2020年読書録(一部その他含む)
いまのいま気付いたんですが、ブクログってエクスポートできるんですね。
せっかくのタイミングなので、今年の読書録を取りまとめてみました。
一部ブルーレイなど混ざってますが、しめて91冊。8割方コミックではありますが、思ったよりありますね。それでは一気にどばっと。
いまのいま気付いたんですが、ブクログってエクスポートできるんですね。
せっかくのタイミングなので、今年の読書録を取りまとめてみました。
一部ブルーレイなど混ざってますが、しめて91冊。8割方コミックではありますが、思ったよりありますね。それでは一気にどばっと。
ロシアはウラル北部のその土地がディアトロフ峠と呼ばれているのは、イーゴリ・ディアトロフにちなんでいる。
冷戦さなかの1959年、日本で言えば東京オリンピックの開催が決定した年の2月。ディアトロフ率いる9人の学生登山チームが、ウラル山脈のオトルテン山を目指す最中、消息を絶ったのだ。
零下三十度を超す極寒の土地とはいえ、ディアトロフ達は全員が経験豊かな登山家で、土地にも慣れているはずだった。極寒の中、派遣された捜索隊がようやく見つけ出したのは、異常な状況で死を遂げた9人の姿だった。
彼らは唯一の安全地帯であるはずのテントを捨てていた。半数以上は凍死していたが、残る者には外傷の-- 頭蓋骨が骨折するような重い外傷の-- 後があった。ひとりの女性は舌を失っていた。ほとんどの者が裸足で、防寒具ところか半裸と言っていい者もいた。衣服はのちに発見されたが、高濃度の放射線で汚染されていた。
調べれば調べるほど謎が増えていくこの遭難、当局が幕引きを急いだこともあり未解決のまま残り、ディアトロフたち9人に起きた出来事は、いつしかロシアの都市伝説、《ディアトロフ峠事件》となっていった。未知の襲撃者、政府の陰謀、彼らは見てはいけないものを見てしまった、さらには宇宙人説に至るまで。
ディアトロフ峠事件から、およそ50年後。アメリカ人の映像監督である著者は、ウラル山脈はオトルテン山を目指していた。50年前、ディアトロフ達に一体何が起きたのか。伝説と定説に覆い隠された、ディアトロフ峠での出来事を、己の身で追体験するために。
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中国中世。百五十年近くの繁栄を誇る宋王朝。栄華と爛熟の果てにいつしか国は内から腐り、姦物が国を私物化し、上下に賄が横行する、悪逆の世と成り果てていた。
不正腐敗の世を怒り、正義と暴力の趣くまま世間を飛びだした、百八人の無頼の好漢たち。
星主・宋江のもと、梁山泊に覇を誇った彼らだったが、宴は長くは続かなかった。朝廷の招きに応じ、罪を許され帰順した彼らを待っていたのは、四方の敵との果てしない戦い、そして腐敗した政府からの非道だった。
最後の敵・方臘との全面戦争のすえ、義兄弟の三分の二までも失った彼らを最後に待っていたのは、宋江たち指導者の暗殺と言う結末。
その数を三分の一ほどにまで減じ、辛うじて生き残った者達にも、もはや戻るべき場所もなく。かつての梁山泊の好漢達は天下へ散り散りに消えてゆき。かくて、水滸伝の物語は終わりを告げた。
さあ、第二ラウンドをはじめよう。
かつての水軍頭領・阮小七が、因縁をふっかけた役人を殺したことをきっかけに、好漢達の運命は再び回り出す。戦に焼かれても、敗北に焼かれても。弱きを助け、悪しきを躊躇いなくブチ殺す、好漢の好漢たる由縁は、生きている限り変わりはしない。あるいは疑われあるいは義憤を振るい、次々と出奔していく好漢たち。
そして天下もすでに太平ではなかった。北の侵略者・金の侵略の前に、腐敗の夢もついに破れて。国土は侵略者と反逆者に溢れ、宋王朝は戦乱の世へと転がり落ちていく。
あるいは山塞に寄り仲間を集め、あるいは一軍を率いて侵略者に挑み。それぞれの場所で、それぞれの戦いを続ける三十有余の運命は、やがて一人の男のもとへとたぐり寄せられていく。
混江龍・李俊。湖を越え、長江を越えて、彼はいまや大海原の先に、己の運命を切り開いていた……。
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それは人類が宇宙までも版図を伸ばした未来の世界。その繁栄を支えるのは佛里学- 仏教理論を元に、高度に進化した科学技術体系。
その現代佛理学の成果、恒星間宇宙船として建造された寺院・法勝寺は、いままさに七人の僧侶兼宇宙飛行士を乗せ、人々の熱狂を追い風に宇宙へと旅立とうとしていた。
目標は39光年先の植民惑星・持双星、目的は百八十年に一度の大佛開帳。管長である厳真以下、佛理学僧の照海、尼僧エマニュエルら七人の僧侶が挑むのは、超光速航行を経ても、なお四十九日の日数を要する宇宙の旅。
立ち塞がる困難に、さらなる苦難が降りかかる。未知の襲撃者。隠された事情。仄めかされる真の使命。39光年の旅の果て、僧侶達が辿り着く決着とは……。
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この世をば我が世とぞ思う望月の、と、誰しもが一度は憶えたあの人物が、この物語の主人公。
千年の昔、時も所も平安京。娘を次々と天皇の后とし、位人臣栄華を極める御堂関白・藤原道長。が、いずれそうなる未来も、誰も知るよしもない。二十歳そこそこの有力貴族の末っ子だった頃の事。
気の趣くまま興味の向くまま、あるときは京を騒がす怪事件に手を伸ばし、あるときは過去の-- そう、彼らの生きていた時代よりもさらに過去の-- 人々の事績について、その実際を探り訪ねる。
気の合う兄の道綱に、馴染みの武家の源頼光、その配下の四天王達に、知恵袋格の安倍晴明。多くの仲間達と共に。物語と歴史、虚と実の入り交じるその真相を探し求めて、若き道長は溢れる才気を迸らせる……。
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前にも一回書きました、人気ゲームブログのドラマ化作品・光のお父さん。
先日放送された最終回をちょっと遅れて録画で視聴して。これは原作も読まなくちゃ&お布施をしなきゃ、と思って書籍版を購入。一気に読んでしまいました。
書籍版、電子版を買いましたが、間のコントロールのしかたが、ほんとにブログを読んでるような感じで、にやにやしながら読んでおりました。書籍版とドラマ版、それにもともとになったブログ版とも。たぶんちょっとずつ、あるいは大幅に違うんでしょうけども、僕はどちらも楽しませて頂きました。
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さてさて。なんだかまただいぶん久しぶりな気もしますが、6月にはも入ったということで、先月5月の読書録であります。
読書管理がブックフォワードに変わった関係で、ちょっと体裁も変わっていますが。と言うより、エクセルに吐き出したデータから体裁を整えるのがなかなか大変で、これで四苦八苦しておりました……。
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