PBM

2008.01.10

未着なり。(★)

 一部の皆さんがお待ちかねの例のアレですが、都下の自宅には本日時点で未着でございます。
 と言うわけで、ごく一部向けの通信でした。

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2007.05.13

仮面ライダーChangerS関係

リンク: CHANGEOVER!!.

 というわけで、右→にもリンクを乗せておきましたが、仮面ライダーChangerS! 参加者専用掲示板を用意しております。
 とはいえまあ、従来のゲッターロボ用掲示板をそのまま引き継いだだけではありますが。

 PBM関係の話は別ブログに書いていることもあり、こちらではあまりChangerS!の事に触れる事は少ないかと思いますが、掲示板のほうともども確認願えれば、と思いますー。
 平成昭和の仮面ライダーの設定を大胆に換骨奪胎したコミックPBM、現在参加者絶賛受付中…… まーだ大丈夫じゃないかなー、と思います。たぶん。

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2007.02.08

ありがとうゲッター!迎え撃てライダー!(☆☆☆☆)

 もう一昨日になってしまいますが、参加していたコミックPBM「撃!ゲッターロボG」の最終回が無事到着しました。
 リアクションが全編これ漫画になっていると云う、労力の無制限潜水艦作戦みたいな恐ろしいマンパワー具合の撃!ゲッターロボシリーズ。前作「撃!ゲッターロボ」も合わせ、これで一応のシリーズ終了となります。

 いやしかし毎回最終回テンションの看板に偽り無し。途中もうドキドキする展開のしどおしでした。もうなんていうか、冥王星ユゴスから飛来したミケーネ七大将軍が、ハスターに率いられた七柱の邪神だったとか云う展開になった時にはもうどうしたらいいんですか僕は。と。
 初登場の時は七大将軍、みんなピグトロンの格好で出て来たんですが、あとで考えるとランドルフ・カーターが纏った光波装甲(でしたっけ)だったんですね。芸が細かいなあホントに。

 さて、二作通じて展開したゲッターサーガはこれにて完結。
 この夏からは新シリーズが開幕。今度は完全新作で仮面ライダーものとのこと! 俺ゲッターにつづいては俺ライダーですよ。これはじっくり考えてネタを炒っていきたいですね。

 ……ちょっとリサーチのつもりで仮面ライダー電王のページを覗いたら、フリーエネルギーがチャクラを通じて体内に吸収! とか書いてあって思いっきりのけぞりました。そういえばカブトのページでも、タキオンがどうとかヒヒイロカネがどうとか書いてあったなあ。
 なんだかもうどんどんいけもっとやれと云う感じがする反面、ちょっとやそっとのイロモノでは本家を超えられないような気がしてきましたよ。気合入れていかなければ。

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2006.05.28

サプライズの応酬。(☆)

 長年続けている趣味のPBM。その最新作である「ブラッドオペラ」が、当月25日の最終リアクション発送を持って無事全期間終了。十ヶ月続いたゲームも、これで終了であります。

 毎回毎回、「これが最後のゲームかも」と思って参加するPBMですが、どうやら今回は次回作も行われる事が決定しているようで。枕を高くして寝られると言うものです。フフフ。
 まあ、最終回が終わったこの時期になると、周りで参加している人から「実は~だったんです」と言う打ち明け話をあれこれ聞くものなんですが。自分も打ち明け話というか、釈明しなくちゃいけない事実を山ほど抱えているわけなんですが。
 それにしても、昨日チャットで聞いた話はあまりに衝撃でした。まさかあの人とあの人が同一人物だったなんてなあ。ありえないわけだ。

 そんな感じで、サプライズの応酬もまた楽しい、そんな日々。
 いったんの休憩を挟んで、また新しい大ゲームの準備に取り掛かる事になりそうです。こういうこと言うから漆黒呼ばわりされるんですが。

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2006.04.01

NMLO、いよいよ始動!(☆☆☆☆☆☆)

 1999年、バットマンを襲う20世紀最後の悲劇- ゴッサムシティ、消滅。

 1999年、DCコミックス各誌で連載されたバットマンのストーリーアーク、"ノーマンズランド"。
 突然の直下型大地震によりゴッサムシティは壊滅。市民生活は崩壊し、救助の手もままならないどころか、街はアーカム収容所の崩壊によりスーパーヴィランが跋扈する無法地帯と化しました。
 さらに大統領レックス・ルーサーが下した判断は過酷なものでした。ゴッサムシティの再建を放棄するばかりか統治区域外宣言を出し、街そのものを封鎖…… 隔離してしまったのです。

 合衆国本土にあるにも関わらず、合衆国ではない土地。"ノーマンズランド"となったゴッサムシティを捨て、住人達は難民となって街を離れていく。もはや街は、犯罪者が気ままに割拠し戦争を繰り広げるゲーム板でした。逃げることもかなわない数少ない住人達が、それでも身を寄せ合って生き延びる道を探す中…… 誰も気付かないうち、街からは大事なものが失われていたのでした。

 バットマンはどこに行ってしまったのでしょう? ゴッサムシティを見守ってきた闇の騎士は?

 1999年のゴッサムシティ、そこで起こった、あるいは起きたであろう幾多の出来事。あなたの分身であるPC達は、ゴッサムシティに平和を取り戻そうとするわずかな市民達に選ばれ、小集団を率いるリーダーと言う立場になります。
 バットマンもスーパーマンも、JLAもここにはいません。いるのはジョーカーでありトゥーフェイスであり、もっと望ましくない色々な連中ばかりです。
 あなたの所属する小集団… 会社かも知れませんし、近所のコミュニティかも知れません。学校かも知れないでしょう… は、生き延びるためにあなたをリーダーに選びました。
 なぜあなたなのでしょう? もしかしたら、あなたは隠された能力をひた隠しに生きてきた、年若いヒーローの卵なのかも知れません。年老いて引退したかつての英雄なのかも知れません。こんなことがなければ正体が明らかになることもなかった、政府のエージェントなのかも知れません。ただ単に強固な意志を持った、ただの人間なのかも知れません… ブルース・ウェインその人が、そうであるように。

 あなたの正体が何にせよ、変わらない事が一つだけあります。あなたの判断、あなたの決断が、あなたの所属する集団の運命を決めていく、と言うことです。
 歴史通り、ノーマンズランドが解除され、ゴッサムシティが復興し始めるのは一年の後。その一年で、あなたとあなたのコミュニティはどうなっているのでしょう? 街の支配層に食い込む実力を奪い取るのでしょうか? 身近な人々を守り通し、ささやかな幸せを取り戻せるのでしょうか? それとも- お気をつけて。アーカムの住人達は、いつでも生贄を、そして仲間となりうる人間を求めているのです。

 次回更新では、システム的な面のお話が少しはできるかと思います。
 2006年8月の開始に向け鋭意努力しております。皆様、どうかお楽しみに。


 いやもちろんウソですけどね。

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2006.01.08

撃!ゲッターロボ終了記念新年会

 この冬、好評のうちに最終回を迎えました脅威のコミックPBM・「撃!ゲッターロボ」。
 マスター二人を交え、最終回記念の打ち上げとともに新年会を行ってきました。

 集合時間前に到着してしまったせいか、まだ人は誰もおらず。待っていた久我山マスターとあれこれ話をしているうちに、集合時間までにかなりの人数が集合。すっかり集合場所が熱気につつまれてプレ忘年会と化している中、電車が遅れて遅刻したR-志マスターが合流。総勢11名で池袋へ移動となりました。

 串焼きをつつきつつ、今回の苦労話やエピソード、各キャラクターのこぼれ話などをあれこれ伺う。
 既に次回作の構想も出来つつあるとのことで。開始時期は未定ですが、これは非常に楽しみになってきやがりましたよ。正式発表ではもちろんありませんが、聞いた限りでは今回の話のそのまま続きで、数年後の世界の話になってくるようです。参加希望の人ー。今がチャンスですよー。

 今作「撃!ゲッターロボ」のラストで、百鬼帝国は帝王ブライもろとも壊滅、恐竜帝国は帝王ゴールが討たれてマシーンランドは撤退(地リュウ一族は地上に潜伏しているようですが)。バードス島要塞基地は壊滅し、Dr.ヘル(みたいな人)は配下もとろも行方不明。一方で、NISAR設立のために動きも人類側では進んでいる模様。この状況を受けて、どんな展開となるのか。うううむ。楽しみであります。

 そうこうしているうちに早3時間。帰れるか帰れないかの瀬戸際の人が終電ダッシュで脱出し、残った7名はカラオケボックスへと移動します。
 ここでは話をすると言うよりも、替え歌やら各種アニメソングやらネタ歌やらの大空中戦。みかんのうたがあんなにソウルだとは知りませんでしたよ僕は。
 そうこうしているうちに、割とあっと言う間に(途中寝てましたが)始発の時間帯。既に半分くらいの人はダウンしている中、明け方の誰もいない街中にて、解散となりました。

 個人的には気になっていた話も色々聞けましたので満足でした。マスターの皆さんにとっていい気晴らしになっていることを祈るばかりでありまする。
 今はとにかくゆっくり休んで頂いて、次回作に向けて鋭気を養って頂きたく思っておりまする。

 ちなみに、辛うじて寝過ごす事もなく家まで帰りつく事はできました。
 そのあと夕方まで引っ繰り返って寝ていた訳ですが。徹夜はつらいですー。すー。

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2005.09.30

チャージ・ゲッターッ!

 リアクションが漫画になっているという、いろんな意味でムチャなPBM「檄!ゲッターロボ」。
 順調に回を重ね、いよいよ次回で最終回。マスターお二人も早くも続編に乗り気満々で、こりゃ嬉しい限りですな。

 毎回毎回、ムチャなくらい盛り上がって「続く!!」になる毎回最終回テンションなんですが、今回は本当に最終回だけあって、相当ものすごいことになっております。
 バードス島を包囲した百鬼帝国の大軍団!! 機械獣軍団とメカ百鬼衆、そしてゲッター軍団の大乱戦。Dr.ヘルと帝王ブライが直接対峙する中、全てを焦土に変える核ミサイルが牙を剥く。核の雨が降り注ぐまで、残された時間は後一時間… って、いくらなんでも煽り過ぎです。絶対嘘書いてるって思われてるだろうなあ。ほんとなのに。くそう。
 毎回二本立てなんですが、もう一本の方も最後の敵はドラゴノサウルスか真・ゲッターか!? と言う展開になっていてこれはもう。
 因みに、テキサスマックは馬に乗っているので「真vsネオ」版みたいですね。…て事は、棺桶ランチャー出てくるのか。そうか。

 締め切りまでゆとりがあるのも嬉しいところ。じっくり考えていきたいところです。

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2005.08.25

古くて新しいアップルシード。

リンク: バンダイネットワークスとM2、ブラウザで遊べるオンラインRPG「APPLESEED THE ONLINE」9月よりβテスト開始.

 準備ページはこちら。

 原作付きオンラインゲームは、もう始まる前から飽和状態と言えるほど出来上がりつつあるけれど、これはちょっと毛色が違う。M2が噛んでいるのです。

>  プレーヤーは各勢力の上層部に「上申」でき、その内容が妥当だと判断されれば、アクションに上申の内容が反映される。プレーヤーの行動が世界に大きな影響を与えることもあり、そのためストーリーが動的に変化していく。世界情勢は「ニュース」や「マガジン」として定期的に知らされるほか、公式サイトでゲーム世界の出来事を元にしたショートストーリーが展開され、そこにプレーヤーキャラクタが登場することもあるという。

 基本的には電子処理のゲームだけど、この通り文章リアが出る可能性も示唆されています。むむむ。むむむむむむ。βテストの、オンラインゲームとしては異常に少ない募集人数も、それを物語っているようです。
 PBMと言う具を、インターネットと言う皿に盛り付けなおす行為は今まで色々なレベルで行われてきたけれど、その「古くて新しい」課題に結構本気で取り組んでいる気配があります。

 これが成功してほしいなあ。
 そして何年かしてから、「あのときの題材が『アップルシード』だったのは、実に象徴的だった」と言えるようになってほしいなあ。

 参加するかもしれませんよ。内容によっては。

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2005.06.14

激!ゲッターロボ 初回リア到着

『これは… 歌? 人間の歌か…

 …いい歌じゃないか… こんなものが作れるのに、どうして我らは戦いを捨てられるように進化できんかったのじゃろう…』

『君も大した人気者ですねぇ。バードスにキング財団、さらにEPICの発信機や盗聴器をこんなにお持ちとは… それとも、知った上であえてアクセサリーにでもしていたので?』
『もらった以上は一つの絆だと思ってる…』

 同人コミックPBM(マジ)『激!ゲッターロボ』の第一回を頂戴する。
 うおーっ、すーぅげぇー!? と言うのが第一声。RAが漫画になってると言うのもなんか羽目外しすぎてて凄いですけど、ターン数が短いせいか、ネタの出し惜しみをしているとは到底思えない分熱い展開が素敵。
 なんかもう、二回目にして既に最終回のような盛り上がりようです。今後どうなっちゃうのか心配になってくるくらいに。

 因みに支援掲示板はこちらにあり申す。
 CHANGEOVER!!!
 参加者の方は一つこちらもどうぞ的展開。
 

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2005.04.29

PC履歴(遊演体編)

N91『那由他の果てに』

 神奈川県波津野市、波津野ニュータウン。閑静な新興住宅地はしかし、多次元世界の交差点となる特異点だった!
 次々と開く異世界との扉、陸続する時空罹災。そして迫り来る時空嵐。独自に「時空救助隊」を立ち上げた市役所を中心に、市民とご近所さん達が世界を守るため立ち上がる!

南船北馬(みなふね・ほくば)

 丁寧な口調で喧嘩の弱い郵便屋さん。でもバイクに乗ると人格が少し変わり気味。19世紀の地球にそっくりな異世界・XEUS世界で、世界を支配する宇宙人と戦った。

 石井先輩に誘われ、PBMに初参加した際の記念すべき初PC。「名前はインパクトがあって覚えやすいほうがいい」と言う観点から、以後えんえんと続く駄洒落ネーミングシリーズの第一号となった。
 同じ選択肢の人達が運営する交流誌に参加したおかげで、キャラクターのサイドストーリーを追いかけ続ける楽しみを覚え、以後これが病みつきになることに。このときはそのまま南船北馬で、「あっちこっちに行く人」と言う意味から。

 この時期は、石井先輩が月刊で刊行していた「猿新聞」の発行手伝い(主に封筒詰め)で、たびたびご自宅にお邪魔していました。いつかああいうものを自分でも作りたい、と言う願望はつのったものの、まがりなりにも実現したのは実に六年も経ってから。

N93『夜桜忍法帖』

 赤い流星が空を覆う時、忍者が夜を跳梁する! 枯葉忍軍、叫一族。シュヴァルリィ、第二警察、歯車党、光の風忍者倶楽部、そしてHORRORS、卍宗。
 世界の覇権を競う八大忍軍の闇の戦いは、やがて壮絶な種族同士の戦争へと発展していく。生き残れるか忍者。そして生き残れるか人類。

論依荘子(ろんより・しょうこ)

 無口な大女の歯車党員。物語中盤で小型潜水艇『闇鮫』を開発、その他もろもろの功績で中忍にあたる助手に昇進する。
 
 ネットゲームは小説なので、登場人物は「名前」と「台詞」とでほとんど表現される。では名前はともかく、台詞を否定した=無口なPCだとどういう風に描写されるのだろう? と言う観点から作ってみたPC。結果的にはマスターが描写しづらいPCになっていたような。
 最終的には無口がネタになっていたりしたので、それはそれで成功。
 石井先輩のPC、科野貢子女史とは姉妹と言う設定で、そのせいで名前はそれぞれ子貢(孔子の弟子)と荘子に由来している。「論より証拠」と「荘子」の両方にひっかけて、多弁を嫌う性格と言うことで。

Sネット(1994)『蓬莱学園の休日!』

 生徒数10万! 絶海の孤島に浮かぶ超巨大学園・蓬莱学園。
 90年動乱や六・四内戦の危機を乗り越えたこの学園で、今日も「終わらない青春」を謳歌し続ける生徒達の物語。

清進潔斎(しょうの・しんげっさい)

 お掃除大好き高校生。ネーミングは相当苦しかったのを今でも覚えている。大体、正しくは「精」進潔斎であることではあるし。
 お掃除同好会のメンバーだが、本編ではほとんど搭乗せず、主にプラスチックモデル研究会(通称プラ研)を舞台としたプライベートリアクション誌ナッツネットで拾ってもらっていた。

 とにかくこのナッツネットが凄かった。毎月百数十ページと言うものすごい枚数を叩き出すプライベートリアクション(参加プレイヤーがPCを使って小説を書く、いわば二次創作)集で、PBMにおけるプレイヤーの熱意というものがどれほど物凄い物かと圧倒されっぱなし。
 中には本当にマスターになってしまった人もいるほどで。
 PBMって言うのはゲーム本編がアレでも、プレイヤーの熱意次第でいくらでも楽しめるものなんだなあと思った作品でありました。

N95『鋼鉄の虹』

 1937年!
 ナチスドイツの支援を受け、中欧の小国ケルンテンの北部諸州は、グリューネラントを名乗り独立を宣言した。内戦状態に陥るケルンテン、両軍が繰り出すのは有り得ざる人間型の兵器イェーガー、そして祖形たるウービルト。
 激しい内戦の最中、神話と融合し取り込まれていく国土。母神エルダと父神オーディンの狭間、暗躍する炎の男ローゲ。血と硝煙の童話、伝奇じみたこの戦記は、二つの祖国を何処へと連れて向かうのか。

大丈夫(だい・じょうぶ)

 いずれも「戦場の次に危険な町」こと、港町マインファルケンで活躍。中欧の国家なのにPCが日本人なのは… えー、あの。今は反省しております。
 大丈夫は身長2mを越える大男の消防士。保母さんをほのかな目当てに、マインファルケン孤児院に入り浸っているが、その保母さんが結婚したのをきっかけに結構人生で挫折して終わっていた。一時期は「類先生に振られた大丈夫」まででフルネームと看做されていた時期もあったほどに。
 街中では常になにがしかのトラブルがおきていたので、パッシブに出番にありつくことが多かった。名前の由来は… 言うまでもありませんな。大きくて丈夫で大丈夫で口癖も「大丈夫」。当時魔神Vとかも流行ってました。

暗中飛躍(くらなか・ひやく)

 初めて追加PCとして投入した第二のPC。マインファルケン市警の悪徳女刑事。生き別れた実の父親が、市警と微妙に対立する国家警察で陣頭指揮を執る警部だったり、小さい頃に一緒に過ごしたお姉さんが有名な反戦歌手になっていたりと、色々ドラマティックなネタを仕込んで活動した。ティックときたか。
 同僚の刑事をたらしこんだあげく最終回で結婚式を挙げたが、実際のところそのきっかけは「たらしこむアクションかけたらきっと吃驚するだろうな」と言う、あー、なんだ。お茶目な動機だったわけで。今に至るも、一部の人から「腹黒い」と言われ続ける根拠となっている。

 あちこちの勢力にわたりをつけたり情報を売ったりしていた小悪党な描写が、実は結構お気に入り。名前はもちろん暗中飛躍から。

N96『こうもり城へようこそ!』

 ペンシルヴァニア州シスタージョウン、ここは本物の怪奇に会える街。世界で唯一、本物の怪物が住み本物の超常現象が起こるこの街は、今日も危機寸前でいっぱいいっぱい。ゾンビとキョンシーが抗争し、タコゲル星人やロボットが徘徊し、吸血鬼よりもヤバい警官達が闊歩する。窓に、窓に、今日は怪獣昨日は隕石、銃撃戦もお好み次第。異常が普通なこの街の、人々そして人外達の毎日とは…。

ラッカ・ローゼキ

 人狼なのだが、自分のことを「どこにでもいるごく普通のしゃべる犬」と看做している人。カタカナになったあたりが多少反省しているような気がしなくもない。
 アメコミヒーローの抗争するゲインタウンで、当初は善人側のミュータントナイツに、後半からは悪役側のフォクシーズに寝返り、エリート部隊ダークブレイズセブンと(正確にはその中の人狼の人と)行動を共にした。もうちょっとアメコミな空気を煮込めば楽しかったのに… とちょっと燃焼不足気味。こうもり城はどこもそうだったが、一緒のエリアに居た人達がとにかく濃くて面白かった。
 取り散らかった様と言うことで「落花狼藉」からそのまま。狼の籍みたいに読めるので人狼の名前にはもってこいじゃないかと思って。

リテラリー・ツール

 市役所が管理運用している観光アンドロイド、アダリーの研究をしている科学者の下に訪れた押し掛け助手(の実はロボット)。髪の毛が緑色のR・田中一郎と言う、今となっては元ネタ詰め込みすぎと受け取られそうな外見をしていた(ちなみにこうもり城の開催は1996年)。
 最終回に「まあ最終回だし」とものすごい裏設定(実は20年後の未来からやってきたアンドロイドであり、科学者が居住しているマンションオーナー夫婦の娘がモデルで云々)を冗談のつもりで書いたら、全面的に採用されたあげく「本物の娘」がタイムマシンで20年後からやってきてしまった。ここまで滅茶苦茶をやったのも最初で最後なら、それが採用されてしまったのも空前絶後。以後は反省して控えております。
 リテラリー・ツールとは「商売道具」と言う意味。

N97『勇者110番!』

 剣と魔法の世界フィア=メルトはいま、魔族の進行の前に滅亡の危機に瀕していた。若き王はこの苦難を乗り切るべく、古の秘術で異世界の勇者を召喚する。
 やがて門は開き、勇者が現れた… 呼びも呼んだり二万人!

 住民も建物も、まるごと引っこ抜かれて異世界に召喚された十万都市・桜崎市。勇者になった人もならなかった人も、元の世界に戻るためには魔王を倒すに他はない。出だしから調子の外れたヒロイックファタジーがはじまった!
 
天手古舞(てんて・こまい)

 二万人って書いたばかりですが一万人だったかも。それはともかく、色々な意味でターニングポイントとなったゲームでした。自分自身の環境が大きく変わった(就職したりネット環境ができたり本格的にPCを使うようになったり)のが一つ。六年越しの野望を実行すべく月刊交流紙「波頭郵政通信」を発行したことが一つ。苦労もしましたがこのときに既知となった人は多く、今でも知遇を得たり、お世話になったり、チャットしたりしております。
 さびれた漁村であるセラス村と、海を挟んで向こうにある、魔物が住むと言う悪夢の島を巡るシナリオに参加していましたが、この「セラス村」こそが今まで参加したネットゲームの中で永遠に朽ちる事がないであろうベストでした。

 村に財宝がある… と言う噂は、勇者に村を守って欲しいがために、村長が流したデマだった。勇者達の過失(打ち倒した魔族の死体を食料在庫にした事)で、守るべき村人はゾンビの集団と化してしまい、自分たちの手で全滅させる事を余儀なくされる。
 そして「勇者が発狂し村を絶滅させた」と言う布告が流れ、勇者による討伐隊がやってくる。一方で、悪夢の島に渡った勇者達は、そこで魔王の圧力によって戦いに駆り出され、絶滅寸前に陥った魔族ダークフロランス達と出会う。
 同士討ちの犠牲を出しながら討伐隊を退け、悪夢の島に眠ると言う究極の生物兵器を探す勇者達、一方で魔王の側近である上級魔族・魔将グレモリーも、彼女に組し付き従う勇者達と共に島に訪れて… と言う。こうして書いているとどんどん読んでいる人をおいてけぼりにしていしまいそうな。そんな熱い話でした。だって一ヶ月にバージョン違いのリアが13本発行されたこともあるんですよ先生。信じられますか?

 天手古舞の人はセラス村にやってきた勇者の一人。こうもり城では人間ではないPCがいくらでも作れたので、普通の人を作るのに苦労したあげく、「小さいドラゴンに乗って空飛んでく郵便屋さんとかってメルヘンっぽいなあ」と、一番最初のPCのコンセプトである郵便屋さんを受け継いで誕生。空を飛べる、と言う特性は、偵察に通信に輸送に、と非常に重宝したが、直接戦闘することがないのでレベルの上がりは仲間内でも異様なくらい遅かった。

 PC作成時、外見特徴を98種類の中から三つ選べると言う状況下で、リストの98番目にあった「おでこ」をなんとなく選んだところ、周囲から矢の様な突っ込みが絶えず打ち込まれ続け、しまいにはそれが「おでこの人」と言う、あー、名誉とはあんまり言いがたい称号として結実していくことになる。名前はもちろん「てんてこ舞い」。のちの友人から聞いたところでは、当初「こんなバカな名前で登録してるのがいる」とかなり笑われていたらしい。いえーい。

普賢実行(ふげん・さねゆき)

 山梨県警(桜崎市は山梨県。PCの中は山梨県知事の人も居た)の警官で、勇者の力に目覚めた他の警察官達と「勇者特捜課」なるチームを組む。無口で突撃型で格闘タイプの性格で、チームの中で突破口を開くタイプのはずだったのだが、戦闘することはあんまりなかった。
 セラス村に討伐隊が派遣された際に、討伐隊の中に「捜査員」として参加。他のPCと連絡を取り合い、全面対決を回避させるべくあれこれやりました。その後はセラスの勇者と合流して殴ったり殴ったり蹴ったり。
 「普通にかっこいい男性キャラ」を作ろうと思い、挑戦してみたPC。それなりにかつ地味に活躍していた。論依荘子で反省したはずなのに、これまた口数の少ないPC。名前は「不言実行」から。

芙蓉条(ふよう・じょう)

 桜崎市内で「フーゾック」なるギャグ系悪人集団に所属していたPC。一応スキル上は医者だった(「医者の不養生」と言う冗談のつもりだった)のだが、医者らしいと言うかまともなことは何一つやっていなかった。
 他の二人がとてもとても真剣だっただけに、15分くらいで下書きもしないでアクションを書き上げるのは、とても楽しくかつ楽だった。一発ギャグを楽んでいたが、後半になり話の展開が真面目になるにつれて勢いを失ってしまった。それじゃダメだろ。

N98『星空までは何マイル?』

 近未来、人類は宇宙へと雄飛していた。政府に変わる新たな社会組織フェデレーションを基盤に、エングラム能力に目覚めた人々は、はるか海王星を望み、他の惑星系を視野に入れるほどになっていた。
 だが輝かしいはずの未来に影指すいくつもの事件そして事故。一つの糸に結びつくそれが導く結論は、太陽が超新星化しつつあると言う遥かな脅威の存在だった!

ユーゴー・ウィゴー

 遊演体としては最後の作品となった、『星空までは何マイル?』。ゲーム期間が半年だったり、当時はまだ普及期だったネットを大胆にゲームに取り入れたり、そもそも世界がSFであり宇宙でありハミルトンでありバロウズであり子供の頃は空を飛べたりしたのだが、いかんせん世界観についていくことが出来ず、自分としてはあまり楽しめなかった作品になってしまった。その一方で最高傑作と讃える人もまた多く、人を選ぶゲームだったようである。

 ユーゴーは宇宙救助隊の隊員。宇宙救助隊、と言う組織はオフィシャルには存在せず、PCの有志で立ち上げた組織。言いだしっぺにも関らずあんまり熱中できなかったのは心苦しく思っております。
 ユーゴー自身は短期と言うか、裏表のなさ過ぎる性格… 思ったことをぼろぼろ言っちゃう性格… の救助隊員。一言で言うとバカなんですが、考え出すとなかなか複雑な性格をしていたように思います。

ラッカ・ローゼキ

 きっかけはある方のページでキリ番を踏んだ事。その方からイラストを頂けることになり、「次のネットゲームで僕が使うキャラの絵を描いて下さい」と言う無茶な頼みをした… どこがムチャかと言うと、「どういうPCを作るのか」とか、そういう予備情報一切合財全く抜きで依頼して、「頂いたイラスト通りのPCを必ずやります」と言う、我ながら根拠のない約束までつけて… ところ、頂いたイラスト。
 そのイラストを元に知人友人に「この人はどういうキャラクターだろうか」と意見を募り、適当に自分の好みで(…)取捨選択したのちに誕生したと言う、ライブ感あふるると言うか、ある意味ものすごく滅茶苦茶なPC。名前だけは制限時間までに決まらなかった(確か)ので、前に使った名前をそのまま流用した。

 地球育ちで異様な怪力を持つメカニック。父親のつてで救助隊のメンバーとなり、ユーゴーらと行動を共にする。妙な設定がいっぱいある面白いキャラクターだったのだが、上記のような事由で、作中ほとんどまともに動くことはなかった。

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