書籍・雑誌

2017.09.30

探偵道長、みやこを駆ける。妖曲羅生門(☆☆☆)

妖曲羅生門~御堂関白陰陽記~

 この世をば我が世とぞ思う望月の、と、誰しもが一度は憶えたあの人物が、この物語の主人公。
 千年の昔、時も所も平安京。娘を次々と天皇の后とし、位人臣栄華を極める御堂関白・藤原道長。が、いずれそうなる未来も、誰も知るよしもない。二十歳そこそこの有力貴族の末っ子だった頃の事。
 気の趣くまま興味の向くまま、あるときは京を騒がす怪事件に手を伸ばし、あるときは過去の-- そう、彼らの生きていた時代よりもさらに過去の-- 人々の事績について、その実際を探り訪ねる。
 気の合う兄の道綱に、馴染みの武家の源頼光、その配下の四天王達に、知恵袋格の安倍晴明。多くの仲間達と共に。物語と歴史、虚と実の入り交じるその真相を探し求めて、若き道長は溢れる才気を迸らせる……。

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2017.06.08

光のお父さんを、読んで眺めて考えたこと。(☆)

ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

 前にも一回書きました、人気ゲームブログのドラマ化作品・光のお父さん
 先日放送された最終回をちょっと遅れて録画で視聴して。これは原作も読まなくちゃ&お布施をしなきゃ、と思って書籍版を購入。一気に読んでしまいました。
 書籍版、電子版を買いましたが、間のコントロールのしかたが、ほんとにブログを読んでるような感じで、にやにやしながら読んでおりました。書籍版とドラマ版、それにもともとになったブログ版とも。たぶんちょっとずつ、あるいは大幅に違うんでしょうけども、僕はどちらも楽しませて頂きました。

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2017.06.06

5月の読書録(☆)

 さてさて。なんだかまただいぶん久しぶりな気もしますが、6月にはも入ったということで、先月5月の読書録であります。
 読書管理がブックフォワードに変わった関係で、ちょっと体裁も変わっていますが。と言うより、エクセルに吐き出したデータから体裁を整えるのがなかなか大変で、これで四苦八苦しておりました……。

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2017.05.23

ヒットマン3~5:終わりなき乱痴気の終わり(☆☆☆)

ヒットマン3

ヒットマン4

ヒットマン5

 きてれつパワーワード・犬溶接マンの大流行から、まさかの邦訳が(2巻まで)発行されて、はや数年。
 もはや完結は望めないか…… と思っていたら、いきなりヒットマンが帰ってきました! それもシリーズ完結となる5巻まで一挙刊行。全部買うとなんと…… なんと…… いいのですよそんな話は。いま量ったら3冊で2.5kgほどありました。なんとまあ。重いわけだ。
 それはともかく、ヒットマン、本邦にて堂々の完結です。

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2017.04.18

「キリスト教」の前のストレッチ:はじめて読む聖書(☆)

はじめて読む聖書 (新潮新書)

 美術鑑賞には聖書の知識が、まああったほうが面白い。と考えて。聖書そのものを読まずに、読んだみたいな気になれないかなどとバーナード嬢みたいなことを考えていたら、案の定けっこうな天罰が下りました。つまり、うっかり手を出したのが本書だったと言うわけです。
 まあほら。タイトルだけ見たら、いかにもこれから聖書を読む人向けのガイドブックみたいに見えるじゃないですか。インプレスいますぐわかるみたいな系列の本だと思ってうかつに開いたら、そういうのではありませんでした……。

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2017.02.04

11月から1月までの読書録(☆)

 ちょっと熱を出してしまい、大人しくしておりました。
 そんなことをしているうちにもう2月。そういえばここのところ、先月読んだ本をやってないな…… と思ってちょっと調べたら、半年以上やってないですねこれ。まあ普通の更新も順調に滞ってるわけで、こりゃあはかどるわけがないな。
 というわけで、三ヶ月分ほど、遡って掘ってみました。

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2016.05.19

目明かしミッシングリンク:八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤(☆☆☆)

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 二百年もの時を隔てて、彼女には二つの顔がある。
 ひとつは謎めいた美貌と謎めいた智恵を持ち捕り物をたびたび手助けする不可思議な美女おゆう。そして彼女のもうひとつ姿は、平成の東京で独り暮らしを営む、元OLの関口優佳。時を超える不思議な「家」を相続した彼女は、二つの時代を行き来して暮らしていたのだ。

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2016.05.16

4月の読書録(☆)

 連休があったとはいえ極めて今さら感がありますが、ええつまり完全に忘れていたわけなんですけども。一応先月、4月の読書録であります。

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2016.05.10

SFマニア、食い逃げ妖怪を呑む:桜戸町10秒戦争(☆)

桜戸町10秒戦争 第1話: 「檸檬(レモン)」 (がぁ書房SF)

 同人誌のkindle化! なるほどその手もありますか!
 というわけで、がぁさん先生新作SFコミック、「桜戸町10秒戦争」がkindleで公開されておりまして。まだ一話だけですけども、さっそく購入してまいりました。

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2016.02.08

マーシャンゴーホーム!:『オデッセイ』/『火星の人』(☆☆☆☆)

リンク: 映画『オデッセイ』オフィシャルサイト.

火星の人

 最高の資質と最良の決断があったとしても、誰も望まぬ結果が起きることもある。
 マーク・ワトニーの身に起きたのは、まさにそのような出来事だった。宇宙飛行士であり、有人火星探査ミッションの一員だった彼は、火星にたったひとりで取り残されてしまったのだ。
 地球ははるか遠い彼方。通信手段はなし、食料は有限。次に人類が火星を訪れるのは、最短でも4年後。あらゆるデータが指し示すのは、必然としての孤独な死。
 しかしワトニーは恨まなかった。腐らなかった。己の状況にほろ苦い笑いをこぼしながら、自分の手札を数え、なにがゴールかを見定めて、絶望的な状況を少しずつ己の側へ引き寄せていく。その生き残るための苦闘は、やがて地球の人々の知るところとなっていく。
 火星での孤独な戦い、地球での幾多の尽力。すべてはたったひとりの火星人を、彼の家へと帰すため。一人と万人の運命は交わるのか、火星と地球の苦闘は実るのか。これはいずれありえるかも知れない、宇宙の漂流者の物語。

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