☆☆)

リンク: 大ヒット上映中!映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』公式サイト.

 友達の中でも一番頭の悪い人と一緒に見に行こうとか、見るとIQが下がるとか、周囲で大絶賛のマッドマックス最新作。
 よくよく思い返すとマッドマックスシリーズは今まで見た事がないような気もするのですが、面白そうだし気にもなるし、会社の近所にはIMAXもあるし! と言うことで、来週アベンジャーズに切り替わってしまうまえに、と思い立ち。えいやと平日の仕事帰りに行ってまいりました。

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2015.02.09

カメでニンジャでカワバンガ!陽気で愉快なミュータントタートルズ(☆☆☆)

リンク: 映画『ミュータント・タートルズ』公式サイト.

 フッド軍団! 大都会ニューヨークを夜な夜な脅かす犯罪シンジケートに対し、人知れず立ち向かうヒーロー達がいた。悪のいるところ風の如く現れ、「家門」のエンブレムを残して颯爽と消えていく謎の存在。
 特ダネを求め、フッド軍団の足取りを追っていたテレビレポーターのエイプリルが、フッド軍団と彼らの対決を目にするのは、言わば来たるべき必然だった。
 そのときエイプリルが目の当たりにした、謎のヒーローの姿。
 彼らは異形だった。つまるところがカメだった。なおかつ彼らはニンジャであり、陽気な悪戯小僧たちだった。
 そして彼らはヒーローだった。仲間を、人々を守り、救うことに躊躇うことのない、誇り高きヒーローだったのだ。

 タートルズの存在を知ったシュレッダーとその軍団とが押し進める悪の大計画に、エイプリルやスプリンター師父達とともに立ち向かうタートルズ。ニューヨークを舞台に、タートルズの快進撃が始まった!

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